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桜がちょうど散りはじめた季節に、夜の帳が下りたころ3人で“センベロ”と呼ばれる飲み屋へ。外で飲むにはあまりに気持ちいいから、そのまま店の軒先に陣取る。ビールと七輪が用意され、お通しにひとりあたり5つくらい貝が出てくる。このあたりがセンベロらしい。七輪の火にかけて、貝の口が開いたら、醤油をぴぴっと垂らしてビールかウーロンハイで流し込む。

春とはいえ夜には肌寒くなるので、ちょっとした防寒具を用意してきた。立ち飲みなので、パーカやスウェット、コーチジャケットくらいで気楽にいきたい。気心の知れた仲間と一杯やるときには、これくらいの服のテンションがちょうどいい。

着こなしの主役となる迷彩のコーチジャケットから、〈ポーラー〉らしいグラフィックTを覗かせてほどよいアクセントに。キャップを合わせても、過剰な印象にならないのは、抑えたカラーリングだから。

スウェットパーカの中には、アロハ風シャツを合わせた。〈ポーラー〉らしいかわいいグラフィックのアロハ風シャツなので、日常着としても使えるし、アクも強くなくて女性でも取り入れやすい。

ボーダーTの上に着たスウェットは、これぞアメカジのお手本というようなグラフィックとカラー、首もとのVガゼットが特徴。厚すぎない生地なので、長い期間で使える。

新緑がまぶしい公園で、平和な昼下がりを満喫する。芝生に腰を下ろして、みんなで持ち寄ったお酒とおつまみを広げて、だらだらと飲むのもいい。持ってきたフリスビーやバスケットボールで遊びながら、ちょっと体を動かすのも気持ちいい。服は動きやすいのがいいけど、あまりにカジュアルすぎても、あまりにスポーツライクすぎても困る。

ショーツには、ロンTが一番よく合う。胸元に〈ポーラー〉を象徴するグラフィックを据え、アームに「ROAMERS」（放浪者の意）をプリントしたロンTはブラックをチョイス。シンプルになりすぎないように、キャップと個性的なメガネ（私物）を合わせる。

胸元にフラップポケットが付いた、ブラックのコーチジャケットからはピンクのTシャツを覗かせて、女性らしい着こなしに。ピンクのアイテムは女性だけでなく、地味になりがちな男性のスタイリングにも差し色として取り入れるとと効果的。

モトクロスバイクのジャージの素材とデザインをベースにしたロンTは、インパクト大。ベーシックなブラックのパンツを合わせるなど、スポーティになりすぎないように、うまく日常着として取り入れたい。