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Shopping Addict 2021 Jan. 〜編集部員のお気に入り〜 後編

Shopping Addict 2021 Jan.
〜編集部員のお気に入り〜 後編

まだまだ寒空が続くなか、ファッション業界は次なるシーズンへ。秋冬セールに目移ろいしがちですが、春に向けた準備もお忘れなく。「Shopping Addict」を手引きに、新たなお供を見つけてみてはいかがでしょう。

黄田駿
脇山修平
須藤結理
竹田崇真
柴山英樹
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01 32
黄田駿

ぼくもあなたもフイナムだってエレパレです。

先日遅ればせながら「ザ・エレクトリカルパレーズ」を観ました。青春時代特有の痛々しさや禍々しい嫉妬心、それを傍観し冷笑する凶暴性。それら全部をひとつの鍋で煮詰めて出来上がったのが、このドキュメンタリー映画。とにかく観ればわかります。

SHIPS

シップスのニットパイルセットアップ

脱マイルドヤンキー。

長らく敬遠していたスエット上下。この上ない快適性やワンマイルウェアという洒落たワードに憧れてたびたびチャレンジするも、結果的に得られるのはだらしなさとマイルドヤンキー感。持って生まれたポテンシャルによって大きく左右されるのでは……と半ば諦めかけていたのですが、〈シップス〉のセットアップは平均的日本人体型にとって大きな一歩を示してくれました。ユルめながら、だらしなさとは無縁の絶妙シルエット。さらに深みのあるブルーグレーが都会的なものへ昇華してくれています。それだけでなく、糸の段階で起毛をかけているため、毛玉になりにくく、頬ずりしたくなるような滑らかさも備えています。しかも、このセットアップは、ブーツやバッシュとの相性がやたらと良い。この春はこいつとマブダチになれそうです。
ニットパイルスエットシャツ¥13,600+TAX ニットパイルパンツ¥12,700+TAX

シップス
www.shipsltd.co.jp

THE UNION

ザ ユニオンのバケットハット

避けるべきは陽射しだけにあらず。

暦の上では2月は春だそうです。とはいえ、そんなことはお構い無しに猛威を振るうのが寒冷前線。凍えるような寒さに弱く、かゆいところに手が届くデザインにもめっぽう弱い。そんなぼくにとって、耳あてが付いたハットはまさに理想的なアイテムでした。薄手のウールフラノを用いているため、被り心地は軽やか。耳をすっぽりと覆うほどのイヤーフラップは、毛足の長いファーを使っているので、温かくてフッカフカ。フラップを内側に折り畳むこともできるので、暖かい日や室内で被るときだって問題なし。機能的なところだけでなく、愛嬌のあるルックスにもめっぽう弱いんです。
¥8,500+TAX

ザ ユニオン
theunion.jp

Nychair X

ニーチェアエックスの椅子

カレーライスみたいな椅子。

キャンバス、ウッド、アイアンのミニマルな構成と直線を駆使したシンプルな構造。一切の無駄がない引き算的なデザインを見て、ごく最近のものだと思ってましたが、この椅子が誕生したのは半世紀前。デザイナーの新居猛氏が、“カレーライスのように愛される椅子”としてつくり上げたのがこの一脚です。カレーライスとは言い得て妙。“X”のフォルムが程よいスパイスを醸し出しています。それにベニワレンのラグやポップな柄のクッションといった副菜と合わせても、ケンカすることがなさそうな味わい深さ。パタンと折り畳めばラクに持ち運べますし、カラバリも豊富。カレーはひと晩寝かした方が美味しくなりますが、こちらは日を増すごとにコク深く仕上がっていきそうです。
¥38,000+TAX

