-about FUJICOLOR ARTBOOK-
〈富士フイルム〉が提供する「FUJICOLOR ARTBOOK」は、写真をプロクオリティの本に仕上げられる、オリジナルアートブックの作成サービス。色再現に優れた紙はA4よりも大きなサイズ(タテ318mm x ヨコ236mm)で、見開き全面やフチなしなど、ダイナミックなレイアウトが可能に。専用AIによる自動選択・レイアウトサポートを受けられるWEB上での編集と、PDFによる2種類の注文方法に対応。
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luka -
呉屋慎吾 -
金子恵治
case03_luka 旅の記憶を、一冊の物語として。
PROFILE
写真家のlukaとして、モデル・琉花としても、広告や雑誌など、さまざまな媒体で活躍中。フィルムカメラへの深い愛着を持ち、旅先での撮影や写真展を精力的に行う。国内での展示活動のほか、ファッション撮影や写真を軸にしたコラボレーションなど、活動は多岐にわたる。
ー普段はどんなカメラを使われているんですか?
luka: 最近はお仕事でデジタルで撮影させていただくこともあるのですが、基本的にはフィルムカメラで撮影することが多いです。台数は4、5台を使い分けていて、〈富士フイルム〉の中判カメラ「GA645」も持っていて、今回のアートブックにもそれで撮った写真を入れています。
ーフィルムにこだわる理由はどんなところにあるんでしょう。
luka: デジタルはデジタルで繊細できれいなのですが、フィルムだと解像度をそんなに気にしなくても、フィルムっぽいよさが自然と出る気がしていて。かなり大きくプリントしたいときは中判のカメラで撮ったものから選んだりなど、使用シーンによって使い分けるようにしています。
ー今回、「FUJICOLOR ARTBOOK」で使用したのもフィル厶の写真でしたね。
luka: 去年の夏に、2ヶ月間の旅をしました。アメリカでロサンゼルスとニューヨークを巡って、そのあとヨーロッパへ渡って、クルマでロードトリップしながらいろんな国を。イタリアでは偶然「パリオ」という伝統的な馬のレースを観戦したのですが、それは今でもかなり印象に残っています。そんな旅の記録と、東京での展示に向けて撮った写真を混ぜてまとめました。
ーテーマはどんな風に決めたんですか?
luka: あまり細かく考えすぎずに、なんとなく朝焼けっぽいところから始まって、最後はちょっと悲しい感じというか、夜みたいな感じで終わったらいいかなとは考えていました。ページの組み立ては、そのイメージだけざっくりあって、あとはあまり考えすぎずに。撮った場所もバラバラなのですが、それはそれで面白いかなと。
ー表紙の写真はメリーゴーランドですね。
luka: フランスのゴッホが最期を過ごしたと言われている街…アルルで撮影したメリーゴーランドです。一番気に入っている写真なのでその写真を基点にして、あとはわりとすんなり決めていくことができました。
大きさが変われば、ネガがポジに。
ーレイアウトはすべてご自身で決めましたか?
luka: AIのレイアウトサポートも気になっていたのですが、今回は使わずに自分で組みました。ただ、そこまで細かくは考えていなくて、わりと感覚で。この写真は大きく観せたいとか、この2枚は隣に並べたいとか、直感で配置を決めていきました。次はAIのレイアウトサポートも使ってみたいです。
lukaさんのアートブックから。
ー「FUJICOLOR ARTBOOK」のサイズについての印象はいかがでしたか?
luka: 本当に大きくてびっくりしました。展示などでZINEをつくることも多いのですが、今回つくったものが一番大きいかもしれないです。この大きさになると、ポスターっぽく飾ってみてもおもしろいんじゃないかなと、ページをまたぐように写真を配置しました。実際に、別の方の写真集でこういう風にレイアウトしているのを観ていてすごく素敵だと思っていたんです。
ーこのサイズだからこそ、余白も活きてきますね。写真向きでしっかりとした紙質も効いていて。
luka: 普段からプリントの時は半光沢の紙を使用しているので、好きな紙質です。あと、プリントするとフィルムらしい粒子感がさらに出て、すごくいい感じになりました。パソコンで観ていると粒子感ってかなりわかりにくいんですよね。自分でも全然気づいていなかった細部が浮かび上がるような感覚があって、嬉しい意味での驚きもありました。
ー表紙にタイトルや名前を入れなかった理由はありますか?
