衣.食.旅
小林二郎
メイド イン ワールド ディレクター
1971年生まれ、東京都出身、A型、乙女座。MADE IN WORLDのディレクター(何でも屋?)。衣、食、旅、日常を綴っていきます。www.madeinworld.co.jp
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OAXACA
2009.01.23
自己満足のメキシコ紀行もひとまずこれで最後にします。
OAXACA メキシコの中で最もインディオ率が高い州でありながら、最近は観光地としてアメリカなどから訪れる人の多い街です。
目の覚めるような色使い、青い空にサボテン、なんだか勝手にイメージしていたメキシコがここにはあります。CTYでは殆ど見る事のなかったオシャレなCAFEもコーヒーの産地ということもあってかそこら中にあるは、雑貨や伝統工芸の刺繍をアレンジした洋服屋などもあって、ファッション関係の女性にはたまらない街ではないでしょうか。
一見穏やかな街ですが、貧富の差は激しく、薄給を理由に2年前には教職員組合と治安部隊との衝突で渡航自粛になったり、街の様々なところに「外国人は帰れ」といった趣の落書きがあるそうです。(読めませんが....)
また乾季には全く雨が降らないので水不足が深刻でこの時期は町には水を積んだタンクローリーがまわりに水を供給しています。この水は非常に悪く当然飲料水にできるしろものではなく、ホテルでは歯を磨く時ですら水道水を使わないでくれとの注意書きまであるくらいです。殆どの人はきれいな水を買う余裕がある訳でもなく、この水を湧かし、生活用水として利用しているのです。
街での食事は、レストランか食あたり覚悟の屋台のようなものと2分しているので、CITYで食べたようなTACOSスタンドはほとんどありません。
宿泊はちょっとだけ贅沢して素敵なBBに。(それでも1泊$76)
ここのBBは併設のレストランのディスプレー、客室の調度品などあらゆる所に気を配るセンス素晴らしいです。
私の一押しは、毎朝違うテーブルセッティングで出されるフルブレックファースト
唯一の欠点は他の宿泊客との毎朝のコミニュケーションがちと辛い.....
朝食の時、みんな旅好きの夫婦のせいか、去年はどこ旅行に行ったとか、どこそこは最高だの、友人は自転車で旅してるとか、来年の計画は?なんて会話が尽きない。
そんな会話でコロラドから来た老夫婦は、「私達が旅ばかりしていたら、祖母が『ここには何でもあるのになんでいっぱいお金をかけて出かけるんだい?』と言って結局最後まで旅に出る事はなかったのよ......」
全員である意味それも幸せなのかもと話し、それぞれの旅に対する考え自問自答していました。
notes of a journey
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