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『SEVEN POUNDS』

2009.11.04

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jedi_seven_pounds_091104.jpg『7つの贈り物』 Seven Pounds
監督:ガブリエレ・ムッチーノ
主演:ウィル・スミスロザリオ・ドーソンウッディ・ハレルソン

ウィル・スミスが『幸せのちから』のガブリエル・ムッチーノと再び映画を撮ったということで公開当時話題になりましたが、どーもはじめから"感動する!"とうたわれると腰が引けてしまいます。劇場にはいかずにレンタルで...。

主人公ベンは報われず生きることに障害を持つ人々を調べ、尋ね...淡々と進んでいきますが彼を突き動かす目的は見えないまま物語は進みます(そうしないとラストが生きないし)。それでもスーツケースから取り出す新聞の切り抜きや時折挿入されるフラッシュバックで過去のベンに訪れた悲劇とそれに関係する償いめいた行為なのかな?というのは読めて、幸福を他人にもたらすはずのベンの行為も全体的に苦悩を抱えた寂しさをたたえます。ラストはこういうことかな?っていうのは読めてしまいますがそれでも、そうせざるを得ない彼の悲しみとそこから救われる人々の関係には心が熱くなります。

ペイフォワード』は善意を他に廻すというアイデアでしたが、こちらは償いを他に廻すって言っていいのかな?何となく似ている気がしました。

彼の選択に共感できるのかできないのか・これがこの映画の成否の分かれ道でしょうね。ヒットはしないのもうなずけるし、ヒットせずに静かに好きな人が大切にすればいいと思います。

それにしてもウィルはこの映画のために相当、体重を落としたはずです。文字通り他人のために身を削っていく姿と、ラストの語らずとも分かり合えるエズラとエミリーの姿におもわずドーッと泣いてしまいました。・゚・(ノД`)・゚・。

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