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最高の定番スニーカーに合わせる最も今っぽいセットアップ。
Graphpaper × L’echoppe × ÉDIFICE

最高の定番スニーカーに合わせる
最も今っぽいセットアップ。

セレクトショップの「エディフィス(ÉDIFICE)」と「レショップ(L’ÉCHOPPE)」、そしてコアな服好きを唸らせるブランド〈グラフペーパー(Graphpaper )〉。この3者による品のあるセットアップが完成しました。どこか珍しくも感じるこの顔合わせは、〈アディダス〉の名品「スタンスミス」を、「エディフィス」が別注したことがきっかけで実現しました。誰もが認めるスタンダードアイテムに合わせる服として〈グラフペーパー〉の南貴之さんが提案したのは、同ブランドの定番セットアップ。そもそもどうしてこの座組みになったのか? どんな想いがアイテムに込められているのか? などなど、今回のセットアップが生まれた背景について、当事者たちに語ってもらいました。

  • Photo_Shinji Serizawa
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Ryo Komuta

普段あまりやらない色でやりたかった。

ー シルエットに関しても、インラインのアイテムと比べて変化はあるんですか?

南:シャツもパンツも気持ちゆったりさせています。とはいえ、極端に大きくしたわけでもなく、シャツはちょっと肩が落ちる程度で、パンツは若干ワタリ幅を太くしてゆるくテーパードをかけています。このスニーカーに合わせるなら、すこし太いくらいのほうがかっこいいかなと。

金子:スタンスミスに合わせるなら上下ともにすこしゆるいくらいが丁度いいですよね。ジャストで合わせるっていう感じでもない。そもそもそこを狙ってたら、〈グラフペーパー〉にお願いしてないですから(笑)。

ー なるほど(笑)。パンツは〈グラフペーパー〉の定番である「シェフパンツ」をアレンジされているんですよね。

ウェストはベルクロで留める仕様。
ギュッと絞っても圧迫感がなく、スムーズな穿き心地。

南:そうですね。これはフリーサイズなんです。いつもパンツを買うときにサイズで迷う人が多いと思うんですけど、このアイテムはその心配がいりません。まぁ、メインが靴なのでパンツで悩ませちゃダメだろっていうことなんですけど(笑)。テーパードのかかり具合もスタンスミスと合うし、これを真っ先に提案しました。スラックスみたいなルックスですけど、イージーですごく穿きやすくて、やみつきになるはずです。

ー シャツもワンサイズなんですか?

袖はあえてカフスなしの仕様に。
南さん曰く「長ければ捲って着てほしい」とのこと。

南:こちらは2サイズ用意していますが、そこまで大差はないです。肩の落ち方とか、身幅が広いほうがいい人もいるだろうということで、そこら辺はお客さんにゆだねる気持ちで2サイズにしました。でも、細い人が着てもちゃんときれいにシルエットが出るように何度もパターンを見直したので、本当に一度着てみて欲しいです。

ー 色に関してはいかがでしょうか? ブラウンとネイビー、そして11月にオープンする「渋谷スクランブルスクエア」のお店に向けたブラックと3色展開ですが、そこに対するこだわりも知りたいです。

金子:これを選んだのはぼくなんです。ネイビーやブラックはもう間違いない色なんですけど、もう一色なにか欲しいよねっていう話をしていて。

南:あんまり普段やらない色でやりたいみたいな話もありましたよね。

金子:それで今回の「スタンスミス」の差し色がゴールドなので、茶色とかベージュもいいんじゃないかなと思ったんです。ちょっと赤味がかった小豆色みたいなブラウン。これもこれで品のある色でいいなぁと。

点と点がきれいに線として繋がった感じがする。

ー 基本的に金子さんと山本さんが関わったのは最初のアイデア出しと、色のオーダーですか?

南:いろいろ意見は出し合いましたよね。基本的にぼくが提案をしながら、3人でああだこうだ話し合うっていうやり方。

金子:いつも南くんと一緒にやるときは、今回のようにお題とかないんですよ。日常の会話の中でポンと出てきたアイデアを形にするだけだったので。

南:「そういえばああいうアイテムあったよね」みたいな、だいぶ抽象的な記憶から話がスタートするんです(笑)。」

金子:服好き同士の会話からアイデアが生まれるような感じですね。だから今回の場合はいつもとちょっと違うんですよ。

ー そういう意味では、今回の「スタンスミス」に関していろいろ話し合ったりはしたんですか?

金子:そう言われていまハッとしたんですけど、これについて語り合うってことはしなかったですね。たぶんそれは「スタンスミス が本当に定番中の定番だからだと思うんですけど。

南:そうですね。みんなそれぞれこのアイテムに対して感じていることはあると思うんですけど、そのそれぞれのスタンスミス感ってほぼイコールなんじゃないですかね。

ー だからこそ語り合わずとも共有できると。

南:うん、完全にできあがってますもんね。それぐらいすごいスニーカーってことですよね。

ー リリースしてみて、店頭での反応はいかがですか?

山本:すごくいいです。セットアップもすでにけっこう売れてますね。セットで買われていかれる方や、上下のどちらかでというお客さまもいて、幅広く買っていただいているのもうれしいです。

南:うちのことが好きな人はセットアップで買いたがるような気がします。あとはカップルで来て、彼女が彼氏のやつを借りて着るっていう人たちもいるみたい。ちょうど肌寒くなってきたから、季節的にもタイミングばっちりでしたね。

ー 今回は「エディフィス」発信でしたが、「レショップ」でも販売しているんですか?

金子:そうですね。シューズとセットアップ共に取り扱ってます。今回の企画っていろんな点が繋がって成立してて、ぼくら三者の関係もそうですし、「スタンスミス」っていう世界的な定番と〈グラフペーパー〉の定番のセットアップという繋がりもそう。点と点がきれいに線になった感じがして、すごく気持ちよかった。その流れがお客さんにも伝わるとうれしいですね。

INFORMATION

ÉDIFICE 新宿

東京都新宿区新宿3-31-9
電話:03-5366-5481

L’ÉCHOPPE

東京都港区南青山3-17-3
電話:03-5413-4717

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