luka: 一部同じ作品を使用している展示ではタイトルもあったし、いろいろと試してみたんですが、今回はなしにしました。でも、これはこれで先入観なしで観れる気がしていて気に入っています。
ーご自身でプリントしたり、まとめたりというのは普段からされているんですか?
luka: 家に写真用のプリンターがあって、時間があるとプリントして、自分でホチキスで留めてまとめたZINEなどをよく作成しています。パソコンで観て「うーん」となった写真が、プリントしてみると意外によかったりするんです。額に入れてみたらさらによかったり。なので、プリントしてみることの面白さはずっと感じていました。
ープリントすると写真の観方、観せ方が変わりますよね。
luka: 写真ってどんどん増えていくので、パソコンの中にあると何がどこにあるのかわからなくなってしまうことが多くて。プリントして手元に置いておくと、「あ、この写真があったな」って思い出せる。旅ごとに1冊まとめておけたら、それがたくさん増えていって面白いなと思うし、また見返して旅行へ行きたいなと思ったりして。旅をニ度味わえる感じがあります。
ー「FUJICOLOR ARTBOOK」は、アートブックとしての完成度を高めるのはもちろん、写真をまとめて作品にするというのが、初めてというひとにもぴったりのサービスなんです。
luka: そうですよね。仕上がり線とか、トンボ、書き出し形式、など普通はすごく難しいじゃないですか。途中で諦めてしまうことが私もかなり多くて(笑)。でも「FUJICOLOR ARTBOOK」は、写真をそのまま入れるだけで入稿できるので、本当に便利だなと思いました。機能が多すぎないのがいい。1部からつくれるのもいいなって。何十部からじゃないとできないとか、価格が高いとかで諦めちゃうことって多いので。
ーこういう風に写真を形にすることで、その後の活動につながった経験はありますか?
luka: あります。前に写真展をしたときにポストカードセットを作成したのですが、それを見たアパレルブランドの方が「こういう感じで何か洋服と写真を絡めたい」と言ってくださって。Tシャツのパッケージの中に1枚1枚写真を入れさせてもらうことになったり。インスタやウェブだけでなく、何か形にしておくと、自分がどんな表現ができるかをイメージしてもらいやすくなるみたいで、思いもよらない偶然の出会いが生まれることがあります。それがやっぱり楽しいですよね。
case02_Shingo Goya 旅の余白ごと本に忍ばせる。
PROFILE
沖縄県生まれ。東京都在住。主に、 ファッション・取材・広告・建築など多方面で活動している。2021年に写真誌『.OWT. Independent
Publishing』を刊行。国内外問わず、独自の視点でアーティストを取材している。
Instagram:@shingo_goya
ー呉屋さんの作品は、スケートボードを軸につくっている『.OWT. Independent Publishing』も、昨年出版された『ALBUM』も、旅先で撮った写真が多いですよね。
呉屋: まず、日常では見られない外の世界をたくさん見たいというのがあるんです。少ない情報を頼りに現地まで行くと、そこにはすごいギャップがあります。たとえば、建物がすごく小さいとか、目的地までこんなに時間がかかるんだとか。雰囲気はよくないけどご飯がすごくおいしいレストランもあれば、建物自体がなかったなんてことも。そのハプニング自体がすごい面白くて。思い通りにならないことが多いなか、写真を撮りながら目的地に向かう、その工程がすごく面白いんです。
ー今回「FUJICOLOR ARTBOOK」でつくられた本も旅がテーマですよね。フィルムで撮影した作品を再編集した内容で、できあがりの際にはこんな文章も一緒に添えていただき。
“いつの日だったか、僕は旅に出た。 朝、目を覚ましコーヒーを淹れていると、ちょうどパンが焼き上がる。 窓の外に広がる湖の水面は、朝の光を受けて、不思議なほどに緑色に輝いていた。
カメラと数本のフィルムを鞄に忍ばせ、車に乗り込む。キーを回し、ミラーを覗き込む。
目的地はない。 ただ、忙しない街を後にして、北へと車を走らせた。”
呉屋: そうですね、いつもの旅のムードをそのまま表現しています。朝食をとったり、近所の湖を見て散歩してみたり。そういう何気ない流れを一冊にしてみました。ただ、この「Sometime ago, Somewhere(日本語訳:いつの日かのどこかで)」というタイトルにもあるんですけど、今回は撮った時期や場所を限定せず、架空の1日の流れをつくるというのを念頭に置いて組み立てています。ヨーロッパもあれば、アメリカも、日本も入っていて季節も絞っていません。
ー片面にはプリントを入れず、あえて余白を広く取ったレイアウトが新鮮です。
