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バーバリー タイムピースについて、坂田真彦が語る。

2011.11.15

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メンズファッションのルーツはイギリスにあります。そのイギリスのファッションシーンを牽引し続けるブランドといえば〈バーバリー〉です。ミリタリーに端を発し、現代まで受け継がれる男性衣服の原型を形作りながら、今なお進化を遂げる同ブランドが展開する腕時計〈バーバリー タイムピース〉の魅力とは。メンズファッションに造詣の深い坂田真彦に伺いました。

Photos_Hiroyo Kai
Edit_Hiroshi Yamamoto

坂田真彦
アーカイブ&スタイル代表。1970年、和歌山生まれ。2001年よりフリーランスのデザイナーとして活動開始。2004年、デザインスタジオ「アーカイブ&スタイル」を設立、2006年には同名のヴィンテージショップをオープン。複数の人気ブランドのクリエイティブ・ディレクターなどを務めている。
www.archiveandstyle.com/blog/sakata/

まずはバーバリーという歴史あるブランドについて。

―まずは坂田さんにとって〈バーバリー(BURBERRY)〉というブランドに対する印象を教えてください。

坂田真彦(以下坂田):いうまでもなくイギリスを代表するブランドですよね。メンズファッションというのは大きくは「ミリタリー」「ワーク」「スポーツ」の3つのキーワードから派生されると思うんですけど、なかでもイギリスのブランドはクロージングへと派生するミリタリーが強く残っている。そのミリタリーの部分を現在にいたるまでファッションとしても牽引してきたのが、〈バーバリー〉なのかなと。

―それだけ歴史がありながらも、きちんとモダンな提案を続けているのも特長だと思うのですが。

坂田:歴史あるブランドとしての威厳も保ちながら、モードの世界でも一線で活躍しているというのは特筆すべきポイントだと思います。ブランドというのは進化をしないと、忘れられていくんですよ。古臭くなってしまうというか。その点、〈バーバリー〉は常に発信し続けている。特に最近は、その流れが顕著にあらわれていると思います。

―クリストファー・ベイリーがチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務める〈バーバリー プローサム(BURBERRY PRORSUM)〉は、歴史に対する敬意とモダンな提案が見事にミックスされています。

坂田:そのバランス感覚は見事ですね。メンズファッション及び〈バーバリー〉の歴史を研究しているのが見て取れる。男性の衣服というのは、そういった見識の深さがプロダクトとして顕れてくるんですよ。特にトレンチコートの提案力と完成度の高さは流石ですね。独自で開発されている素材をはじめ、細かいディテールにいたるまで手抜きがない。

―同じくクリストファー・ベイリーがディレクションする〈バーバリー ブリット(BURBERRY BRIT)〉に関してはいかがですか。

坂田:世界のマーケットを視野に入れた服作りをしている印象がありますね。色使いも綺麗だし、レディースとも連動しているし、機能素材なども積極的に取り入れている。スピリットの部分ではイギリスのトラディショナルな部分をキープしながら、よりグローバルな感覚で物作りをしているイメージ。

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