PRODUCT 1_DESIGNED by 永井博

Niteflyte ¥26,000+TAX
永井博
1947年、徳島県生まれ。大瀧詠一の『A LONG VACATION』『NIAGARA SONG BOOK』等のレコードジャケットに代表される、トロピカルでクリアな風景のイラストレーションを得意とする。
アーティストコメント
「『ヴェイパーウェイヴ』の流れもあって、以前に増して夜の風景を描くようになりました。この絵もそのなかのひとつ。今回着てもらったナツ・サマーとは3、4年くらい前に知り合って、いまでは一緒にDJをやったりするような仲です。そういう近しい人に着てもらえるのはうれしいですよね」
永井博さんのお友達ナツ・サマーさん

愛媛県生まれ、東京在住のシティポップ&レゲエシンガー、DJ。2016年、クニモンド瀧口のプロデュースによる『夏・NATSU・夏』でデビュー。永井博さんのイラスト『トロピカル・ウィンター』をはじめ、現在9枚のレコードと4枚のCDをリリースしている。
ー まずは、音楽活動をスタートさせた時期について教えてください。
ナツ・サマー(以下ナツ):さかのぼると、大学生の頃に地元の女の子とユニットを組んでレゲエを歌っていました。ジャマイカの国旗をからだに巻いて、タオルを振り回して…(笑)。それから一度就職して、いまの活動をはじめたのは2回目に東京に出てきてから。
ー 2回目というと?
ナツ:就職のタイミングで上京したんですけど、一度、実家の都合で地元に戻ったんです。そこで「人間いつどうなるかわからないから、やりたいことをやろう」と決意して、再び東京に出てきました。そのあと、プロデューサーのクニモンド瀧口さんと知り合って、ナツ・サマーとしての活動がスタートしたんです。


ー 今回のシャツのデザインを手掛けた永井博さんと出会ったのも、クニモンドさんと永井さんが一緒にやっていたいDJイベントだと伺いました。
ナツ:そうなんです。永井さんとはそのイベントで初めてお会いして、同じ四国出身だったこともあり盛り上がって。
ー その後、ナツさんの2nd EP『トロピカル・クリスマス』のジャケットアートワークを担当してもらったと。

ナツ:実は、そのとき永井さんが引っ越しを控えていて、私も引っ越し屋でアルバイトをしていたので「手伝いますよ!」と。『トロピカル・クリスマス』に使っているアートワークも、その引っ越しのときに見せてもらって、使いたいとお願いして。

ー まるでナツさんのために書き下ろされたような作品ですよね。
ナツ:そうなんです! 『トロピカル・クリスマス』は、クリスマスの曲だけど、ナツ・サマーとしては南国のテイストも入れたかった。その複雑な世界観を、そのまま絵に描いたような作品で、本当に奇跡的な巡り合わせでした。いまでは相当、仲良くさせてもらってます。
ー そんなナツさんから見た、永井さんの作品の魅力とは?
ナツ:私が語っちゃっていいのかわかりませんが…。やっぱり、唯一無二ですよね。誰もが求める楽園みたいなものが一枚の絵に表現されていて。家にも飾ってますが、それが部屋にあるだけで、パワーももらえるし癒されもする。私にとって普段は気さくで頼りになる大先輩って感じなのですが、実際に作品を前にすると、私も頑張らなきゃって、気持ちが奮い立ちます。