「Journey To The Center Of Earth」 - 蛍雪ジェダイ（森山真司）

「センター・オブ・ジ・アース」原題「journey to the center of earth」監督：エリック・ブレヴィグ、主演：ブレンダン・フレイザー、ジョシュ・ハッチャーソン、アニタ・ブリエム

夏休みということで、子供向けDVD鑑賞。お話はジュール・ベルヌが1864年に発表した「地底旅行」を実は事実だったとして始まる定番アドベンチャー。こういう作品を機に子供たちが古典SFに興味を持ってもらえばしめたもの＾＾

監督はマイケル・ジャクソンのTDLアトラクション「Captain　EO」などにも参加、その後も「アビス」や「トータル・リコール」などで活躍していた根っからの特撮マンでこの作品も3D上映が前提。そのせいで冒頭の「歯磨きペッ」にはじまり、飛び出す効果を意識したカメラワークが少々くどかったです。何も考えずワーキャー言って楽しめる点はバッチリ満点。
「インディ」シリーズのようなオカルト探究的アカデミック要素はないのでアトラクションと割り切った方が楽しめそうです。


ブレンダン・フレイザーも「ハムナプトラ」以降こういったキャラしか通用しないという、かわいそうなキャラになってしまいました。個人的には「ザスーラ」の子役ジョシュ・ハッチャーソンの成長ぶりとアニタ・ブリエムの初々しさが大発見でした。

過去にもパット・ブーン主演で映画化され、東京ディズニーシーでもアトラクションになっている原作...。制限なく映像化できるCGの時代に作ったにしては目新しさは感じない...。次回作をにおわせるラストは、ファンサービス。

ともあれ、ブレンダンも「ハムナプトラ」の次の糧を見つけたということでめでたしめでたしかな。

シリーズ化するなら、オジサンはアニタ・ブリエルを出してくれないと観る気にはならないからね！

最後に懐かしの「Captain　EO」から...。プロデュースがジョージ・ルーカス、監督がフランシス・フォード・コッポラとくればわたしも無条件にお気に入りです。
強面の魔女風女王を演じるのはアンジェリカ・ヒューストンでした＾＾