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東京・八丈島で出会う、贅沢なひととき。元島民と巡る1泊2日の旅。
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東京・八丈島で出会う、贅沢なひととき。元島民と巡る1泊2日の旅。

東京の沖合に浮かぶ伊豆諸島。大島や新島、三宅島などの有人島と、そのほかの無人島あわせて100以上の島々から形成されている。そのうちのひとつである八丈島は、大島に次いで人口の多い島。そこで生まれ育ったのが笹本海人a.k.a.KOZAKANAくん。おらが町の魅力を教えてもらうべく、9月中旬にKOZAKANAくんを引き連れ、一路八丈島へと向かいました。

心と体を浄化してくれる八丈島の自然。

「足湯 きらめき」の泉温は44度ほど。ちょっと熱めの湯が、血行を促進して体全体を温めてくれる。

藍ヶ江港の釣り場から目と鼻の先にある「足湯 きらめき」は、釣り人や地元の漁師たちを癒す足湯スポット。神経痛、関節痛、筋肉痛などに効果がある。火山島の八丈島には温浴施設も点在していて、特に中之郷は温泉が集中するエリア。

「いつも釣りのあとは、ここで今日の釣りはどうだったかぼんやりと話しながら、海を眺めてダラダラしてます。にしても、今日はもう、全然ダメでしたね(笑)。でも、釣れなくてもその時間が心地よかったからよしとします」

足湯きらめき
住所:東京都八丈島八丈町中之郷
電話:04996-2-5570(八丈町役場福祉健康課)
時間:11:00~21:00
定休日:なし

最寄りの駐車場から5分ほど歩いてたどりつく裏見ヶ滝。

その後、KOZAKANAくんが案内してくれたのは、「滝を裏側から見られる」ということから名付けられた「裏見ヶ滝」。国道から少し入っただけなのに、まるで南米のジャングルみたいに、鬱蒼とした自然が出迎えてくれる。

「昔、おじいちゃんとよく来ていたところ。人もそんなに多くないし、マイナスイオンをバンバンに浴びれる大好きな場所です」

ちなみに、滝の入口のそばには、人気の露天風呂「裏見ヶ滝温泉」がある。入浴料は無料。混浴のため、訪れる際は水着を持参すること。

裏見ヶ滝
住所:東京都八丈島八丈町中之郷1355

旅を締めくくるのは、乙千代ヶ浜海水浴場。人工的に囲われたタイドプール(潮だまり)で、安心安全に海水浴を楽しめる。小魚もたくさん泳いでいるから、それを観察するのも楽しい。

乙千代ヶ浜海水浴場の水深は1メートルくらい。海水のため、プールよりも簡単に体が浮かぶ。

「来たのは10年ぶりくらい。小さいときは本当によく来ていて、ひたすらここで遊んでました。泳ぎもプールじゃなくて、ここで学びましたし。懐かしいですね」と、水面に浮かび、たゆたいながら話してくれたKOZAKANAくん。久しぶりに訪れた八丈島の感想を聞くと、こう答えてくれた。

「本当に最高でした。ここは、ぼくの故郷であり、リセットされる場所です。来る度に、海と風が、心身ともに余計なものを洗い流してくれる。あと、見てもらってわかる通り、都心に比べると、なにもないんです(笑)。人も少ないし、コンビニもないし、交通も不便。でも、八丈島はなにも考えずに過ごす時間が最高だし、贅沢なんです」

買い物三昧やグルメ三昧の旅もいい。観光名所をかけずりまわるのも悪くない。白い砂浜のビーチで日焼けするのも捨てがたい。でも、八丈島に行くときは、そんな目的をただこなすような忙しない旅とは違うよさを味わって欲しい。雄大な自然と、ゆっくり流れる時間と、優しい人たち。そんな出会いに身を任せていたら、これまでの旅で、もっとも安らいだ時間を送ることができた気がする。なんたって、スーパーの外に設置されているベンチに座っているだけで多幸感に包まれるんだから。これ本当。

乙千代ヶ浜海水浴場
住所:東京都八丈島八丈町樫立

INFORMATION

TAMASHIMA.tokyo

観光情報サイト「TAMASHIMA.tokyo」では、東京都の多摩・島しょ地域で「新しい贅沢」を見つける旅をたくさん紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
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島へのアクセスは、伊豆・小笠原諸島交通情報サイト「東京宝島うみそら便」もご活用ください。
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協力/(公財)東京観光財団

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