ニーチェアエックス
fujiei-stores.jp/nychairx

KINTO

キントーのアロマオイルウォーマー

蒸気と炎とアロマの三位一体。

辛口のラガーでキリッとした喉越しを味わったり、サウナで一滴残らず汗を流して爽快感を得たり、オンとオフの切り替えは十人十色。個人的にはパチッとスイッチを切るより、アンプのボリュームを下げるようにゆっくりと切り替える方が性に合っています。ガラスのカップにお湯を注ぎ、アロマオイルをひと垂らし。そして、キャンドルに火を灯す。これはそういった所作を重ねることで、徐々にオフモードへと切り替えられます。セッティングしたあとは、ガラスに発生する水滴や炎のゆらめき、立ち上る香りを楽しむのみ。理科の実験のようなノスタルジックな見た目と相まって、ゆったりと過ごす時間は童心に帰れるのです。
¥4,600+TAX

キントー
kinto.co.jp

脇山修平

10年ぐらい進んで欲しい。

2度目の自粛期間に入り、外出を控える日々。一体いつになったら大丈夫と言える日が来るのでしょうか。新しい生活様式と言われるけれど、いまだに正解がわかりません。インドア派なのであまり困りませんが、早く終結して欲しいものです。

Hamilton

ハミルトンの腕時計

映画と時計。

個人的に腕時計って難しい存在です。単純な見た目の違いだけでなく、自動巻きや手巻き、クォーツ、はたまたスマートウォッチと、機能的な選択肢が多い分だけ迷ってしまいます。いまの時代、スマホで時間を見ればいいわけで、必需品というよりはアクセサリーみたいな存在だと思いますし。ロマンを買うモノと言いますか。そんな視点で個人的にグッと来たのが、世界初のLED式デジタル腕時計「ハミルトン パルサー」を復刻として昨年登場した「ハミルトン PSR」です。レトロフューチャーな見た目はもちろんですが、LEDが光っていないときの佇まいが、なんだか新鮮に映っていいなと思ったんです。余談ですが、〈ハミルトン〉はいろいろな映画で着けられ、そこから人気になったモデルも多数存在します。このモデルは『007』シリーズや『メン・イン・ブラック』シリーズで着けられてたみたい。時計に注目して、もう一度見返してみようかな。
¥99,000 in TAX

ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン
03-6254-7371
www.hamiltonwatch.jp

Lee

リーのロンT

100年後。

来年どうなっているのか、むしろ明日のことさえ分からないここ最近。先のことをついつい考えてしまいますが、いまできることを積み重ねることが大事なんだと思わせてくれることもあるわけで。この〈リー〉のマスコット・バディリーの生誕100周年を記念して生まれたロンTもそのひとつです。なんでもそんな感じだと思いますが、そもそも販売促進用として生まれたときは、バディリーの100周年が祝われるなんて、誰も考えてもいなかったでしょう。このイラストを描いているのは、漫画家のタムくんことウィスット・ポンニミットです。ヴィンテージが盛んなタイに住むタムくんが描いたアメリカ生まれのバディリー。それがヴィンテージ好きの多い日本でも販売されるというところも、なんだか胸熱な展開な気がするのは自分だけでしょうか。発売は2月10日(水)と、もう少しだけ先。あータイ行きたいなー。
¥5,500 in TAX

リー・ジャパン カスタマーズ
0120-026-101
lee-japan.jp

Third Drawer Down

サードドロワーダウンのマフラー

気持ちが軽くなる。

寒がりでして、冬になると外出を控えてしまいます。暖房点けて、コーヒー淹れて、ブランケットに包まって、家の中でぐうたらするのが一番。でも、ひととして暮らしている以上、外に出なくてはいけないときはあるものです。憂鬱な外出を少しでも楽しくできそうと思ったのが、恵比寿の「ナディッフ アパート」で、昨年末から今年の年始にかけて開催されていた、〈サードドロワーダウン〉とデイヴィッド・シュリグリーのポップアップストアで見つけたこのマフラー。青い面には「I LOST A SCARF」、赤い面には「I FOUND A SCARF」と書かれた、カラフルでキャッチーなデザインがツボりました。こういうアーティストグッズって、素材までこだわっているモノは少ないと思うんですが、こちらはカシミアが85%という意外性。どうやら予想以上に人気だったらしく、ほぼ在庫がないみたいなので、どこかで見つけら即ゲットがおすすめです。
¥5,500 in TAX

