ジャニーズＪｒの追っかけと同じ感覚？ - 衣.食.旅（小林二郎）

最近、高校野球地区予選のニュースをチラホラ見かけるようになり、そんな季節かと感じつつふと少し前の出来事を思いだした。
第56回全日本大学野球選手権大会の真っただ中。おばさま３人組がパンフレットを片手にお茶をしていました。あーきっとハンカチ王子の追っかけか、自分 の息子の応援かと思っていると、こんな会話が。
『○○君2年生なのにすごいよねぇ』
『でも左は苦手みたいね』
『しょうがないじゃない、あの子の出身校辺りじゃなかなか左なんかいないから、経験が少ないのよね。』
ん？あまり野球に詳しくない僕なりに解釈すると。
どうやら贔屓の選手は高校時代左投手との対戦経験が少ないらしく、苦手としているらしい。
このおばさま方の話はそのまま甲子園になり、さらに地区大会へと、自分の息子や母校の話をするわけでもなく、あの子の出身はどこだの、今年の○○校は強 いらしいとか。
最初の認識を反省してしまった。この方々はにわかファンなんかではなく高校野球から選手をチェックし成長過程を楽しむ、究極のアマチュア野球ファンだったのです。
そろそろ夏の地区大会もおおづめにさしかかってきた今、彼女達はどこかで観戦し、自分だけの新しい王子を発見できたのでしょうか？

ブームの影には本物のファンもいるので、いろんなブームや王子にも眉をひそめず静観します。
いろいろなものが根付きにくい国なので。