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TOKUSATSU

2012.08.17

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小6を連れてようやく行ってきました。
P1120282.JPG特撮は芸術です。

ここでは日本の技術に焦点を当てていますが、レイ・ハリーハウゼンやILM、その他特撮スタジオのお仕事も当時はコレと変わりませんでした。やはり芸術として再評価されるべき技術だと思います。


館内の展示の中に成田亨先生の『SFXの可能性』という一文が展示されてました。
わたしの不確かな記憶ですが、"なぜ過去の作品のような型破りで記憶に残る怪獣が生まれないのか?"という疑問に対して、"それはアーティストではなくデザイナーがデザインするからだ"と結論づけていらっしゃるのが印象的でした。

すなわち"デザイナーは商業ベースの発想-第三者からみて喜ばれるかという概念から逃れられない"...そんな風な意味の事を。ガツンと来ました。

ヒトの手でひとつひとつミニチュアを作り、いかにリアルに見せるかに時間と情熱をそそぎ、見たことのない世界を作り出して見せてくれた昭和の技術は確かにアートです。

またその技術を用い、そして進化させて今回の展示のために製作された『巨神兵東京に現わる』も、携わった人々の仕事も、また芸術でした。
P1120290.JPGCGによる特撮の数々もまた幾度となくわたしに感動を与えてくれましたが、残念ながら日進月歩のテクノロジーの進化で10年前のCGカットの多くが(おそらく芸術よりもテクノロジーの誇示にウエイトがかかってしまったり、コストコントロールからの妥協の産物だったりと)、見るに堪えない状態になっていることが何かを教えてくれているように思います。

けっしてCG特撮が悪いものではないのですが、そこにかけられた情熱の温度が伝わってきたか...って意外と重要だったりしませんかね?今でも『ジュラシック・パーク』のCG恐竜には興奮しますが、『エアフォース・ワン』の海面不時着のCGは目をふさぎたくなったり(^^ゞ


夢を作る人々とモノをつくる人々の熱い想いと、無邪気に夢中になる純真さにまたしても魂を揺さぶられました。


残念ながら、出かけた時間も遅かったせいで「FUTURE BEAUTY 日本のファッションの未来性」を鑑賞できなかったのですが、こちらもおそらく"夢を作る人々とモノをつくる人々"のすばらしい展示が見られると思います。夏休み期間が終わってからゆっくりリベンジしようと思います(^^ゞ
P1120278.JPG

そうそう、「エヴァの原点はウルトラマンと巨神兵」とおっしゃる庵野監督。巨神兵だけでなくちゃっかりウルトラマンも過去に映像化しておりますがご覧になった事はありますか?ここでもたしかにルーツの多くが見てとれます^^

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