ナディッフ
www.nadiff.com

mont-bell

モンベルの手袋

冬のお供。

冬の自転車は寒いので、手袋は必需品です。でも、信号待ちでスマホを触ったりするときも多いので、寒さは防ぎつつも、使い勝手も大切。いろいろ試した結果、タッチ機能的な手袋よりも指抜き手袋が個人的に使いやすいなと。特に〈モンベル〉の釣り用手袋「シャミース フィッシンググローブ」の使い勝手が良くてリピートしています。何がいいって、手のひらに革の補強があること。自転車に乗っていると、ハンドルを握って力の入る親指と人差し指の間がよく痛んだりするのですが、これは羊革で補強してあるので通常よりも痛みづらい気がします、多分。なら、革の指抜きにすればという意見もありそうですが、さすがにそれはということで、薄手で少し寒いんですがフリース素材の「シャミース」の手袋にしています。ちなみにひとつ注意点があって、実はこれ、通常の手袋売り場でなく、フィッシングコーナーに置いてあるんです。隠れた名品感ある手袋をぜひ。
¥2,530 in TAX

モンベル・カスタマー・サービス
06-6536-5740
www.montbell.jp

須藤結理

IWGPはマコト派。

3月発売の『アンプラグド』であるひとに対面インタビューを敢行。メディアが形づくっていたイメージに翻弄されて、勝手にアヴァンギャルドかつパッションで語る方なのかと思ったら、全くの正反対。キングもペコも、あの誠実な人間から生まれたんだ…感無量なり。

Marimekko

マリメッコのウニッコ スウェット

マリメッコの引き算。

年齢も性別も人種もフラットに受けいれる。かと言って、だれが着ても同じ風には見えない。〈マリメッコ〉は魅惑です。大学のときに持っていたのはトートバッグやソックスなど、いずれもブランドを象徴するようなポップな柄が配されたもので、だれが見ても紛れもなく〈マリメッコ〉の女でした。しかし、20代もなかばが過ぎ、新しいフェーズに入りました。第二期とでも言うのでしょうか。引き算の妙が光るアイテムに惹かれはじめたのです。このスウェットもそのひとつ。よく目を凝らすと、浮きがってくるUnikkoのケシの花。色味もわかりやすさも主人公感も削ぎ落とし、ステッチのみでデザインする。この二,三歩さがったところから仕立てた服は、ファッション迷路に入っている私の胸をズキンと打ち抜きました。さて第二期、いいスタートが切れました。
¥31,000+TAX

Marimekko
www.marimekko.jp

Whimsy

ウィムジーのワシソックス

靴の下にひとさじのユーモア。

夏に自転車を買い、最近ちょっといいチロリアンシューズを買ったせいか、ちらりと覗くそれの重要さを知りました。いま私、靴下が気になります。そんな機運と、周囲の趣味も相まって行きついたのが〈ウィムジー〉。スケートカルチャーに根を張った、大阪発のドメスティックソックスブランドで、靴下でしか表現し得ないことを次々と仕掛けています。20AWのなかでも気になったのはこちら。“日本の伝統”よろしく「和紙」を原材料に、天然繊維100%の紙の糸でつくられています。夏は蒸れず冬はあたたかい、まさに障子と同じ原理のソックスなんです。そしてよくよく目を凝らすと、エンボス加工をしたかのように、靴下の上に靴下の柄が浮きあがって見えませんか? このお茶目加減、いつも靴の下に忍ばせておきたくなっちゃいますね。私の靴下の世界は、いまここで開かれました。
¥2,200+TAX

