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3人の有識者が語る。インスタポンプフューリーブーストが掟破りな理由。
Reebok meets adidas

3人の有識者が語る。インスタポンプフューリーブーストが掟破りな理由。

〈リーボック クラシック〉を代表するモデル「インスタポンプフューリー」が25周年。それを記念して、スペシャルモデル「インスタポンプフューリーブースト」が登場! 〈リーボック クラシック〉と〈アディダス〉という2つのスポーツメーカーのテクノロジーをドッキングさせるという掟破りな邂逅は、スニーカーマーケットにどのようなインパクトを与えるのか。シーンに精通した3人の鼎談から探っていきます。

  • Photo_Kengo Shimizu
  • Text_Issey Enomoto
  • Edit_Hiroshi Yamamoto

テクノロジーの融合が
切り開く可能性。

小島:異なるスポーツブランド同士が手を組むというのは、これまでほとんどなかったことですよね。

南井:振り返ると、過去に〈ロックポート〉が〈アディダス〉のトルションを採用したり、アメリカの老舗紳士靴メーカーがスポーツメーカーのソールテクノロジーを使うこともありました。ただ、今回の〈リーボック〉と〈アディダス〉の組み合わせはそれらをはるかに凌駕するインパクトだと思います。

小島:同感です。そういう意味では、〈リーボック〉にとっては新しい一歩を踏み出したと思いますし、将来的にも可能性を感じます。今回は〈リーボック〉のシューズに〈アディダス〉のテクノロジーが融合されましたが、逆に〈アディダス〉のシューズに〈リーボック〉のテクノロジーを融合したシューズが出たり、とか。

南井:逆のパターンも面白そうですね。他にも「クラシックレザー」とか「ワークアウト」とか他の〈リーボック クラシック〉の名作にもBOOSTフォームが搭載されたら面白そう。

国井:アイデア次第で可能性はどんどん広がっていきそうですね。

南井:過去に〈リーボック〉は「インスタポンプフューリー」のアッパーに「DMX」のソールを融合したハイブリッドモデルをリリースしていたことがあり、それも当時話題になりましたが、今回は〈アディダス〉のBOOSTフォームという別のブランドのテクノロジーを融合したということで、スニーカーシーンに与えるインパクトは計り知れません。

クッション性と反発性の
バランスが異次元。

ー 「インスタポンプフューリーブースト」は第一弾として10月11日に「PROTOTYPE」が発売され、今回リリースされる「OG MEETS OG」はその第二弾となります。

南井:「インスタポンプフューリー」のアイコンカラーである通称“シトロン”も魅力的ですが、個人的にはブラック×パープルにグッと来ました。このカラーは、2015年に発売された〈アディダス〉の「ウルトラブースト」のファーストモデルのカラーなんですよね。

「インスタポンプフューリーブースト “OG ミーツ OG”」は2色展開。上のイエロー×レッドは
〈リーボック クラシック〉の「インスタポンプフューリー」のアイコンカラーである通称“シトロン”。
下のブラック×パープルは〈アディダス〉の「ウルトラブースト」のファーストモデルに由来。

小島:〈アディダス〉の「ウルトラブースト」はミッドソールにBOOSTフォームを100%使用した初めてランニングシューズであり、『atmos』でも継続的に売れてきた人気モデル。ファーストカラーであるブラック×パープルも懐かしいですね。

国井:かつて、1980年代にはスポーツブランド各社がクッショニングのテクノロジーを競い合い、1990年代にはアッパーのフィッティングテクノロジーが発達し、2000年代にはニットアッパーなどの革新的なテクノロジーが誕生。2010年代に入ると、各社が新しいフォーム開発に躍起になって行きましたが、その先鞭をつけたのが〈アディダス〉によって2013年に発表されたBOOSTフォームでした。

南井:〈アディダス〉のBOOSTフォームは本当によくできたミッドソールテクノロジーですよね。

国井:クッション性と反発性のバランスが異次元で、特に「BOOST」を100%使用した「ウルトラブースト」の履き心地は本当に素晴らしい。

南井:「ウルトラブースト」はランニングシューズを街で履くという新たな潮流も生み出しました。このシューズの誕生以降、ランニングで履くシューズと街で履くシューズを兼用する人が飛躍的に増えましたよね。それくらいデザインもかっこよかった。

小島:自分は日々のウォーキングで「ウルトラブースト」を履いています。自宅から職場まで、2〜3kmの道のりをよく歩いていますが、疲れ知らずで快適です。

南井:そんな優れたテクノロジーであるBOOSTフォームが、〈リーボック クラシック〉の名作「インスタポンプフューリー」と融合した。とあれば、どんな履き心地なのか、実際に履いて確かめてみたい——「インスタポンプフューリーブースト」はそう思わずにはいられない魅力的なシューズに仕上がっていると思います。

INFORMATION

リーボック
アディダスグループお客様窓口

電話:0570-033-033
時間:平日 9:30~18:00
reebok.jp

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