呉屋: 余計な情報をあまり載せたくなかったんです。目的地だけ決めて旅をしているときの、とりあえず今日はここまでクルマで行ってみようかな、みたいな感じ。そんな視点で観てもらいたかったんです。この先に何かがありそうな気がすると、旅先ではよくカメラを片手にフラフラと歩いています。そんなときは余白がたくさんあるんです。大半は何もないんですが、住人から白い目で見られることはあります(笑)。
ーそのときどきの偶然を楽しめるような余白を残すと。
呉屋: そういう余白感が大事なんじゃないかなと思っています。特にひとり旅のときは予定を詰め込みすぎずに時間の余裕を持たせていて、そのゆとりを今回は入れました。さすがに写真を全然撮れないと、ちょっと焦ってくるんですが(笑)。でも、撮れないときは撮れないというその余白も大事。そんなテンポで、一点、一点をゆっくり見てほしかったので、そういう編集を心掛けました。
ーそういう意図が込められていたんですね。
呉屋: フォトグラファーはみなさん、いろいろな意図を持って写真集をつくっていると思います。一読しただけじゃ見落としてしまうポイントがたくさんあるんです。2回、3回と観ているうちに、構図の組み合わせや、色の構成、全体の統一感に気がつけるかもしれません。なぜこのレイアウトなんだろうとか。たとえば見開きに同じ人物の写真が並んでいて、顔の表情だけ僅かに違う。それだけでストーリーを想像させることができたりもします。それがすごく面白い。写真の編集って奥が深い、と改めて思います。
手軽なのにクオリティは高い。
ー今回は色でいうとグリーンとブルーの2色が多いですね?
呉屋: そうですね、特段に強調してはいませんが統一感を持たせています。強めの写真を並べるというよりは、一冊のなかで朝から夜までの流れを感じてもらえるようにと。赤は主張するから、今回はなるべく控えめにしようかなとか考えていました。起伏をつけすぎず、あえて同じレイアウトで連続的な見せ方にしています。
呉屋さんがつくったアートブックから。
ー「FUJICOLOR ARTBOOK」のプリントはいかがでしたか?
呉屋: 想像よりもすごくよかったです。本を自分でつくっている側の目線になってしまうんですけど、普段は色校正を出したり、レイアウトや構成、本の大きさとか全体のバランスを見て進めています。今回は紙質やサイズ感を手に取れなかったので正直不安もあったんですが、届いたら思っていたよりよいなと。インクを吸って黒や深い色の再現性が出ない紙とかあったりもしますが、そんなこともなく。この手軽さとスピード感を考えたら、クオリティはすごく高いんじゃないかな。
ー表紙の背景色には黒を選ばれて。
呉屋: 黒がしっかり締まるのかを見たくて、今回はあえて選んでみました。ベタの乗り具合もよかったら可能性は広がるかなと。これならテスト的につくってみようと考えているものを、形にするというのにもよさそうです。構成を悩んでいるときに一冊つくってみて、周りに見せてみるとか。誰かに見せることで、反応や意見、感想などを貰うことができて、よいきっかけや閃きに繋がると思います。
ー本をつくる作業って大変ですもんね。
呉屋: レイアウトも無限だし、構成もそう。20年前ぐらいからZINEをつくってきて、プリント作業以外、ずっと全部 DIYでやってきたんですが、手軽さの反面その難しさと限界も感じたんです。なので一歩踏み込んでISBNコードを取得し、写真誌として『.OWT. Independent Publishing』というのをやり始め、いまは書籍として出版しています。これは自分にとって、憧れだった写真誌を自分でつくる作業。でも、ZINEで積み重ねてきたことも省きたくない。だから撮影はもちろん、丁合や製本をはじめ、できる限り全工程を自分でつくるというのを大切にしています。リリースを重ねるごとに信頼できる仲間も増えましたが、製本作業はやっぱり大変です(笑)。
ーそれこそ「FUJICOLOR ARTBOOK」のようなサービスなら、もっと気軽にできますからね。
呉屋: それとすごい親切だなと思ったのが、レイアウトのパターンが多かったこと。レイアウトを組んだことのないひとは、ガンガン使ったほうがいいですよね。写真のZINEとかは凝った構成のものも多いんですが、自分としてはもうやり尽くした気持ちがあったので、シンプルな構成にしました。あと、ZINEだとつい詰め込みたくなっちゃうこともあるんです。複数枚並べることで、逆に一枚の写真力が薄くなってしまうこともあります。写真を一枚ずつちゃんと見せたいと思ったら、このサイズ感の紙にしっかりプリントして、この贅沢な並べ方というのはよいと思います。
ー「FUJICOLOR ARTBOOK」はどんなひとにおすすめですか?
