A STYLIST JOURNAL
池田尚輝
スタイリスト
ハッスルにて坂井達志に師事。'05年渡米。帰国後現在はファッションを中心として様々なフィールドで活動。
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Arrabia "Ruska"
2011.05.23
北欧アンティーク陶器に手を付け始めた。Finland,Arrabiaのヴィンテ-ジ"RUSKA"シ
リーズのマグ&ソーサーである。陶器なので、釉薬や焼き上がりによって一点一点表情が
微妙に違って、茶色が濃いめもあれば、薄くて斑めの表情がもっとはっきり出たものまで
ある。どことなく民藝的な風情を讃えているという形容が多く、言われてみれば確かに。
しかしそんな分類を気にする前に、何か目を釘付けにする魅力があったのです。
そんなわけで現物で魅せられた、表参道ヒルズの北欧デザインハウスにて購入。
ウラ・プロコッペという女性のデザインで、皿やシュガーポットなど同じ質感で様々な製
品が存在し60's-90'sまで長きに亘り生産されていたロングヒットシリーズ。
このマグはフルに入れると250cc程度入るので、コーヒーをたっぷりと飲めるのが大きな
魅力である。ヨーロッパものは品の良すぎる感じがあって、日常に欲しいこの容量がいま
いち合わない事がしばしば。
50's-60s期の北欧(実はアメリカも)の陶器に惹かれる習性のようで、立て続けに
Sweden、Rorstrandのフラワーヴェイスもいってしまった(デザイナーは残念ながら不
明。わかる方教えてください)陶器で高さのあるヴェイスは現行でもなかなか数が多くな
く、Heathと迷っていたがこちらに一旦落ち着いた。
ちょっと前に作成したアクリル挟み込みの額縁があるが、縦位置の物が少ない我が家で
の、なじませ役としても、このヴェイスが多いに効果を発揮する予定。中軽井沢のハルニ
レテラスの北欧雑貨の店で購入。こういう雰囲気の作品をつくるデザイナー達は当時、東
洋の焼き物に影響されたのだろうか?
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