Whimsy
whimsysocks.com

BATONER

バトナーのディーグリース ハーフ ジップ ニット

いいたゆみを設計する。

ややきゅっと締まった裾から頭を入れて、しばしの暗闇のあと、首から頭をだす。これを展示会で試着したとき、そんな服を着るというあたりまえな動作にここちよさを感じました。その一端を担っているのは生地。このかりっとした風合いは、空気紡績機で紡績したコットンを多本取りし、限界まで度目を詰めて編立することで実現できたのです。そして、惚れ惚れするのがおおげさではない裾の仕立て。豊かでヘルシーなたゆみがうまれ、1枚ではもちろん、シャツやハイネックのニットで味付けすることもできます。私が買ったのは明るめなグレーですが、背筋が伸びるようなブラックもいいですね〜。ほかにも上品なイエローやベージュがあるみたいです。〈バトナー〉の色出しのおもしろさは、また今度の機会までおあずけで。
¥24,000+TAX

BATONER
www.batoner.com

Endplaydevice

木暮春佳のハンドメイドスチールチェア

タチを思い出した梯子。

初めて見たとき、ジャック・タチの映画が頭に浮かびました。50年代のフランスにシュールな笑いと、時代の先を行くモダンな思想を届ける。タチが作る映画は、21世紀のわれわれからしてもファッショナブルが過ぎるくらい、ファッションをしていたように思います。なかでも、画面に映る建築や造形物は、ときに主人公よりも饒舌に物語を語り、ときに繰り広げられるコントの箱にもなりうるのです。木暮春佳さんのつくるものは、何か動作を促す機能的な側面に加え、使用者が何をしてくれてもいいという余白を残してくれている気がします。こちらの作品は、最低限必要な棒と面で構成されていて、気の利いた英語のあしらいがひとつふたつ。明るいグレーと朱色が目にたのしい椅子なんです。おもちゃのようでもあり、無機質な工場に置かれる一つのようでもある。この佇まい、やっぱりタチとなぞらえてしまいます。
¥40,000+TAX

Endplaydevice
Intagram:@endplaydevice

竹田崇真

アイロンがけに没頭中。

奮発してちょっといいスチームアイロンを買いました。で、最近朝にシャツやらなんやらにアイロンがけすることがルーティンになりまして。何がいいかって、とにかく心が落ち着くんです。心を無心にシワを取ることに没頭する。そういう意味では、瞑想や写経と同じようなものなのかも、と思ったり。

stein

シュタインのパデッドスタンドカラーコート

これにて心配ご無用。

「寒くないの?」。ここ最近、撮影現場に行くと必ずこう聞かれます。どうやら、分厚いアウターを毛嫌いして、春先のような格好をしているのが原因みたいです。もちろんなかに着込んでいるので大丈夫なんですが、心配されすぎたせいか、「ダウンのようなアイテムをひとつは持っていてもいいか」、そんな気持ちになってきました。ただ、中綿がパンパンに入ったようなモノは、ぼくの生活には明らかにオーバースペックだし、もう冬も終わりかけ。こうして頭を悩ませていた矢先、理想の一品に出合いました。〈シュタイン〉のパデッドスタンドカラーコートです。原宿のセレクトショップ「carol」のオーナーである浅川喜一朗さんが手がけるブランドなのですが、ミニマルななかに一捻りを効かせた服が完全にぼくの好み。このコートだって、ステッチを極力見せず、一方で右肩から胸にかけて配されたガンフラップや、ウエストベルトでアクセントを加えています。中綿は柔らかく薄い20グラム、40グラムのものを使い分けることで、防寒性を保ちながらスタイリッシュなシルエットを実現。軽くて薄いのに暖かい。それ故にインナー次第では楽々3シーズン着まわせそうです。
¥94,600 in TAX

