まだまだいろんなことに挑戦したいという気持ちがある。
ー 格闘技に関する最近の活動はいかがですか?
宇野:昨年11月に「修斗」の試合で勝って、今年も引き続きやっていこうと思いながらトレーニングを続けていたんですが、コロナの影響で試合をすることが難しくなっています。ただ、再開されたときにすぐに対応できるようにトレーニングは欠かさずにしています。
ー 8月には大仁田厚さんとプロレスの試合に出場されていましたよね。
宇野:同じ総合格闘家の青木真也選手に誘われて出場することになりました。プロレスは15年ぶりだったのである種挑戦でもありましたね。ただ、こういうときだからこそ自分の元気な姿を見せたかったし、昔から憧れていた大仁田厚さんと対戦するチャンスに恵まれることもなかなかないと思うんです。だから、それに対してきちんと自分らしさを出して応えたいという想いもありました。
ー 常に挑戦しようという気持ちがあるんですね。
宇野:はい。それだけで格闘技を続けているところがありますね。時代に対する挑戦であったり、ぼく自身年齢を重ねていますし、格闘技の新しい世代に挑戦するという点でも自分にとってモチベーションになっています。
ー 長年、格闘家を続けられる秘訣はどこにあるんでしょうか?
宇野:負けると「もうダメなんじゃないか」って思うことはやっぱりあります。今年でデビューして25年目になるんですけど、負けた後の悔しさがなくなったらもう潮時なんじゃないかと思ってるんです。ただ、試合が終わって何日かすると心の中に悔しさが生まれてくる。そういう気持ちがあれば続けられますね。年齢的にも「もう辞めたら?」っていう声も聞こえてくることがあるんですけど、自分が好きでやっていることなので、続けられるところまで続けたいという気持ちはありますね。
あとはまわりの支えがあるからこそ頑張れる。家族や友達、道場のみんな、そして応援し続けてくれるファンの方々のお陰です。応援してくれるみんながいるからこそいまの自分があるんだと思います。本当に感謝ですね。
ー だからこそ、簡単に辞められないんですね。
宇野:そうですね。まわりの人たちに少しでも喜びを与えたいですし、自分の頑張っている姿を見せたいという気持ちがいまだに強いんです。
ー 最後に、今後の目標や描いているビジョンがあれば教えてください。
宇野:まだまだいろんなことに挑戦したいという気持ちがあります。先日プロレスにチャレンジしたように、グラップリングや柔術、もちろん総合格闘技など、いろんな格闘技のジャンルがあるので、それぞれに対して現役の選手としてストイックに活動していきたいです。