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『Brainstorm』(1983)

2010.07.16

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jedi_brainstorm_movie1983_christopher_walken.jpg『ブレインストーム』Brainstorm
監督:ダグラス・トランブル
音楽:ジェームズ・ホーナー
撮影:リチャード・ユーリチック
特撮:E.E.G.(エンターティンメント・イフェクト・グループ)
出演:クリストファー・ウォーケンナタリー・ウッドルイーズ・フレッチャークリフ・ロバートソン

実際の国内公開は1984年4月。『2001年宇宙の旅』、『未知との遭遇』『ブレードランナー』の特撮を手掛けたダグラス・トランブル...たしかSWにも協力を求められたけど、スケジュールが合わずジョン・ダイクストラを紹介したんじゃなかったっけ?

人間の五感・知覚をモニターし、記録・再生が可能な新テクノロジーを開発する科学者を描くSFスリラー(といっていいのか...)その後、サイバーパンクの登場で脳のメモリー自体にアクセス、アップロードやダウンロードを可能にする...そんなテクノロジーが一般化しましたが、本作が描くのはその手前。その強烈なコンセプトと視覚効果でとっても印象に残っているお気に入りです。

昔、VHSではもっていたけど処分...DVDはお世辞にもきれいな画質ともいえず手元にはない...これまた久しぶりに観ました。

クランクアップ前日にボート事故で亡くなったナタリー・ウッドのせいでスタジオからは製作中止のジャッジ、保険会社の助けを借りてなんとか公開にこぎつけた難産の作品で、残念ながらトランブルが以降監督を務めた劇場作品はなかったんじゃないかな(^^ゞ

いまだにこんなテクノロジーがあれば...と思わせる良質な知的SFといえるのですが、そんな多難な生い立ちのせいか冷静に観ると子供じみた軍の介入や知的好奇心というにはやや切迫しすぎた終盤の"死のテープ"への固執など主軸がブレていく感じも否めないのが残念と言えば残念。

近未来の設定で時代を特定できるような風景が出てこないのもこの映画の魅力ですが、結局磁気テープ風のリールにデータを記録し外部からのデータ移送にモデムとしてでっかい受話器を用いているところなんか現実のテクノロジーがあっという間に映画を追い越していったこの30年ちかくの進化を思い知らされますね(^^ゞ

こんな発明もまた現実が追いつかないのかな?って楽しみになっちゃいます。

『TRON』の続編作るなら、これもまた今のテクノロジーに合わせて再製作してほしいくらいお気に入りです!

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