蛍雪ジェダイ
森山真司
ディストリクト ショッププレス
プレス兼ディストリクト
ホームページのコントロールとウィンドウディスプレイ担当。キャリア20年超のジェダイを目指す名物販売員
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This is U.S.Station31.We found someting in the ice. We need some help down here.Can enybody hear me?
2010.11.07

『遊星からの物体X』
監督:ジョン・カーペンター
特殊メイク:ロブ・ボッティン
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:カート・ラッセル、キース・デヴィッド、ウィルフォード・ブリムニー、 ドナルド・モファット
『エイリアン』同様、孤立した空間でのエイリアンとの戦い...。ですが、こちらは血液や体液を介して動物や人間になりすましてしまうというヤッカイモノ。
公開当時はもちろんロブ・ボッティンの特殊メイクが非常に話題になり(たしかにクリーチャー造形こそこの映画の主役的存在)、そればかりが評価されましたが大人になるにつれ、誰が仲間で、誰がエイリアンかわからない不信のドラマが非常におもしろく感じ、カーペンター監督の手腕をあらためて評価したくなってBlu-Rayにひさびさ観賞。
というか終盤は自分さえ人間のままなのか分からなくなってしまうという...。
SFらしい、特大UFOの描写が好き!引きの風景の中に見事に溶け込むのは見事なマット画...アルバート・ウィットロック=ヒッチコックの『鳥』、『マーニー』、『アンドロメダ病原体』『ヒンデンブルグ』などそうそうたるキャリアの名人の手によるもの。マットペインティングなのに通り過ぎる雲の影が動いたりと、CG前時代の美しい手仕事を堪能できます。もちろんロブ・ボッティンのほぼ一発勝負の特殊メイクもね。
公開が『E.T.』と被っていなければもっと評価されたんじゃないかと(泣)
実は来年公開でこの話の前日談、ノルウェー基地でのエピソードの公開が控えています( ^ω^)
『ダイハード4.0』でルーシー・ジェナロ・マクレーンを演じたメアリー・エリザベス・ウィンステッドのクレジットも見え、こちらもちょっと楽しみですネ
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