蛍雪ジェダイ
森山真司
ディストリクト ショッププレス
プレス兼ディストリクト
ホームページのコントロールとウィンドウディスプレイ担当。キャリア20年超のジェダイを目指す名物販売員
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『The Adjustment Bureau』(2011)
2012.01.10
劇場で観たきりだったので借りてみた。『アジャストメント』
恋愛もののようでも不思議な世界観はSF。でもオハナシ自体はストレートな恋と人間賛歌。いろんなものさしで語れるけど、それぞれのものさしでは測れない...。
ディックの原作はほんの数ページの短編。これだけふくらましてそれでステキなハナシにしてしまう脚本・監督のジョージ・ノルフィのセンスがイイ。
『エターナル・サンシャイン』を観た感覚に似ているような。あっちはペシミズムありきのユーモアを感じるけどこっちは完全にオプティミズム。そうそう時間泥棒の『モモ』(ミヒャル・エンデ原作)もちょっと思い出させてくれます。
ただし、わたし的には日本での売り方(媒体露出など)が釈然としない。きっとジャンルにくくれなくて困ったんだろうな...。パッと見のポスターはまたボーン・シリーズかと思わせるスピード感を意識したロゴとイメージ。レトロモダンな調整員たちの世界の俗世間を超越したイメージをもっと見せたらよかったのに。
エミリー・ブラントとの偶然の出会いの描写がそれぞれニクイ。そりゃ誰だって惹かれしまうでしょう!という有無を言わせない完璧な出会い。ちょっとうらやましくなる(^^ゞ
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