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I Just Felt Like Runningvol.1 なんとなく、走ろう。
MONTHLY JOURNAL NOV.

I Just Felt Like Running
vol.1 なんとなく、走ろう。

かつて地味なスポーツの象徴と言われていたランニングが、どういうわけかファッションシーンにおいて賑わいを見せています。世界を見渡せばもっと多様な走る文化があり、ここ日本でも、近年は独自のランニング文化が醸成されつつあります。そこでフイナムでは、11月の特集記事として「ランニング」にフォーカス。前編では、まるでクラブに繰り出すように、自由に街中を走っているユースたちを紹介。なんとなく、でも、走り出した、彼らの今の「気分」と「スタイル」に迫ります。

  • Model_Kei Hashimoto, Bobby Yamamoto, Atsushi,Yusuke, RAY
  • Photo_Ryunosuke Kanaya
  • Styling_Kei Hashimoto
  • Text_Keisuke Kimura
  • Edit_Hiroshi Yamamoto, Amane Yasuda

それぞれのファッションとランニングに対する姿勢。

ランニングに対する姿勢やモチベーションもそれぞれ異なるし、格好だって全然違う。ここからは5名の自由なランニングスタイルを紹介します。

Style 01_Kei Hashimoto

〈オークリー〉サングラス ¥45,100(4K)、〈バル〉ビーニー ¥6,600(サンプルデリカ)、〈ボビーヤマモト〉Tシャツ¥6,500(ボビーヤマモト)、〈ラジャブルック〉フーディジャケット ¥28,600(ラジャブルック)その他 スタイリスト私物

まずは橋本さん。PR業やスタイリスト業のほか、自身のブランドも運営する彼がランニングに目覚めたのはここ最近。「知り合いに勧められて走ったらハマってしまって。いまは週3ぐらいで走っていて、午前中の日課でもあります」

ランニングに特化したウェアは持っていないため、走るときのパンツは、だいたいメッシュのバスパン。この日はBOBBYさんがデザインした化繊のTシャツを着て、イタリア発のメディアプロジェクト『メンタル・アスレチック(Mental Athletic)』のグローブで寒さ対策を。〈バル〉のネックゲイターは、ドローコードでヘッドギアにもなる便利なアイテム。

Style 02_RAY

〈ラジャブルック〉手ぬぐい ¥3,080(ラジャブルック)、〈オークリー〉パンツ ¥14,300(4K)、〈サロモン〉シューズ ¥22,000(サロモン コールセンター)、その他スタイリスト私物

彫り師であり、アーティストでもあるREYさんは、ランニング歴はほぼなし。最近、橋本さんに誘われてちょくちょく走っているのだそう。「とはいえ、遊びの延長として捉えてます。温泉に行ったり、飲みに行く前にひとっ走りする感じですね」

格好は、街を歩いているときと大差なし。「普段のままといったら大袈裟だけど、さっきも言ったように遊びとして捉えているので、それっぽい服をクローゼットから引っ張り出した感じです」この日のRAYさんは、色味がポップな〈サロモン〉のトレイルランニング用のものを履いていました。

Style 03_BOBBY YAMAMOTO

〈ホカ〉シューズ ¥17,600(4K)、〈ボビーヤマモト〉ロンT ¥8,800(ボビーヤマモト)、〈フィーチャーズ〉ソックス ¥4,180(アルコ)、〈オークリー〉グローブ ¥4,400(4K)、その他スタイリスト私物

BOBBYさんは、週1で社会人のサッカーチームでプレーするのが日課。「群れて走りたくないです」と笑いながらも、誘われればすぐさま駆けつけるナイスガイ。

今日のスタイルはサッカーの延長で、自身のブランドのトップスとパンツに〈フィーチャーズ〉のメリノウールソックス。このソックスは汗の乾きが速く、消臭効果も完璧だから、ランニング後の遊びも快適に過ごせるのです。〈ガーミン〉のウォッチは走るときはもちろん、日頃の健康維持にも役立つ機能がたっぷり詰まっています。一児のパパでもあるBOBBYさんだからこそ、ランニング時のみならず日々の健康管理もケアしなくてはなりません。

Style 04_YUSUKE

〈ミレー〉ジャケット ¥42,900(ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン カスタマーサービス)、〈バル〉ロンT ¥23,100(サンプルデリカ)、〈フィーチャーズ〉ソックス ¥2,970(アルコ)、〈アルトラ〉シューズ ¥21,450 (ロータス)、その他スタイリスト私物

YUSUKEさんは、履き潰したシューズを使って立体作品を作るアーティスト。上述した通り、ラグビーで国体に行った経験を持つ根っからのスポーツマンで、いまも制作途中に抜け出して泳いだり走ったり。「たぶん、この中でぼくがいちばん体力あるっす」と豪語します。

自身の作品も、普段の格好も、サイケデリックな色使いやパステルカラーが好きなため、ランニング時もそれらを踏襲。〈ミレー〉のレインジャケットは超軽量で、寒さ対策と雨対策にぴったり。足元には、アメリカ発の〈アルトラ〉のシューズをチョイス。かかとからつま先までの高さが同じで、接地感のある履き心地が特徴です。キャップは、ロサンゼルスで展示をした際に〈holiday®〉のチームからプレゼントしてもらったものを着用しています。

Style 05_ATSUSHI

〈ホカ〉トップス ¥13,750(4K)、〈ボビーヤマモト〉ショーツ ¥9,900(ボビーヤマモト)、〈ゴールドウイン〉レギンス ¥17,050(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター) 、〈シャルボン〉ソックス ¥4,950(eclat)、〈オークリー〉アイウェア ¥40,150(4K)、その他スタイリスト私物

「PAJA STUDIO」で働くATSUSHIさんは、サッカーの腕前がかなりのもので、撮影日の翌日にロンドンのサッカーイベントに招待されるほどの実力者。走る姿も、一番しなやかで美しい。

ランニング時の格好はサッカーのユニフォームが多いとしながら、この日は〈ホカ〉のトップスにBOBBYさんがデザインしたパンツ、それにレギンスというスタイル。最近手に入れたという〈ナイキ〉のシューズは、高反発のクッションでロードを走るのに最適。華やかな色味も実にATSUSHIさんらしい。

「走る目的は、サッカーができていないときに体を動かしたいのと、考え事をしたいときですね。ジッとして考えるより、前向きな思考になるんです。友達と走るときは、楽しくペースを合わせながら。お茶を飲みながら話すより、話が弾むんですよ」

INFORMATION

アルコ
電話:06-6563-7346

エクラ
info@charbon.tokyo

ゴールドウイン カスタマーサービスセンター
電話:0120-307-560

サロモン コールセンター
050-1720-4849

サンプルデリカ
info@sampledelica.com

4K
電話:03-5464-6061

ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン カスタマーサービス
www.millet.jp/

ボビーヤマモト
bobby.ymmt@gmail.com

ラジャブルック
https://rajabrooke.com/inquiry

ロータス
電話:050-37971943

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