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『Angels & Demons』

2009.11.11

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jedi_angels_and_demons_091111.jpg 『天使と悪魔』Angels & Demons(2009)
監督:ロン・ハワード
主演:トム・ハンクスユアン・マクレガーステラン・スカルスガルド(『レッドオクトーバー』のプーチン^^)
レンタルしてきました。前作『ダ・ヴィンチ・コード』に続き、ダン・ブラウン原作、ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演で美術作品のもつモチーフの意味から謎解きを繰り広げますが、今回の舞台はヴァチカン!そもそもその宗教性、独立性と歴史の深さからわたしたち日本人には馴染みの薄いヴァチカンの裏側が見れるという点でとっても興味深いです。

コンクラーヴェがなにかは分かっていてもどのように内側で執り行われるのかは知りませんからね。
物語は教皇死去から後継者選びの(コンクラーヴェ)が行われるヴァチカンでその主要候補者4名が誘拐され脅迫状が届き、謎解きに前作でも活躍したラングドンに助けが乞われる内容。

前作に対して4名の被害者が殺人予告された時間も切迫しており、都度デッドエンドまで時間に追われながら謎解きを行う緊迫感は手に汗握る展開。スリリングで面白く観れます。ユアンも抑えた表情でオビ・ワンとは違う真摯さを見せてくれて新鮮。ちょっと頼りなげ、そして熱い!という内面を上手く表現しています。

ただ...あまりのスピードの展開にラングドンのせっかくの美術研究家という特異な立場のことを、観ている我々が忘れそうになってしまうのは残念(探偵?みたいに)。その都度、法の執行や暴力に対しては後ろに下がってたり、周囲への歴史に対する(美術に対する)無頓着さにイラつきながら、講釈したりと思い出させてくれますけどね。よりサスペンス性は上がったものの、美術オタクの謎解きパズルのような興奮はうすまったという感じでしょうか?エンターティンメント性を押し出すには正しい選択のようにも思います。

前作や本作のラングドンの暴露ぶりにけっしていい関係とはいえなかったキリスト教団との最後の和解はかなり気の利いた終わり方で爽快^^次回作も期待させるという点でシリーズ作品としての完成度を感じました。

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