呉屋: 初めて本をつくってみたいというひとには、すごくよいと思います。つくってみたい、でもどうしたらいいかわからない。ひとに聞きたいけど、なかなか聞きづらい。調べたけど、もう少し踏み込みたい。そんなとき、このような紙質から判型まで決まったフォーマットのサービスがあるとすごくラクですし。プリントは機械や紙によっての色の出方がさまざまで難しいんです。ぼくとしても生で観ていただきたいので、次の展示に置いてみようと思っています。「KG+」という写真祭で、5月9日(土)から17日(日)まで「ザ・ノースフェイス・スタンダード 京都」で写真展を開催します。この記事をご覧になったみなさんにも観ていただきたいので、ぜひ遊びにいらしてください。
case01_Keiji Kaneko 行き場のない、いい写真たち。
PROFILE
1973年生まれ。「L’ECHOPPE」のバイヤー・ディレクターを経て、ショップ「BOUTIQUE」やブランド〈FOUNDOUR〉のディレクションほか、数々のブランドを手がける。国内外を問わず精力的に動き回る日常のなかで、カメラを携帯しストリートスナップを撮っている。
Instagram:@keijikaneko
ー普段はどんなカメラを使われているんですか?
金子: いまメインで使っているのはフルサイズのミラーレス1台ですね。レンズは標準ズームと望遠ズームを2本、あとF1.0のめちゃくちゃ明るい単焦点が最近のお気に入りです。いまはほぼこの3本でまわしてます。
ー機材へのこだわりは強い方ですか?
金子: もともとこんなにカメラにはまるつもりじゃなかったんですよ。自転車仲間に写真好きがいて、その影響でコンパクトデジカメから始めて。でも海外でストリートスナップを撮るようになって、機材のせいで撮り逃すことへの抵抗感がどんどん強くなっていったんです。ぼくは技術的にそんなに優れているわけじゃないから、感覚で撮っていて、だからこそ機材に助けてもらわないと納得できる写真が撮れないなって。
ー撮った写真は普段どうされてるんですか? プリントとかもされます?
金子: プリントはほぼしないですね。ちょっとレタッチするものもありますが、ストレージサービスに垂れ流して保存しているくらいで、仕分けも全然していなくて、ただ過去のものになっていくだけというか…。出す場所もほぼインスタだけ。でも投稿できる枚数は限られているじゃないですか。いい写真でも、出しどころがないまま終わっていく写真がいっぱいあって、それが悩みだったんですよ。
ーでは、今回はいい機会でしたね。
金子: そうですね。以前、キャンプで撮った写真を冊子にして配ったことがあって、めちゃくちゃ喜ばれたんですよ。あの経験があったので、写真が本になることへの期待感はもともとあったんです。今回のお話をいただいたときは、ちょうどいい機会だなと。
ー今回つくられたアートブックのテーマについて教えてください。
金子: イタリアのフェラーラ(Ferrara)という街を撮ったものです。ぼくが仕事でかかわっているバッグブランド〈フェリージ〉の本拠地で、去年から仕事で行くようになって、2回目の訪問で撮った写真ですね。そんなに有名でもない田舎町ですけど、そのブランドが50年間育ってきた場所で、街そのものを伝えることが大事だなと思って撮っていました。とはいえ、ほとんど興味で撮っていただけなんですけどね。でもこういうみんながあまり知らない街を伝えられる機会になってよかったなと。有名な場所がフィーチャーされた記事や写真を見る機会はあると思うけど、もっと日常的で、普通のところはあまり目にする機会がないだろうなって。
金子さんがつくったアートブックは、「The Fleeting Moment」「Ferrara」と、表紙に自分の名前を入れていないところが特徴。
ータイトルの「The Fleeting Moment」はどんな意味を込めているんですか?
