adidas PROMODEL GOLD LABEL "UTAH JAZZ(?)" - クリちゃんがイクッ。（栗原道彦）

本日は、一昨日のブログでチョイ見せした、かなり珍しいスニーカーのご紹介を。

＜adidas PROMODEL GOLD LABEL "MADE IN FRANCE" DEAD STOCK W/BOX, SIZE: UK 9 1/2, ￥60,900＞ SOLD
スニーカーにある程度興味がある方ならパッと見で分かると思いますが、コチラは普通のモデルにはあるはずのシェル（ラバー製のトゥーキャップ）が付かない、まさに正しい意味での「プロモデル」。
更に選手用モデルとしては奇跡に近い「UK９ハーフ（約２８ｃｍ）」という小さめサイズで、しかも箱付きのデッドストック。
コレクターの方にはもちろん、実際に履きたいという方にも間違なくおススメ出来る逸品です。ハイ。

まずは大まかな年代を判別出来るディテールからササッとご説明。
中でも一番分かりやすいベロタグはモデル名＆生産国が入らない金ベロ最後期のモノ。ということで、もちろんヒールにはトレフォイルが入ります。
インソールにはこのモデルが作られた時期がちょうど移行期だったんでしょう。旧式の丸形と新式の長方形、２種類のステッカーが貼られており、インナーのサイズ表記もソレ以降の履き口付近、布タグではなく、アッパーの床面部分に刻印がされています。

と、以上のディテールから、このモデルが８０年代初頭頃に生産されたモノということが分かります。

続いてのディテールは「白×紫」という、プロモデル＆スーパースターでは僕も見たことがない希少なカラーリング。
ただし画像をよく見てもらえば分かる通り、右足の内側２本以外のラインが後塗りされてしまっています。

コレをこの子の難点と取るかどうかは、人それぞれの主観によって異なるかと。
と言うのも、もしもコレがホワイト、グレーなど全く異なる色のラインを後塗りで他の色に変えられているのであれば間違いなくマイナス要素になると思いますが、コチラはヒール画像＆ラインのアップ画像を見てもらえば分かる通り、元々のカラーもちゃんとパープル。
恐らくはオリジナルのパープルの色がイメージよりも濃すぎた為に、生産後、実際に選手に支給される前のどこかのタイミングでラインを塗られてしまったのではないでしょうか？（まあ塗るのを途中で止められた理由は全くの謎ですが。。。）
それにしても素人仕事とは思えないくらいキレイに塗られているので、実際に履くとしてもほとんど気にならない程度だと思います。

箱のほうも珍しく良いコンディションで残っていましたが、通常のプロモデルの品番（左下画像）が「AG1032」であるのに対し、コチラの箱（右上画像）には「AG1764」と、手書きではありますがソレとは異なる品番が書かれています。
また元の持ち主曰く、この子はNBA「UTAH JAZZ（ユタ・ジャズ）」の選手用に作られたモノとのことだったんですが、ググってみた結果、確かに当時のジャズの選手がこのカラーリングに見えるアディダスを履いて写っている写真が何枚か出てきたので、ソレもあながち嘘ではなさそうです。（古い画像なのではっきりは見えませんでした。。。）

まあいずれにしろこのモデルが非常に希少な１足であることは間違いありません。
お値段的にもスニーカー不況な今日ならではのお買い得プライスになっていると思いますので、気になる方は是非、お気軽にお問い合わせください。