HOME  >  FASHION  >  FEATURE

FASHION_FEATURE

  • OLD
  • NEW

Bonjour Louboutin クリスチャン ルブタン 青山旗艦店オープン 来日インタビュー

2013.12.26

このエントリーをはてなブックマークに追加
ff_bonjour_louboutin_main.jpg

女性の脚を美しく魅せるシューズの世界において、21年間トップに君臨し続けている〈クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)〉ですが、この度、銀座店に次ぐ旗艦店となる青山店のオープンに合わせて、クリスチャン・ルブタン本人が来日。なぜルブタンのソールは赤いのか、そしてこれまでレディースの靴しか作ってこなかった彼がなぜメンズラインをスタートさせたのか、など......。そんな素朴な疑問を彼に投げかけ、〈クリスチャン ルブタン〉の魅力を存分に語ってもらいました。

Photo_Hironobu Sato
Text_Chieko Sugawa
Edit_Jun Nakada

ff_bonjour_louboutin_sub1a.jpg
赤いソールが代名詞。
クリスチャン ルブタンを知らない人でも赤いソールにはきっと見覚えがあるはず。そう、彼の靴のソールはすべて赤い。では、なぜ赤いソールなのか。ある時、彼はコレクションを眺めながら"何かが足りない"と感じていました。そんな時に真っ赤なマニキュアを塗っている部下の手先を見て"これだ!"と。そこから彼の靴はすべて赤いソールになり、以降、彼の艶めいたアイデアが世界中の人々を魅了し続けています。
ff_bonjour_louboutin_sub1b.jpg
スペースごとに表情のある壁にも注目。
12月4日にオープンした青山のフラッグシップは、建築家エリック・クラウ氏とルブタン氏のアイデアが詰まった思索の賜物。広い店内に置かれているファニチャーも2人でセレクトし、旅好きで知られるルブタン氏が世界中で得たインスピレーションが、あらゆるスペースに反映されています。店内はファサードと同じ素材、メタルやコンクリートなど多様な素材を巧みに用いて構築。なかでも目を惹くのが壁です。ニューイングランドで見つけてきたというタイルをパッチワークの様に装飾したり、トラバーチン(石灰石)のタイルをロゼットパターンという立体模様でセッティング。アフリカ原産のウエンジ素材(天然の化石が存在)で作られた天板など、自然の要素や素材をひとつの空間にうまく融合させていて、まるでアートを観ているような感覚。ちなみにルブタン氏一番のお気に入りは革張りの棚。靴のパターンをそのまま活かした壁には彼のユニークさも窺えます。
ff_bonjour_louboutin_sub1c.jpg
充実したメンズラインが魅力。
国内最大級の広さを持つメンズセクション。限定品を幻想的に配置したコーナーや、再生ブリキから作られたディスプレイシェルフ、これらはフランスのクレイジーホース(カルチャースポット)などでよく見られるポールダンスのステージのようで実に煌びやかです。ではなぜメンズセクションを広く設置したのか。 「男性は4,5人でお店に来てくれる事が多く、そうするとあっという間にお店はいっぱいになってしまいます。男性は女性に比べて体格の違いもあるので、店内でゆっくりと過ごして欲しいという思いから広くスペースを保ったのです」。そんな彼の心配りは彼の美しい靴からも汲み取れます。彼のシグネチャーともなるスタッズラインはもちろん、パイソンやリザードなど、艶かしいシューズが多数ラインナップされています。
1  2  3

FASHION FEATURE TOP

  • OLD
  • NEW