JAILBIRD PANTS。 - クリちゃんがイクッ。（栗原道彦）

今日は多少のウンチクを織り交ぜた商品の紹介を。


＜LAPD JAILBIRD PANTS W32 X L32, ￥39,900 ＞
60年代頃の囚人用デニムパンツです。
皆さんご存知だとは思いますが、LAPDとは"Los Angeles Police Department"の略でロサンゼルス警察の意。
ココで不思議なのが、なぜ囚人用のパンツなのに警察のステンシルが入っているかという事。
調べてみた結果、アメリカには「JAIL」と「PRISON」、２種類の刑務所があるようです。
アメリカ連邦政府が管轄する刑務所が「PRISON」で、「JAIL」は郡政府、郡警察などが管轄する、軽犯罪者や裁判中の被告などを収容する、拘置所と刑務所を合わせたような施設だそうです。
なのでこのパンツはロサンゼルス警察が管轄するジェイルで使用されていたモノという事に。
ちなみに昔どこかで聞いた話によると、こういった囚人用のウェアをアメリカ国内で着用することは法律で禁止されているそうです。
まあ確かにコレを履いているヤツが街を歩いていたら、一般市民に脱獄犯と間違えられてもおかしくないですからね。（見るからに古そうなヴィンテージなら基本的に大丈夫だと思いますが。）


コチラは商品ではなく僕の私物ですが、LBPD（恐らくロングビーチ警察）のモノで、刑務所内の農場で使用されていた作業着のようです。
こういった囚人用のウェア、昔はあまり人気もなく相場も低めだったんですが、F&E誌の影響かここ１、２年くらいの間に一気に人気が沸騰。囚人服という元々の性質上、なかなかマーケットに放出されない希少品という事もあり、価格もかなり高騰してしまいました...

こういった不良なアイテムに心を惹かれてしまうのは、やはり「男の性」というモノなんですかね？