蛍雪ジェダイ
森山真司
ディストリクト ショッププレス
プレス兼ディストリクト
ホームページのコントロールとウィンドウディスプレイ担当。キャリア20年超のジェダイを目指す名物販売員
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『1408』(2007)
2009.12.07
『1408号室』 原題 1408
監督:ミカエル・ハフストローム 主演:ジョン・キューザック、サミュエル・L・ジャクソン、メアリー・マコーミック
原作はスティーヴン・キングです。先日読み終わった2冊『回想のビュイック8』と『幸運の25セント硬貨』のうち後者短編集の中に収録されていたもの。
神も霊も信じない怪奇現象ルポを生業にする作家エンズリン(心霊体験は皆無)が、差出人不明のドルフィン・ホテルの絵葉書に「1408号室には入るな」というメッセージを受け取りさっそく次回作の舞台にと、取材の為に宿泊に向う。支配人のオリンはなんとか諦めさせようとこの1408号室の恐怖の歴史を語りだす...。しかもホテルの評判を守るためではなく(むしろ「資料は提供するし、隣の部屋なら間取りも同じだから撮影するといい」と協力的)、エンズリンが部屋で死んだあとの後片付けが面倒だからという理由で。この1408号室こそエンズリンが初めて出会う邪悪な部屋だった...。
ホラー、スリラー系は読みこそしますがあんまり見ない(SAWとかできればみたくない)のですが80ページに満たないこの原作をどんな風に展開させるのか興味津々で借りてきました。
映画のほうはもちろん、間をもたせるために大胆な脚色も見られますが、大筋は同じ。そしてなにより1408号室そのものの恐ろしさを視覚的に見せる映像はすばらしいです。突然歌いだすベッドサイドのアラームラジオ(カーペンターズ)に、ちょうど気圧の変化で聴覚がおかしく(聞こえなくなった)時の自分の鼓動の音しか聞こえない感覚(その音響効果がスバラシイ)とか、極寒の氷の世界に、洪水に...と数々の恐怖の体験をさせてくれる!
幼くして亡くしてしまった愛娘のエピソードや、それが元で別離してしまった妻との確執など映画ならではのドラマも見所。凝ったCGなどではなく贅沢な数々のセットでみせる1408号室(全て足すと13)こそ、この映画の主役です。ジョン・キューザックも迫真の演技、上手いです。原作同様、一見地味な作りですが、封切後の興行収入はS.キング映画の記録を打ち立てたとか...。元々ホラー嫌いのわたしもスプラッタ描写なども控えめなので面白く見れました。
ただ...このレンタルソフト、DVD/blu-rayハイブリッド・ディスクという仕様のためか何度かフリーズしました。だましだまし観終わりましたが、結構ストレスですね。レンタルで観るとハズレを引く可能性があります...。
キングいいですよね。
ダークタワー・シリーズも読みましたか?
あれ、マスターピースです
キング大好きです。ダークタワーシリーズは1作目だけ…その時点で完結していなくて放置していました( ^ω^)最近完結したんですよね。ダークタワーも読み始めてみます!どちらかというと初期の作品が好きで『IT』がお気に入りだったり…
ぜひ読んでください^^
ダークタワー、とにかく2作目からの展開がすごいんです。1作目は退屈ですけどw
本日お休みだったのでさっそく図書館へ返却のついでに2冊借りてきました☆たしかに1冊目は間延びした感がありますよね。以前によんだはずなのに、読み返してみてほとんど印象に残っていません汗 アドヴァイスに従って2冊目以降まで進みたいと思います☆ありがとうございました。