照明によって - 土（松井智則）

自分の姿がいろんな姿に見える。

モデルさんとかでなくとも

誰もが経験したことであろう。

PR01.のトイレに入るたび思うのだが

照明がドラマティックで

そして頭皮をやたらリアルに見せる。

そう、30代男子の頭皮を赤裸々に映し出す照明なのだ。

私は怖い。

トイレにはいるたび、なるたけ鏡を見ないようにしている。

が、それは無理というもので

確かに自分の見た目に無頓着な私も

ハ●という単語や、同スタッフの髪の毛が落ちているのを見るたび

明日はわが身と、どうしても気にする自分がいる。

以前から、PR０１．のトイレ照明には困っていたが

今年のはじめに、白い壁もクリエイティブでないと

PR01．カラーの青色に塗るという作業があった。

あまり気にしていなかったが

照明はよりドラマティックになって

頭皮はより細やかに映し出され

そして私の顔はより繊細に陰影を映し出し

トイレに入る恐怖をより際立たせる。

トイレは2つあるのだが、

ひとつはウォシュレットがついておらず

どうしても私はこちらのムーディトイレに入ってしまう。

まぁ、どうでもよいことなのだが

是非、ムーディトイレに30代男子に入って欲しい。