蛍雪ジェダイ
森山真司
ディストリクト ショッププレス
プレス兼ディストリクト
ホームページのコントロールとウィンドウディスプレイ担当。キャリア20年超のジェダイを目指す名物販売員
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『KNIGHT & DAY』(2010)
2010.11.10

監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード、ジョルディ・モリャ、ポール・ダノ、マギー・グレイス
なんだか散々の評判デスネ(^^ゞ なんでもトム・クルーズ主演のアクション映画のオープニング成績としてはかなり低かったそうで...。
ところがデス。これが意外に面白い。気軽に観れる(何も残らない)作品と揶揄されていたりしますが、この気軽に観れるというところがポイント。『シャレード』や『北北西に進路をとれ』などの往年サスペンスの小気味のいいスタイリッシュさを持っているんですね。
これは最近のリアル、時にはバイオレンス描写に向かっているサスペンスやミステリー、アクションもののトレンド(『ボーン・アイデンティティ』やダニエル・クレイグにバトンタッチしたあとの『007』とかがそのトレンド)とは真逆のアプローチ。肩がこったり痛そうなのはそろそろ勘弁だし、CGで何でも出来ちゃうからって漫画みたいな全てキメポーズのアクションを延々見せられるのも勘弁かなってこちらの気分を知ってたかのよう笑
そんなわけないだろ!?という展開もコミカルな演出で思わず笑ってしまう。このユーモアのセンスとアクションの配分が見事。アクションはもちろんスタントをほとんど自分でこなしてしまうトムなのでキレがいい。コミカル・パートはキャメロンの持ち味...昔のゴールディ・ホーンを思い出します。『バニラ・スカイ』以来の共演...ってことですが、実際は『マイノリティ・リポート』でのキャメロンのカメオ出演以来です(地下鉄の乗客としてチョイ役ですが)。
すんごいカースタントや格闘をこなしながら、笑わせてしまう...。そして細かなセリフや伏線もしっかりラストにまとまっていく手際の良さはエンターテインメント作品としては近年まれにみる面白さでした!今後シリーズ化されて『ナイト&デイ-フルスロットル』とか...ないか(^^ゞちょっと時間が空いたのでポイントで観たのですが、ちょうど良かったです。
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