キャロル
storecarol.com

th × Mame Kurogouchi

ティーエイチ × マメ クロゴウチ

端正な作業服。

服好きなら一度や二度、「もし女性になったらどんな服を着よう」なんて想像したことがあるはず。着たいと思うモノがあれこれあるわけですが、なかでも〈マメ クロゴウチ〉の服を見ているときは、決まって女性が羨ましくなります。と思っていたところ、ついにメンズでも着られるアイテムが、堀内太郎氏による〈ティーエイチ〉とのタッグから生み出されました。縫製工場「thmk」を共同経営するなど、兼ねてより親交のあった両者。そのファクトリースタッフが日常から着用できる上質なユニフォームを製作したいという想いを起点に、「thmk」と名付けられた今回のコラボレーションがスタートしました。コンセプト通り、こちらのラボコートはポケットを大きく設定し、左フロントポケットに2つのペンホルダーを搭載するなど、実用的で端正な仕上がり。ユニフォーム、ワークウェアというのも男心をくすぐってくれます。
各¥60,500 in TAX

ティーエイチ プロダクツ
thproductsonline.com
マメ クロゴウチ
www.mamekurogouchi.com

HARUKI SHIMAMURA

ハルキ シマムラのニットコート

アントワープの情景。

インスタグラムをだらだらと眺めていたときに、ふと見つけたのがこれ。気になって、アカウント名を見てみると“HARUKI SHIMAMURA ”の文字。失礼ながら、これまで聞いたことのないブランドでした。ウェブで検索してもほとんど情報が出てこない。だけど唯一あったこの動画を見たら、その理由が分かりました。デザイナーの島村明樹さんは、弱冠21歳の服飾学校に通っている学生だったのです。そんな彼のクリエイションの根底にあるのは、自身のルーツ。こと21年春夏コレクションでは、〈ナマチェコ〉でのインターンをはじめとするアントワープでの経験を落とし込んだといいます。なかでも特に惹かれたのが、このニットコートでした。名前の通り、ニットでありながら、サイズ感はコートのよう。袖部分にはボタンが連なっていますが、外す位置を変えるだけでさまざまなシルエットが楽しめ、袖口を折り返して止めればダブルカフスのようにもなります。着用者次第でいかようにも姿を変えるアイテムなだけに、自分好みの着こなしを見つけたいものです。
¥52,800 in TAX

ハルキ シマムラ
@harukishimamura

both

ボースのブーツ

ブーツデビュー。

にわかながらも軍モノ好きとしては、ミリタリーブーツに憧れがあります。無骨なデザインとオーバーなサイズ感がたまらない。ズボンの裾をシューズのなかに入れたときの、たまりが出来る足元も妙にかっこいい。しかし、個人的にミリタリーブーツには懸念点が2点ほどあります。ひとつ目は、実際に兵士が履いていたような本物のやつだとコスプレ感がでてしまうこと。ふたつ目は、単純に脱ぎはぎがしにくいこと。ということで、代わりとなるミリタリーライクなものをいろいろと探していたんですが、〈ボース〉のチェルシーブーツがなんだか一番しっくりきました。2016年にパリで誕生した〈ボース〉は、東南アジア産の厳選されたゴムと、レザーをはじめとする天然素材を組み合わることでモダンなシューズを生み出すシューズブランド。そのシグネチャー「GAO」シリーズのひとつであるチェルシーブーツは、カーフレザーのアッパーと、ミリタリーの雰囲気漂うチャンキーなソールが好相性。一般的なチェルシーブーツだと上品すぎるけど、これなら日常にも溶け込む。案外脱ぎはぎも容易にできるので、ブーツデビューはこれに決まり、かも。
¥56,364+TAX

ボース
both.com

柴山英樹

週半ばのオアシス。

水曜サ活。今年に入ってから実践しているのですが、これ、かなりオススメです。気持的&肉体的疲労を感じ始める水曜の夜にサウナを挟むだけで、残り2日の仕事へのモチベーションが格段に上がるんです。週の半ばに絶望を感じ気味の方、ぜひ。

