蛍雪ジェダイ
森山真司
ディストリクト ショッププレス
プレス兼ディストリクト
ホームページのコントロールとウィンドウディスプレイ担当。キャリア20年超のジェダイを目指す名物販売員
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『Le Fabuleux Destin d'Amélie Poulain』(2001)
2010.09.09

監督:ジャン・ピエール・ジュネ
出演:オドレイ・トトゥ、ジャメル・ドゥブーズ、マチュー・カソヴィッツ、ドミニク・ピノン、セルジュ・メルラン
公開当時に観たっきり。これまた「WHAT THE MOVIE」クイズで最近よく目にするようになって、懐かしくて借りてきました。あらためてどのシーンも絵になる印象的なカットばかり。
病弱と両親に思われ幼少時代から他と隔離されて成長してしまったアメリは空想の世界に住みながらコミュニケーションをとることが苦手...。もちろん恋愛も。これだけだと、さぞ不幸な女の子と思いがちだが、空想の世界を交えながら他者とかかわる彼女のシュールでおかしな行動にずっとニヤニヤしっぱなし。そのイタズラ(本人はまじめに他人を見えないかたちで軌道修正しようと画策してはいますが)の数々は思わず機会があったら真似してみたくなってしまう( ^ω^)
お父さんの庭のドワーフ像を旅に出してポストカードを父宛てに送りつけてきたり...(これは実際にもあったイタズラだけど)キライなヒトの靴を小さいサイズにすり替えたり...。
そんな彼女が自分の幸せについて考え、一歩踏み出すまでをあたたかい視線で応援できる素敵な映画です。オドレイ・トトゥのあのヴィジュアルが染みついてしまってしばらく観返したいとは思わなかったのですが、やっぱり素敵な映画には違いない。細かい点を忘れてしまっていたので、新鮮な感動でした。
小さな女の子は育てたこともなければ身近にもいないので、こんな空想をするフシギちゃんがかわいく見えて仕方なかったり( ^ω^)

一気にオドレイ・トトゥはこれでブレイクしましたが、わきを固めるドミニク・ピノンは『ディーバ』のスキンヘッド・パンク以来のお気に入り。もちろんジュネ監督もお気に入り^^『ミッション・クレオパトラ』や『Angel-A』でも存在感たっぷりのジャメル・ドゥブースのふとした暴走シーンなどオカシナ姿はさすが...などなどお得感たっぷりです。
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