若松孝二監督へ 。
2012.10.18
監督のトーク付きの上映があるときには、
行けるときは、いち観客として監督の話しを聞きました。
1シーンでもなんでも、どんな役でもかまわないから、
監督の映画にでたい とそういくら願っても、
その願いは叶いませんでした。
ここ数年、名画座、劇場で1番見る機会が多いのは、
若松監督の作品です。
ピンク映画、社会派の作品...。
いつもその批評にも真正面から向き合い、
映画というものとして、僕たち観客に見せてくれる。
口だけなら、言うだけなら誰にでもできることですが、
監督は、撮る。
若松組を経験したこと これは、経験した俳優たちの財産だと思います。
僕は、何度か食事の席に同席させてもらいました。
僕は " インディーズの映画 " という表現が好きじゃありません。
言葉の響き がその時点でなんだかかっこいいもののように聞こえますけれど、
若松監督のように、
" インディーズにしかできない表現 " こそが、姿勢であり哲学だと思います。
妙に丸い、ツルっとした作品が圧倒的に多く存在する、この世界に、
若松監督が創る作品は、
過激であり、無骨であり、
我々観客に、ダイレクトに入ってきます。
もう若松監督の 最新作が見れないと思うと残念ですけれど、
監督、
あなたのスピリットを受け継ぐ人間は、
いるでしょう。
見ていてください。