金子: “つかの間の瞬間”という意味です。アンリ・カルティエ=ブレッソンの「決定的瞬間」という言葉から着想を得ました。仕事の滞在なので日中は商談があって、外に出られるのがその束の間しかないんですよ。隙間に撮っているという意味でも、しっくりくるタイトルだなと思って。
ー写真を見ると、日常の風景が自然に切り取られている感じがしますよね。
金子: そうなんですよ。先日久しぶりに「ピッティ・ウオモ」にも行ったんですが、そこでスナップされるひとは偏っているなと。現地に行くと、誰も注目していないんだけど普通にかっこいいひともたくさんいるんです。そういうひとたちを撮るのが自分にとっては自然なので、これがぼくの目線なのかなと。今回入れた写真もそうで、〈フェリージ〉のチームにも、言葉ではなかなか伝えられない街への愛みたいなものが伝わったらいいなって。
紙の解像度だからこそグッとくる。
ーでき上がったアートブックを実際に手に取ってみていかがですか?
金子: この大判の紙とパソコンで見るのとは全然ちがいますね。たとえば流し撮りで撮った男の子がいるんですけど、画面で見ていたときは“青いダウンを着た男の子”くらいの認識だったんです。でもプリントで見たら、日焼けした肌のグラデーションとか、引っ張られている犬の立体感まで出ていて。こんな細部、全然気づいていなかったなって。
金子さんがつくったアートブックから。2枚目の右ページが話に出てきた“青いダウンを着た男の子”。
ーデジタルだと、どうしても情報が埋もれてしまうんですかね。
金子: 紙になると客観的に見られるというか。夜にひとが集まっているお店を撮ったページがあるんですが、あの夜の、あのときの空気感がそのまま出てる感じもするし、なんだか紙の方がよりグッと入ってくる気がしますね。画像で見るのとは全然違う。だいぶいいですよ、これ(笑)。紙も厚みがあっていい。観ていてフェラーラだなって感じがします。
ー「FUJICOLOR ARTBOOK」のサービスを実際に使ってみて、使い勝手はどうでしたか?
金子: 画面に従って進めるだけなので、操作性がよかったです。今回は時間が取れないなか制作したんですが、AIがレイアウトを組んでくれると聞いていたので、試しに写真を投入してみたらめちゃくちゃよくて。ゴールが見えていない自分があれこれ考えるより、AIの分析で並べてもらった方が絶対いいと思って、そこからは写真のセレクトだけ自分で調整しながらAIに任せました。今回は、旅の時系列に写真が並んでます。
ーAIをヒントに少しずつ好きな方へ微調整すると。
金子: 一回AIに全部組んでもらって見返すと、自分的にはここはちょっと違和感があるなっていうポイントもあったんですよ。そこは写真を差し替えたり、見開きを片面にしたりして。表紙だけはすごく考えて自分で決めました。AIが9割やってくれて、残りの1割を自分で直すパーソナルな余白があるのが、このサービスのいいところだと思います。全部自分でやるのはハードルが高すぎるし、全部お任せだと個性が出ない。そのバランスがちょうどよかったです。
ー完成したアートブックは、どんなふうに活用しようと思っていますか?
金子: まずは〈フェリージ〉のチームに渡したいですね。6月にまたイタリアへ行くので、そのときの手土産にしようかなと。なんとなく、言葉では伝えられないことを、写真でコミュニケーションできるのがいいところだなと。ぼくは撮影すること自体が好きで割とそこで満足しちゃうんですけど、形にすると振り返るいい機会になるし、形に残すことで誰かに何かを伝えることもできる。自己完結だけに終わらず、広がりを持たせられるのがすごくいいところだと思います。
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