蛍雪ジェダイ
森山真司
ディストリクト ショッププレス
プレス兼ディストリクト
ホームページのコントロールとウィンドウディスプレイ担当。キャリア20年超のジェダイを目指す名物販売員
www.district.jp
-
- 2013年
- 2012年
- 2011年
- 2010年
- 2009年
-
-
『2012』
2010.03.21
『2012』
監督:ローランド・エメリッヒ
主演:ジョン・キューザック、アマンダ・ピート、ダニー・グローバー、ウッディ・ハレルソン、オリバー・プラット、タンディ・ニュートン
買っちまいました。まぁ子供が見たがっていたので^^
あちこちで酷評ですね(爆)もう世界が滅亡するんですから、そこにありえない偶然が重なって生き延びていく登場人物たちのアクション...。一緒にジェットコースターに乗ったと思えなければ楽しめないと思います。理屈の声など聞かずに^^わたしはなんだか好きですねー(なんでだろ?)ノレないときはノレないのですが...。
ローランド・エメリッヒといえば...『スターゲイト』時代から好きでずっと見ていますが、何が特徴って彼特有のスケール感の表現の巧さでしょうか...特撮ヲタ的にそんな崩壊シーンを描いて見たいって構想の方がこの人は先なんじゃないか?いや絶対そうに違いないと思います!
『ID4』、『デイ・アフター・トゥモロー』などなど彼の定番的流れにはなにか安心さえ感じさせてしまいます。いろんなピンチを見せてくれてハラハラも約束してくれるし、見事生還...も(何か大切なものを失いながらも)ちゃんと見せてくれる...。エメリッヒ節に委ねていられる安心感。これってネガティブな意味ではなくて裏切らないという点で大切だと思います。
ウッディ・ハレルソン、タンディー・ニュートン、シュワちゃん(そっくりさんなのかカメオなのか?)...どうでもいいところにも主役級の俳優を据えているあたり群像劇としての見応えをちゃんと意識しているのはさすがハリウッド。
史上最大のスペクタクルを描きながら、大国の凋落ぶり、お金の力で生存権を買うブルジョアたち、第一発見者である科学者や人類再生の要になる"ある物"を建造する人々ははないがしろにする政策決定者たちなどなど...現在の世情を痛烈に批判する視点もしっかりあります。
『隣のヒットマン』ひどい邦題(^^ゞ(The Whole Nine Yards)でいたずら好きでキュートな瞳が印象的だったアマンダ・ピートの元気な姿が観れて良かったです。
ただし、『アバター』以降フルCGでのSFXシーンは、すでに見劣りを感じてしまうのがテクノロジーの進化の恐ろしさデスネ。
※コメントは承認されるまで公開されません。