FEATURE
新生活に、ジャケットとセットアップを。
MONTHLY JOURNAL Mar. 2026
One’s Sunday Best.

新生活に、ジャケットとセットアップを。

新年度のはじまり。準備するものはいろいろとあるけれど、まずは身なりから整えてみるのはどうでしょう。となると、真っ先に思い浮かぶのがスーツ。新生活を迎えるひとも、そうでないひとも、ピシッと仕立てられたセットアップやジャケットに袖を通せば、自然と背筋が伸びるってもんです。とはいえ、ひとによって異なるこだわりや流儀。気になった編集部は、あらゆるジャンルで活躍する6名の方に話を聞いてみることに。

2_山本奈衣瑠
飾らない人柄と、飾らないジャケットの着方。

ノーブランドのジャケット、ノーブランドのシャツ、〈ボット〉のTシャツ、ノーブランドのデニム、〈パラブーツ〉のシューズ

PROFILE

山本奈衣瑠

モデルとしてキャリアをスタートし、女優へと活動をシフト。現在Netflixで配信中のピョン・ソンヨン監督による『GOOD NEWS』などに出演。芸術好き&旅好きとしても知られ、地元の友人とサイゼリヤで過ごす時間を大切に生活している。
Instagram @nairuuuu

山本さんとゆかりがあり、東京の古き良き名残がある街で行った今回の撮影&取材。テーラードジャケットは知人のスタイリストさんから、4〜5年前にもらったブランド不明のもの。ジャケットといえどラフさも求める山本さんにとって、サイズ感やシワになりづらい生地など、理想的な1着でした。

「とにかく茶色の服がすき。だからジャケットも茶色です」

山本さんのクローゼットには、定番のブラックやネイビーのテーラードジャケットは無く、もう1着持っているドイツの古着屋で購入したテーラードジャケットも茶色。もし次に買うとしても選ぶなら茶色にするらしく、好きな色であること以外に山本さんにとっての茶色のジャケットは、フォーマルにもカジュアルにも対応する万能アイテムのような存在です。

「(ジャケットを着る理由に)自分は楽をするために着るみたいなところがあって。ジャケットを着ていれば、その日余裕が無くても何とかセーフになれる気がするじゃないですか? だから本当は(インナーは)Tシャツでいいんですけど、今日は撮影なのでシャツも着て、よりちゃんとした感を出してみました(笑)」

テニスをする男のひととガソリンスタンドのマークのピンズをジャケットに付けて。どちらも仕事で訪れた北海道の古着屋で購入したもので、デニムにもキーホルダーなどをぶら下げているのは「自分にとってピンズやキーホルダーはお守りのようなもの」という山本さんのマイルール。

仕事柄、海外や地方へ行く機会の多い山本さんにとって、ローカルの古着屋や骨董品を扱うお店を巡るのはライフワークのひとつ。ジャケットは新品よりも、古着でサイズや生地が自分の好みに合うものと出会えたら、というのが山本さんの考え。もちろんブランドやメーカーのものの良さを理解した上で、それにとらわれすぎずに自分の肌に合う服を選ぶことが大切とのこと。

「服は好きだけどコーディネイトを考えるのは苦手だから、ジャケットは着ればいい感じに見えるし、ポケットもたくさんあるから便利ですよね。なんかこうやって話していると、楽したい、みたいな感じばかりで大丈夫ですかね?(笑)」

風情のある喫茶店で楽しそうに話す山本さんを見ていると、固い印象になりがちなテーラードジャケットを着てもどこかゆるく&メロウな印象なのは、着こなしだけでなく山本さんの人柄もスタイルに投影されているから。

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