
PROFILE
グラフィックデザインから水彩画まで表現の幅が広く、個展の開催やグループ展への参加で作品を発表し、さまざまなブランドとのコラボレーションは数知れず。趣味はトレイルランニングやハイキングやフライフィッシングなど。東京と八ヶ岳のアトリエを行ったり来たり。
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「BEAMS CREATIVE」で協業する企業の商品開発や企画をディレクションする。“# いつでも10km走れるコーディネート”をテーマに提案する、「B印MARKET 個人商店」で取り扱うアイテムのピックアップも人気。フルマラソンベストタイムは2時間47分44秒(東京マラソン2023)。
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ゆるふわランニングコミュニティ「フイナム ランニング クラブ♡」による、サウナ併設でクラフトビールも飲めるランニングステーション「ととけん」を2023年にオープン。隅田川周辺をまったりと走ったり、トレイルへ出かけたり、マイペースにランニングを楽しむ。
それぞれの〈ブルックス〉ヒストリー。
―今日はみなさんが愛用している〈ブルックス〉のランニングシューズをお持ちいただきましたが、そもそも〈ブルックス〉を知ったのはいつごろですか?

牧野: ぼくは中学生のとき。『Boon』っていうファッション誌で、〈ブルックス〉の「ヴァンテージ」というモデルが70年代にアメリカのランニング専門誌『Runner’s World』で最高評価を獲得した、と紹介されているのを見て〈ブルックス〉の存在を知りました。
鵜飼: でも、その頃はあんまり売ってなかったよね。
牧野: そうですね。実際に触れる機会はありませんでした。
鵜飼: ぼくは「ヴァンテージ」を古着屋で見つけて買ったのが最初の〈ブルックス〉。ぼくはへそ曲がりだからさ、単純にみんなが履いていない珍しさが気に入ったんですよ。
山本: その頃は「ヴァンテージ」とか「ヴァンガード」が人気モデルでしたね。
牧野: 10年くらい前に復刻したときも履いているひとをよく見かけました。
―2014年に、ブランド設立100周年を記念した「ヘリテージ・フットウェア・コレクション」で、70年代から80年代のレトロなモデルが復刻されて、ファッションシーンで話題になっていましたね。個人的に、その印象も強く残っています。

山本: トレイルをやるひとからすると、〈ブルックス〉といえば、アメリカのトレイルランニングのレジェンド、スコット・ジュレクの印象が強いかな。〈ブルックス〉からシグネチャーモデルをリリースしていました。
鵜飼: 鏑木毅さんのライバルね。ぼくも〈ブルックス〉は、ジュレクのイメージが強いかな。
―レジェンドも愛用していたのは説得力がありますね。
牧野: 〈ブルックス〉って、アメリカでずっと人気ですよね。
―アメリカのシェア率はトップクラスと聞きます。
山本: ランニングの専門店で、すごく売れているらしいですよ。
―〈ブルックス〉の機能はどんなイメージですか?
鵜飼: ぼくは脚の怪我が多くなっちゃって、自分に合う靴を調べたの。そうしたら「ゴーストMAX」が候補にあがった。悩んで、いろいろ試して、〈ブルックス〉の履き心地にたどり着いたひとが多いイメージがあります。自分がそうだったから。

牧野: 確かに、安心感で「ゴースト」シリーズを好んでいるひとが、ぼくの周りにもいます。
山本: ブランドとして信頼できるし、一度足を通すと履き心地のよさに惚れて選び続けているひとが多いですよね。
鵜飼: 着地に安定感がある。ぼくはベストタイムを更新したいわけじゃないから、日々の練習が本番で。速く走るための靴より、いつものジョギングをいかに楽しく気持ちよく、怪我なく走れるかってことが大事なんですよ。