お店のリサーチやロケハンを兼ねて、街中を走る。
ライフスタイル雑誌の編集者として働く植村祐也さん。日中はロードバイクを乗りこなし、社外での打ち合わせやお店の取材にも自らの脚で現地へと向かう。「先方にはできる限り出向くようにしています。事前に担当者と顔を合わせておくことで、取材当日の雰囲気が変わってくるんです」。
アクティブに日々を過ごす彼のランニングコースは、いつだってランダム。お店のリサーチやロケハンを兼ねて、街中を走ることが多いという。「今日は代々木周辺を探索します。ここ最近、個性的なお店が続々とオープンしているみたいで」。
この日は友人とともに、代々木周辺の約7キロをラン。シャワー後は、帰り際に見つけたコーヒースタンドで、店員さんを交えたひと時を楽しんだ。「サクッと走って、ひとっ風呂浴びて、おいしいものを食べる。これも走ることの醍醐味なんです」。
いいお店を見つけるため、おいしいご飯を食べるため。彼にとってランニングは、いつも何かの手段にすぎないのだ。そんな植村さんはラン用と普段履き用にシューズを使い分けるランナーが多いなか、私服にもランニングシューズを合わせることが多いという。
この日の彼の足元は、〈アシックス〉の「GEL-PULSE 11」。「一目でランニングシューズだって分かる、派手なカラーリングが好きですね。せっかく私服に機能的なアイテムを取り入れるのなら、やっぱりスポーティに見せたいじゃないですか」。
彼は今日も、おいしい情報を求めて、都内の街々を軽やかに駆け回っている。
PROFILE
1990年大阪府生まれ。フリーの編集者。複数のラン・コミュニティに所属し、ランニング仲間も多い。最近は「モンゴル国際草原マラソン」の出場を検討中。優勝すると与えられる“馬一頭”の持ち帰り方を、仲間で議論している。
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