What's PHANTOM? PHANTOMの魅力を探る座談会。
2013.07.25

今季、これまでのイメージを覆す新テキスタイル、「FLAMMO(フラモ)」を武器にコレクションを展開する〈ハーレー(Hurley)〉。vol.01~vol.04では、この「フラモ」をフィーチャーしてきましたが、最後は〈ハーレー〉の代名詞であるボードショーツ「PHANTOM」にフォーカス。ファッション業界で働きながら、プライベートではサーフィンをこよなく愛する4名を招集、座談会を開催しました。彼らが語る「PHANTOM」の魅力とは?
Photo_Taijun Hiramoto
Edit_Jun Nakada
-そもそも一緒にサーフィンに行かれることはあるんですか?
名村: 原田さんとはまだご一緒したことないですね。
原田: 正直、最近サーフィンに行けてないっていうのもあったり。
荒木: ちょっとサボり気味みたいな(笑)
名村: 荒木さんと柿本さんはショート、僕と原田さんはロングなんで。
-使う板によって何か変わるんですか?
荒木: 大きな差はないんですけど、乗る波のタイプがちょっとだけ変わるんですよね。まぁ正直言うと、波があればどっちでもいいんです。
名村: 荒木さんと柿本さんとは最近ご一緒させてもらって。
柿本: そうでしたね。たしか3,4週間前でしたよね。
荒木: そうそう、台風が来るって言うんで、気合い入れて乗り込んだら全然来てなかったっていう(笑)
-今ぐらいの時期(7月下旬)になると、もうウェットスーツではなくボードショーツですか?
荒木: そうですね、今年はまだ解禁してないですけど。
名村: 僕はもうボードショーツでやってますよ。
-実際にサーフィンされていて、ボードショーツに求めるのはどんな部分ですか?
名村: やっぱり動きやすさですね。
柿本: そうですね、稼動域の広さというか。
荒木: 僕は程良いフィット感と動きやすさが第一条件で、あとはちょっと洒落ててほしいなって。
名村: 思いっきりシンプルか、派手な方がいいですね。
荒木: あまり地味に落ち着きすぎちゃっても面白くないしね。
原田: 僕は意外とデザイン重視だったりします、自分が持っているボードとの色のバランスもありますし。そこに素材感が付いてくればって感じで、この〈ハーレー〉のボードショーツは触ったことのない素材感ですね。
荒木: 一度履くと他のボードショーツ履けなくなりますよ。僕は〈ハーレー〉のボードショーツデビューが早かったというのもありますが、「PHANTOM」を穿いてからフィット感重視になりましたね、もう伸縮性がないとダメみたいな。
-なるほど、動きやすさや素材感、デザイン性の3拍子揃ったものがいいということですね。丈のバランスに関してはどうですか?
荒木: 丈はここ最近一番気になる部分かもしれないですね。
柿本: たしかに言われてみればそうですね。
-そこは、いわゆるサーフシーンにおいてのトレンドみたいな部分も含まれているんですか?
荒木: いや、というよりも街のトレンドと同じだと思うんですよ。
名村: ちょっと丈が短めで、クラシックなデザインっていのうが、最近の気分かもしれないですね。
荒木: 街でも丈の短いショーツを履いてる人多いじゃないですか。それって海でもそうなんですよ。
-トレンドは、海も街も同じだと。
荒木: そうなんです。だから逆に丈の長いのを履くと、ちょっと古くさく感じてしまうんですよね。
名村: 実は僕が実際に履いているボードショーツを持って来たんですよ。
柿本: しかもHurleyじゃないですか(笑)
名村: そうです。しかもマイサイズに丈詰めしてるんです。
荒木: すごいね。伸縮性ある生地でも直せるんだね。
名村: 結構強引に直し屋さんに言って、柄合わせもしてもらいました。糸も伸びる糸を使ってもらったりして。
原田: たしかに普通の綿糸だと切れちゃいますよね。
荒木: 相当なこだわりっぷりですね。
名村: ちなみにスコッティ・ストプニックのモデルと、PHANTOMが出来た初期のものです。
-名村さんにとっての"1st Hurley"ってことですね?
名村: そうです。コレを履いてしまったので、もう他のボードショーツが履けなくなってしまったんです。
柿本: 濡れると足にビタッとくっついたりしないですか?
名村: ついても全然違和感ないんですよ。
荒木: 履いてるかどうかも分からないぐらいね(笑)
-PHANTOM誕生のときからのコンセプトで、"セカンドスキン"っていうのがあるんですが、まさにそのことですね。