自分のルールに則った“らしい”スタイル。
―みなさん三者三様でスタイルがあるのが面白かったのですが、身につけるウェアで気をつけているものはありますか?
島田: ぼくはずっとこんな感じ。スポーティな普段着でコートに来て、そのままプレーして同じ服のまま帰宅か次のスケジュールに移動が基本。テニスの格好はどこにでも行ける感じが好きですね。たとえば電車に乗っていても、肩からラケットを掛けていると“俺、テニスやってきたんだぜ”という優越感に浸れて鼻が高いんですよ(笑)。
新井: それヤベェ(笑)。
島田: 趣味がテニスのおじさんってかっこいいじゃないですか(笑)。美術館や映画館、食事にショッピングなどいろんな娯楽が東京には溢れているから、多趣味な自分にとってはぴったりのスポーツです。
新井: ぼくは“HEAD TO TOE”で全部揃っていないと気持ち悪くて外も歩けないぐらい。〈セットイン〉というブランドを立ち上げて、今日もそれを着ていますが、これはテニスウェアではなく普段着なんです。これで仕事もしていますし。小さいときからいろいろなテニスプレイヤーを見てきましたけど、プレーではなくてこのひとは何を着ているんだろうとか、どんなブランドを使っているんだろうということを見てきたんです。まさしく格好から入るタイプ。当時のメーカーは上下セットで着ることを推奨していたので、自ずと自分のなかでもそのルールが確立されました。なんとなく色を拾ったり、柄をマッチングさせることで気分が上がるんです。服屋として欠かせないカラーマッチングの基本はテニスから学びました(笑)。
―中村さんはかなりスポーティでテニスウェアらしいクラシックなスタイルですね。
中村: ぼくはどちらかというと2人とは真逆の考え方ですね。自分の仕事とはできるだけ切り離したいし、全然違うコミュニティのなかで週に一回テニスをするのが、リフレッシュになっているので。そのコミュニティではお互いが何の仕事をしているのか知らなくて、それが居心地がいいんです。ぼくも服は好きですけど「プロスタッフ」と一緒で派手じゃなく静かなものが好き。普段仕事では黒とかネイビーとかシックな色を着ることが多いので、逆にテニスのときはブルーなど色物を取り入れて楽しんでいます。
新井: ひとそれぞれですけど、気分が上がったり優越感に浸れたりするのは、身につけるものの醍醐味でもありますよね。中村さんは今日、インナーも〈ウイルソン〉の「プロスタッフ」のスエットを身に付けられていますよね。
中村: そうなんです。本当に「プロスタッフ」が好きで。シューズも早く〈ウイルソン〉に変えたいと思っています。
新井: これ、メーカーのひとが聞いたら涙ものですね(笑)。今日はみなさん初対面でしたけど、一緒にプレーしてこんなにも打ち解けたられのは、やはりテニスはすごいパワーを持っていると改めて感じました。
島田: テニスにもいろいろなメーカーがあると思うんですけど、〈ウイルソン〉さんからは、ブランドやしがらみなどの垣根を超えてテニスという業界自体をもっと盛り上げていこうという気概を素人ながら感じました。こうして『フイナム』さんと一緒に取り組みをされているのはまさにそういうことですよね。
中村: その空気感こそがビギナーが入ってきても楽しめるような要因になっていますよね。
新井: 自分も〈セットイン〉というブランドを立ち上げて、テニスが少しでも盛り上がるように頑張っています。各メーカーさんも気持ちは同じで、盛り上げ方が違うだけでテニスを盛り上げたいというゴールは同じなんです。ただ同じことをしてもいけないから、自分たちの強みを活かすことで、それが相乗効果になっているんだと思います。みんなで協力してこのムーブメントを大きくしていきたいですね。
PRO STAFF CLASSIC
〈ウイルソン〉プロスタッフ クラシック 97:¥44,550、97L:¥39,600、X:¥44,550(アメアスポーツジャパン ウイルソンお客様相談センター) 1983年に発売開始した〈ウイルソン〉を象徴するラケット「プロスタッフ」シリーズの最新作。 同シリーズは、これまでピート・サンプラスやロジャー・フェデラーなど数々の歴代王者に愛されきました。 今作では「プロスタッフ」の代名詞であるマットブラックをベースに、初代モデルを彷彿とさせる赤と黄のピンストライプをあしらい、クラシックの名にふさわしい貫禄のあるたたずまいに。 フェイスの大きさや重さの異なる3型が展開され、好みやレベルに合わせて選べます。