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アメリカ好き古着派スタイリストとフルーツオブザルームのフレンドリーな関係。
FRUIT OF THE LOOM × VINTAGE STYLIST

アメリカ好き古着派スタイリストとフルーツオブザルームのフレンドリーな関係。

170年以上の歴史を持つ、アメリカが生んだ老舗カットソーブランド〈フルーツオブザルーム(FRUIT OF THE LOOM)〉。日本国内では、現代の人々や生活様式、ファッションにフィットするべくリブランディングを実施し、ライフスタイルブランドとしての新たな道を歩んでいます。そこで今回は、アメリカ好き・古着好きで知られるスタイリストの原田学さんに、自身が見て感じてきたモノを通して、〈フルーツオブザルーム〉の思い出と魅力を語って頂きました。気になる私物紹介から、最新アイテムを取り入れてのセルフスタイリングまで、〈フルーツオブザルーム〉を自分らしく楽しむ。そのヒントがここあります。

ライフスタイルに気軽に取り入れられて、好きに楽しめる。それに勝るモノはない。

タイダイ染め S/S Tシャツ ¥5,500+TAX / タイダイ染め L/S Tシャツ ¥6,500+TAX
ペールトーンのタイダイ染めが施された、春先にぴったりのアイテム。フロント胸部分に入ったロゴ刺繍がさりげなくアクセントに。単体着用ももちろんアリだが、着こなしやすさ的にはレイヤードがオススメ。

ー こちらは今春の新作ラインアップのなかから、原田さんが好きそうなモノをピックアップしてみました。まずは、春らしく淡い色合いのタイダイ染めTシャツから。

原田:よく見るとフロントに染めと同色でブランドネームが刺繍されているんですね。へ~、これは意外だなぁ。タイダイ染めがいまのトレンドの70年代テイストで、それでいてちょっと刺繍が90年代のブランドものっぽい雰囲気もありますね。

製品染め プリント S/S Tシャツ ¥4,500+TAX
古着市場では遭遇率が低いという、ロゴグラフィックをあしらったTシャツもリクエストに応えて登場。ボディ、プリントともに好発色でキャッチー。左袖にはフルーツロゴの刺繍ワッペンが付く。

ー ロゴグラフィックを大胆に配置した製品染めのTシャツもイチオシです。

原田:やっぱりフルーツにはカラフルなイメージがあるんですよね。古着で見つかる90年代初期のパックTなんかでも、ネイビーやホワイトといった定番色に混じって、こういった派手な色合いのモノが見つかるんですが、なにぶんサイズが小さいのばかりで、ぼくが着たいXLなんかは全然見つからず。なので、こうやって現行で楽しいカラバリをリリースしてくれて、着こなしに合わせてサイズを選べるのは嬉しいですよね。

プリント BIG S/S Tシャツ ¥4,500+TAX
フロント左胸にハンバーガー、そして背面にはその設計図と素材表をプリント。ネタ選びとビッグシルエットが相まって、やたらとアメリカンな1枚。これ以外に、ブラック×イエローも展開している。

ー それでいえば、このBIG S/S Tシャツなんて、原田さんにピッタリなのでは?

原田:たしかにデカい! シーン全体でビッグシルエットが人気というのもあるし、男女問わずつかえそう。ハンバーガーというモチーフもポップでアメリカンですね。これなんかは1枚で着てもいいし、レイヤードするのも良さそう。最近では子供たちもビッグシルエットを着ていたりしますからね。ウチの子供なんかもそうで、普段はぼくが勧めたアイテムって着るのを嫌がられることが多いんですが、これならむしろ喜んで着そうだなぁ(笑)

ー たしかに、老若男女に受け入れられるキャッチーさを備えていますよね。また近年はパックTと同じくらいに、ロゴものが人気だそうです。

原田:ロゴは大事ですからね。90年代のTシャツなんかで、ごく稀にロゴがプリントされていたりしますが、他ブランドに比べると玉数も少なくて逆にレアなくらい。ブランドをアピールする意味でも、人気なのはイイことです。

