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3人のバイヤーが語る 2011年秋冬。

2011.10.07

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どうなる? 今後のメンズファッション。

―ちょっと気になったのが、VネックTシャツにボードショーツ穿いて、デッキシューズだった〈サタデーズ〉界隈の洒落たニューヨーカーたちが、寒くなるとどう変身していくのか、なんですが...。

buyer2_13.jpg 現在のニューヨークでもっともホットなスポット〈サタデーズ〉。毎日、ローカルたちがコーヒーを買いに押し寄せています。

中箸:そこは〈イサオラ〉じゃないですか。それでスノーボードへ。

―真っ黒になって、海から山へ。日本のメインストリームはどうなっていくんですかね? スーパーウォームビズっていうのを含めて。

中箸:ネクタイをするスタイルっていうのは、しばらくないだろうなと。ネクタイをするスタイルがカッコいいっていう提案がされれば別ですが、いまは全然ですよね。9、10月はまだまだ暑いので、カーディガンとか軽い羽織りモノの延長で、秋冬に変わってきましたというのがメインになりそうですよね。ブリティッシュなテイストでTシャツやBDシャツの上に羽織るとか、そこからダウンベストを重ねてていうのがセオリー的な流れかなと。

buyer2_14.jpg 都会の冬にもっともマッチする防寒アイテム、ダウンベスト。トレンド的にはロングコートなどが注目されていますが、やっぱり重宝するダウンベストが売れそうな気配。[撮影:中箸氏]

関根:ホントにネクタイは売れないですよね。

小木:購入する層が変わってきましたね。今までスーツ着ていた人は以前より買わなくなってきています。

― 必要にかられて買っている人は減ったということですよね。お洒落で買う人は増えているけど。

関根:ジャガードとかニットタイとか変わり種は売れるんですが、シルクのソリッドは動きづらいですね。
だから、さっき小木さんが仰っていたストールとかの巻き物がポイントになりそうですよね。

中箸:巻き物は注目ですね。

― 大判のストールがあれば上着の代わりにもなりますし、あと色気も出ますし。

小木:確実に大判の流れになっています。

― 今までメンズは"細くて長い"が主流で、ウィメンズでしか探せなかったけど、今ではメンズのフロアでも大判のストールを見かけますからね。

小木:ウィメンズからの影響っていうのは強いですね。

― となると、今後はウィメンズのコレクションやトレンドって言うのも目を離せなくなりそうですね。 さて、それでは各ショップのオススメアイテムを紹介いただきたいのですが...。


と、Vol.2はここまで。Vol.3では各ショップに共通の質問をして、それに答えていただく形でオススメのアイテムを紹介していきますので、お楽しみに。

PROF-KOGI-re.jpg ユナイテッドアローズ
小木 "Poggy" 基史


プレスを経て、2006年にリカー、ウーマン&ティアーズを立ち上げる。現在はユナイテッドアローズのバイヤーと原宿本店 メンズ館のディレクターを兼任。

PROF-SEKINE-re.jpg ビームス
関根陽介


ビームスのクリエイティブ ディレクター窪浩志氏をアシストするバイヤー。インターナショナルギャラリー ビームスに立ち、リアルな市場リサーチ力にも長ける。

PROF-NAKAHASHI-re.jpg バーニーズ ニューヨーク
中箸充男


2001年入社後、ショップスタッフを経てバイヤーに就任。インポート中心のバーニーズ ニューヨークにおいてドメスティックブランドのバイイングに尽力。

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