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PROFILE
地元・広島からの親友、土井氏とともに2人が共同オーナーを務める「プロップス ストア(PROPS STORE)」をキラー通りにオープン。アメリカを中心としたストリートベーシックなインポートやインディペンデントな国内ブランド、親交のあるグラフティライターのグッズ、スーベニアショップやスリフトショップで買い付けた気の利いた小物など購買意欲をそそるアイテムを豊富に取り揃える。古着やアメリカンカルチャーへの造詣はもちろん、大の広島カープファンとしても知られる。
ー 「プロップス ストア」ではオープン時から継続して〈フルーツオブザルーム〉のアイテムを取り扱っていますよね?
そうですね。学生時代から個人的に愛用していたブランドでもあり、思い入れも強いので、お店でも継続して取り扱っています。国内規格のものではないのですが、それこそアメリカのスーパーやスリフトショップで買い付けていて、毎シーズン買い足してくれている人もいるくらい、うちの店でも人気ですね」。
ー そのなかでも特に藤井さんが愛用していたモデルとかはあるのでしょうか?
Tシャツではないんですが、『A-SHIRT』というモデルのタンクトップは普段から365日くらいのペースで愛用しています。他ブランドに比べて伸縮性に優れていて、サイズ感も大きいので、肌着として重宝しているんです。アメリカだと新学期の時期になると売り切れになるくらい現地の人たちに馴染んでいるアイテムで、そうした普遍性も魅力のひとつなんですよね。
ー 今回は日本規格で、さらには無地ではなくタイダイ柄のTシャツを着用いただきました。いかがでしょう?
アメリカ規格のものと違って、ウォッシュが掛かっていたことで着心地が凄く良かったですね。サイズ感もいつものワンサイズ上を選んだらぴったりのサイズ感で、満足しています。それにタイダイ柄では珍しいボーダー柄というのもにも惹かれました。染めで表現されるボーダー柄は新鮮で気分も高まりますね」。
ー この日の着こなしのポイントを教えてください。
春から夏にかけて、少し肌寒い時期や気温の変化が読めない時期なんかは、たまにジャケットを羽織る着こなしをすることもあるのですが、変わったデザインのタイダイ柄をハズしとしてワンポイントで合わせるのは面白いかなと。まぁイメージとしてはボーダー柄のインナーを合わせる感覚に近いのですが、デイリーユースに合わせられるアイテムだと思います。
ー スタイリストや服好きの若い子達のスタイルサンプルにもなっている藤井さんがこだわるTシャツの選び方や着こなし術があれば、教えてください。
シンプルですけど、サイズ感とオンスですね。自分の好きなスタイルにあった選び方をすることが前提なので、この二つだけ自分の中できちんとしたルールを持っていれば、着こなしにもすっと馴染んで、こなれて見えると思います。