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Fashion Lifehack あなたのファッションIQを押し上げるライフハック情報 vol.01 ~ボタンの付けかた~

2013.07.25

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服好きならメンテナンスもできて当たり前。なかでも一番初歩的なメンテナンスのひとつがボタンの付け方です。そもそもボタンの付け方にスタンダードなんてあるのか。いや、あるんです。シャツやジャケット、アウターなど、アイテムによって使う糸が違ったり、セオリーがちゃんと存在するんです。というわけで、第1回は"ボタンのつけかた"を極めます。

Edit_Jun Nakada

4つ穴ボタンを制する者はボタン付けを制す。
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はさみ、針、糸があれば大丈夫。
"リバウンドを制する者は試合を制す"と『スラムダンク』の一説にあるように、ボタンの付け方にも同じことが言えます。

まずは基本となる4つ穴ボタンをマスターすること。これができないことには何も始まりません。逆に言えば、4つ穴ボタンさえマスターすればその他すべてに応用がきくということです。シャツやジャケット、アウターなど、選ぶ糸の種類が異なる場合はあっても、その大多数は4つ穴ボタンが使われています。

それでは早速、針と糸とはさみを準備して、やってみましょう!
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しっかり巻きつけること。
手縫いでは布地を縫い始める時に、糸の端を玉結びします。これは縫った糸が抜けないようにするためです。まず糸の端の方を、人さし指の先に1回巻きつけます※①。
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ねじりながら慎重に引きます。
親指で糸を押さえながら人さし指をずらすようにして、輪になった糸を数回より合わせます※②。
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解けないように強く引く。
より合わさった所を中指で押さえ、そのまま糸を引くと出来上がりです※③。
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裏から針を通さないように。
ここからが本題です。縫いはじめは表地から針を通します※①。裏地から針を通した場合、玉結びが見えてしまうので、表地からの方が仕上がりが綺麗です。その後は裏表を2往復ずつ縫っていきます。
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少しだけ余裕を持たせましょう。
ここで注意すべきなのは、ボタンと生地の間に余裕を持たせること※②。これは生地が厚いとボタンが閉めづらかったり、生地が引っ張られて傷をつけてしまう場合があるので、ボタンと生地の糸の周りをグルグルっと巻いて隙間(糸足)を作ってあげる工程です※③。
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生地によって巻く回数は変えてね。
基本シャツやテーラードジャケットは3回巻きが主流ですが、ヘビーアウターやレザーものなど特に厚みのある生地は5~6回巻いて、しっかり糸足をつくっておきましょう。
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ちょっとした裏技。
そして最後は玉止めして終了......ではなく、糸を切る前に先ほど作った糸足部分に一度針を通しましょう※④。見た目の綺麗さに加えて、糸の解れを防ぐ効果があるんです。
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はい、完成!
これで、もうボタンの付け方を極めたも同然。今度ボタンがとれた時は実践あるのみです。くれぐれもわざと自分でとらないように。
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4つ穴ボタンの色んな付け方。
補足ですが、4つ穴ボタンの糸の通し方はたくさんあります。クロス掛けと言われる"×"のタイプ※①と、縦に2本の下駄掛け※②が一般的で耐久性も高いと言われていますが、そこは好み半分。ひとつのデザインとして捉えて、遊び心を出してみるのもいいかもしれませんね。
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