Tune of the day
2013.06.21
秋冬の準備もだいたい出来たし、14SSの事を考えなくてはいけない時期。
時代の趨勢、価値観の変化、10年前とはがらりと違う。
先日面白い記事を見つけた。
高所得者と低所得者両面の行動心理に詳しい経営コンサルタントで『年収1億を稼ぐ人、年収300万円で終わる人』などの著者・午堂登紀雄氏は、
「ただ運が悪いからだけが理由ではありません。低所得者には彼ら特有のダメに陥るマインドがあり、それも大きく関係しています」と語る。
「仕事ができる、できないだけではありません。低所得の原因にプライベートは関係ないように見えますが、
それは大間違い。人間関係、服装、食生活に至る日常まで少なからず影響してくるもの。
それは誰の目から見ても明らかで、稼いでいる人ほど、買い物も料理もうまく、結婚も早かったりするのです」
高所得者と引き合いに出されるとツライが、たしかに逆に考えると、私生活がしっかりしている人に低所得者はいない気がする。
「稼ぎだけではなく、出費ひとつ取ってもわかりやすく出ますね。
低所得の人ほど自己満足のために使い、すぐ自分のご褒美としてモノを買ってしまう。
趣味にしても、たとえばゲームのように自分1人で遊べる自己完結型のものが多かったりします」
一方、高所得者は自己投資にお金を使う。
「余暇を完全にオフ状態にするのではなく、いろんな場所に出かけてコミュニケーションを取ったり、
趣味もそれを通じて人脈が広がるものが多い」という。
僕は、洋服はコミュニケーションツールの一つだと思っている。ヘルシーなコミュニケーションを計る一つの道具としての洋服。同じスキルを持っていて、性格も真面目、ストリートの服装で面接にくるA君、小洒落たトラッドスタイルで来るB君。どちらが良いという問題ではなく、クライアントがストリートスタイルの会社ならばA君を選び、トラッドスタイルの会社ならばB君を選ぶだろう。また会社に新しい風を入れる為にあえての逆採用も考えられる。
見た目で判断される事を嫌い、常にプレーンな服装でいるC君。デニムに白いシャツで、清潔感もあるし文句を言われる事は無いだろうというのが彼の持論。しかし超シンプルな服装にはごまかしきれない難題が隠れている。
デニムの色、シャツやデニムのサイズ感、髪型、合わせる小物、実はこれほどセンスが丸裸になるスタイルは無いのではないかなと思う。あまり考えないでこのスタイルを採用すると悲惨な結果がまっている。
つまり洋服は人の印象を操れる側面も持っているという事。大好きな洋服をあまり打算的な視線で見たくはないが、これで飯を食っているのであらゆる側面から見てしまう。
洋服は外に着ていく為の物、外に出ると何かしらのコミュニケーションが発生する。
もっと言ってしまうと、様々な場所に外出する為に洋服を買うと言ってもよい。
人生を豊にするとても大事な道具を作っているのだと思うと、この道をずっと歩いてきて本当に良かったと思う。