蛍雪ジェダイ
森山真司
ディストリクト ショッププレス
プレス兼ディストリクト
ホームページのコントロールとウィンドウディスプレイ担当。キャリア20年超のジェダイを目指す名物販売員
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『AVATAR』 IN 3D
2010.01.05
『アバター』AVATAR
製作・脚本、監督:ジェームス・キャメロン
主演:サム・ワーシントン、シガニー・ウィーバー、ゾーイ・サルダナ、ミシェル・ロドリゲス
北米初日の成績からヒットが危ぶまれた「アバター」ですが
1月3日時点でのWORLDWIDE興行収入が$1,025,378,961 約942億と快調のヒットです。いまだ破られない前作『タイタニック』でのメガヒット記録、彼のルーツでもあるSF、そして12年ぶりの劇作品ともなれば期待しない訳にはいきません。
遅ればせながら、本日3Dにて観てきました。キャメロンのインタヴューでは「映画が白黒からカラーに変わったように3Dへの移行は当然避けられないこと。以降3Dでしか作品は撮らない」と述べているだけに通常版の2Dで観るわけにはいきません。日中にサクッとみたかったのですが、意外とちょうどいい上映時間とフルタイムの入れ替えで上映している劇場が近場になくてTOHO六本木シネマズにて。オンラインで座席予約になれてしまうと、飛び込みで行って期待通りの席に座れないストレスはもう無理ですね。満席で次回に...なんてありえない。
さて感想ですが、よりよい表現法で惑星パンドラへ観客を誘うために選んだという3D技術も視線の邪魔になるようなことなく(今まではこれ見よがしに飛び出して来る映像とかよくありました)、劇中に自分が入ったかのようなまったく新しい映像体験でした。キャメロンならではの科学的な考証と細部まで気が配られた設定も素晴らしい。「予告などで話の筋はわかっちゃうでしょ!?」と思っている人、これは映画鑑賞をこえた体験です( ^ω^)タイタニックも沈むとわかっていてもあれだけ面白かったしね...。
大画面液晶やブルーレイ、地デジなどの家庭での視聴環境の良化で劇場でわざわざ観るだけの娯楽性を維持するために残された道として、2005年の映画興行関係者向けの展示会の場でジョージ・ルーカス、ロバート・ゼメキス、ロバート・ロドリゲス、キャメロンなどが集まって呼び掛けた3D上映施設の導入。ハード面もそうですが、見たいと思わせるソフトがなければ...。その点、『アバター』はまちがいなく3Dで観るべき映画と言えそうです。
先日『T-4』を遺作にして亡くなったスタン・ウィンストンにキャメロンが3Dでの長編作品に挑戦したいと相談した際、リスク回避のため小作品からと思っていたキャメロンに対し「君にとってのスターウォーズみたいな最大かつ最高の作品で撮れ」と一喝されたというエピソードが紹介されていました。本作はまさに'77年の『スターウォーズ』のような大事件。もちろんまた観に行くと思います(^^ゞ
Official Avatar Movie
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