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小林二郎メイド イン ワールド ディレクター1971年生まれ、東京都出身、A型、乙女座。MADE IN WORLDのディレクター(何でも屋?)。衣、食、旅、日常を綴っていきます。www.madeinworld.co.jp

衣.食.旅

小林二郎
メイド イン ワールド ディレクター

1971年生まれ、東京都出身、A型、乙女座。MADE IN WORLDのディレクター(何でも屋?)。衣、食、旅、日常を綴っていきます。www.madeinworld.co.jp

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ANNIVERSARY

2013.01.16

このブログを初めてこの記事が1000件目の節目になりますので、25周年を迎えるMADE IN WORLDと私の回顧録のようなエントリーにしてみました。


高校3年の秋(24年前)、Ralph LaurenのワンポイントCAPが欲しくてファイヤー通りの2階にあるMADE IN WORLDに初めて訪れた。

WORLDS END の服、Hilditch & KeyやHackettのシャツにRalph LaurenやGAP等が混在した店内。
アメカジ全盛期で同世代の誰もがアメリカ映画に影響され男らしいアメリカンカジュアルに袖を通す時代の高校生には凄く新鮮で刺激的なお店だった。

いつしか閉店間際のお店には兄や先輩達が溜り、免許を取りたての私も、諸先輩方の運転手のごとく、一緒に遊んでもらう様に。
その後は大学に通いながら(殆ど行ってませんが)毎日のようにバイト終わりに顔を出し、時にはSALEや展示会の手伝いしたりと青春の殆どの時間を過ごし、ファッションや音楽、夜遊びなどありとあらゆる事を先輩達から教わった。

そして自分がこの仕事を決意したのは、アメリカ出張の運転手兼 荷物持ちとして同行させてもらった事が大きく影響している。

憧れのバイヤーのイメージは語学堪能、お洒落なホテルに泊まり、様々な交渉ごとの末商品を選択する等ではないでしょうか。
もちろんそういったバイヤーさんもいらっしゃいます、展示会ベースやショールームを回るバイイングとアメリカ等で平行輸入や古着、ビンテージを扱うバイイングでは行動が大きく異なります。
実際のアメリカ出張は時間との戦い、大量の荷物の積み降ろし、トイレの時間もままならないハードスケジュール。いくら移動しても変わらぬ景色、同じような商品をかき分け宝探しのような作業。夜はひたすら検品とたたみ、、、、、
同行中は洒落た部分等殆ど感じられないまま。

しかし帰国してみると、アメリカでは普通に見えた商品群が、過酷な条件下の中で選抜され東京のお店に並んだ時にグッと変える表情に鮮烈を覚えた。
自分もできる事ならこれを生業にしたいと思ったきっかけです。

そして大学卒業を半年前に控え改めてスタッフとして働くようになったのが20年前の夏の事です。

それから様々なバイイングをしてきましたが20年が過ぎ原点回帰のように再びアメリカの田舎町の奥深くまで潜り込んで、体力勝負の仕事をできている事に喜びを感じます。


今年で25周年を迎えるMADE IN WORLD では様な企画でお客様に楽しんで頂ければと考えております。
第一弾は日頃お店に足を運べないお客様にONLINE STORE でCAMPAIGNです。
online-CAMPAIGN.jpg

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