CANADA GOOSE × Angel Chen

カナダグース × エンジェルチェンのボンバージャケット

エースとルーキーのタッグ。

コートより動きやすく、ダウンよりもコンパクト、それでいて暖かい。そんなアウターとの出合いを求めて常日頃ネットサーフィンを繰り広げているわけですが、ついに探し出しました。それが、〈カナダグース〉のボンバージャケット。広くとった身幅にすっきりとした着丈、ミリタリーテイストの武骨なルックス。いい意味で“らしくない”デザインだと思うんですよね。それもそのはず、手がけたのは上海の気鋭デザイナー、エンジェル・チェン。彼女のモダニティと〈カナダグース〉らしいクラフトマンシップを融合させた一着というわけです。デザインがシンプルな分、いまの季節はニットやフーディ、春にはシャツやカットソーといった具合にコーディネートの妄想も熱を帯びます。北米の名門とアジアの新星のチームアップは、憂鬱な冬の寒さも吹き飛ばしてくれました。
¥110,000+TAX

カナダグース
www.canadagoose.jp

PeakPerformance

ピークパフォーマンスのジャケット

北欧デザインのアウトドアウェア。

〈アクネストゥディオス〉や〈アワーレガシー〉といった北欧ブランドに代表される、ミニマルななかにヒネリを効かせたデザインが好きです。では、そのミニマリズムを残しつつ機能を加えたらどうなるか。個人的なベストアンサーが〈ピークパフォーマンス〉でした。スウェーデン発のアウトドアブランドで、特にスキーシーンにおいては母国で圧倒的な支持を集めているんだとか。グレーとオフホワイトのカラーブロックがクリーンなこちらは、随所に配したレッドのドローコードがいいスパイスになっています。ゴアテックスを採用したボディは、使い勝手の良いさまざまなポケットを配置。背中にストレッチを効かせているので、ジャストで着ても締め付け感がありません。釣りの次は雪山ブランドが流行るかも、なんて密かに思っています。
¥89,000+TAX

RCTジャパン
03-6303-1039
www.peakperformance.jp

DAIRIKU

ダイリクのカットソー

愛と平和を纏う。

出ちゃいましたね、緊急事態宣言。仕事終わりはおろか、休日に呑みにいく機会もめっきり減りました。この沈んだ気持ち、そして空白の時間を埋めるにはやはり洋服に頼るしかありません。いま求めるべきは、着るだけで、見るだけで気分を上げてくれる起爆剤的な一品。そんなアイテムを、〈ダイリク〉がつくってくれました。“愛と平和”、このストレートさがコーディネートに遊びをもたらしてくれます。右に関しては「しかもPEACEやんか」なんていう窪塚洋介の名言も聞こえてきそう。ネックのダメージや、ボディの褪せ具合もポイントです。まるで先輩のお古を譲り受けたかのような風合い。手に取ればグツグツと愛着が湧き出してきます。呑み代も減った分、まとめ買いしてみるのもアリですよ。
各¥21,000+TAX

4K
03-5464-9321
@dairiku

meanswhile

ミーンズワイルのネックストラップ

ポスト・マスクストラップ。

最近マスクストラップを着けているひとをよく見かけます。グラスコードと同じような感覚ですよね。合理性があるというか、実用的でありながらコーディネートのアクセントになっているあの感じ、ドストライクです。ぼくもそろそろ! ということで、そっけない首回りに存在感を持たせるいい塩梅のアクセサリーを探していたところ、〈ミーンズワイル〉のネックストラップに出合いました。リング部分にズームしてみてください。ワイヤーコードを採用しているので輪っかの開閉ができ、さまざまなアイテムをぶら下げることができるんです。ネック部分は一見ビーズに見えますが、実はシュリンクレザー。チープ感のかけらもありません。煌びやかなアクセサリーが苦手という方も、ぜひ試してみてください。
¥8,000+TAX

ミーンズワイル
meanswhile.net

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