ー そして新しくなっている部分はありつつも、作り自体はスタンダードで。

原田:そこがまたイイじゃないですか。Tシャツにしろスウェットシャツにしろ、近年はヴィンテージの仕様だったり、いかに作り込むかっていう流れになっているなか、スタンダードを貫くっていう姿勢も共感できるポイント。それでいえば定番のパックTやソックスも好きですね。フルーツって、あのパックとロゴの組み合わせが可愛いんですよ。それがスーパーマーケットや量販店で大量に積まれている光景が、たまらなく好きです。

(左)FTL C 4Pチューブラインソックス ¥1,600+TAX、(中)FTL C 6P 6×2リブWHT ¥1,280+TAX、(右)FTL Q 6Pライン ¥1,280+TAX
ライフスタイルに寄り添うアイテムとしては、Tシャツと並んでブランドの定番となっているソックスたち。4色セッロのライン入りチューブソックス、6パックの白クルーソックス、そして6色セットになった。ショート丈のラインソックス。どれも使い勝手の良さがウリ。

ー まさに〈フルーツオブザルーム〉がある日常ですよね。そして今回は新作の中から、製品染めのプルオーバーフーディーをセルフスタイリングしていただきました。

製品染め プルオーバーパーカー ¥7,500+TAX
素材はもちろんコットン100%。まさにフルーツのような鮮やかな発色と、重ね着しやすいライトオンスの生地厚が特徴。重ね着もしやすく、見ているだけでテンションが上がるはず。

原田:思ったよりもライトですごく着心地が良いですね。裏も起毛してないので、これからの時期に活躍しそう。今回は自分の好きなグリーンを選びましたが、他のイエローやパープル、レッドなども色鮮やかな発色でイイですね。せっかくなら春なのでちょっとスポーティに着たいなと思って、’60S〈マックレガー(McGREGOR)〉のスポーツジャケットと’30S U.S.アーミーのジョッパーズパンツ、足元は〈ニューバランス(NEW BALANCE)〉の「MH1500」を合わせてみました。で、長年お約束になっているウエストバッグ。いつもはもっと派手なんですが、『フイナム』さんということで、シックにまとめてみました(笑)

ー フーディーが自然に馴染んでいますし、色使いといいアイテムセレクトといい、すごく原田さんらしいです。

原田:スタンダードなものを普通に着るのが、気恥ずかしいというのはあります。もちろんスタンダードゆえの格好良さもありますし、理解できるんですが、根が天邪鬼なんでしょうね。賢く品良く見えるというよりは、楽にラフに楽しそうに見えるような格好をしていたい。これでもし、普段の自分っぽく合わせるなら、ボトムスを派手な色使い&切り替えのモトクロスパンツに変えた上で、フーディーも2サイズくらいアップ(着用はLサイズ)して、アウターとして着てみたいですね。

ー そうやって自分なりの楽しみ方を見つけるのも、ファッションの醍醐味ですね。

原田:この〈フルーツオブザルーム〉にしたって、元々は生地の販売からアンダーウェアが主流になってと、ファッションブランドではないじゃないですか。でも、そこが楽しいと思うんです。自分自身、本来意図されたものとは違うかもしれないけど、自分なりの楽しみ方ができるから、古着が好きというのもありますし。

ー 最後に、〈フルーツオブザルーム〉を着こなす際のヒントがあれば教えてください。

原田:カジュアルなデイリーウェアだからこそ、簡単に逆転の着方を試してもらいたいですね。例えば、さっきのビッグシルエットのTシャツの下に、フルジップのフーディーを着てみるとか。テイストの異なるものを合わせて変化を付けるだけではなく、そもそもの着方というかルールを変えてみちゃうとか。そういうのも面白いんじゃないでしょうか。ライフスタイルに気軽に取り入れられて、好きに楽しめる。それに勝るモノはないので、〈フルーツオブザルーム〉らしく、自由に楽しんでもらいたいなって思います。

INFORMATION

FRUIT OF THE LOOM ZOZO

zozo.jp/shop/fruitoftheloom/

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