自然を媒介に繋がる人と人。
ーまずは「カムイ」における、それぞれの役割を教えていただきたいです。
マックス:ぼくがファウンダーであり、CEOです。
イアン:普段は「Meta(旧Facebook)」でデザインのディレクターをしています。「カムイ」ではUIやUXなどのデザインに関するアドバイザーです。
藤原:ぼくはアドバイザー、という感じなのかな?
マックス:そうです。(藤原)ヒロシさんには、最初にこのプロジェクトに賛同してくれて、出資していただきました。
ーお二人は以前から親交があったんですか?
藤原:冬になると一緒に雪山に行く仲です。一緒にバックカントリーをやっていて。
ー大きいザックを背負ってアイゼンを履いて、山に登ってる仲だと。
藤原:いえいえ、もっとゆるいやつです。チョコレートとビスケットをカバンに詰めて、半日くらいで行くような。
ーイアンさんとマックスさんは、どういう繋がりだったんでしょうか?
マックス:イアンは、あるとき共通の友達に紹介されて、いろいろ話していくなかで自然が大好きだということを知って、一緒に山に行くようになったんです。で、一緒に登山をしているときに「カムイ」の話をしてたら、参加してくれるということで。
ー藤原さんはなぜ、アドバイザーとして参加することを決めたんでしょうか。
藤原:マックスとは友達だし、いいやつなので。
ーマックスさんがやることだから間違いないと。
藤原:間違いはいっぱいあるかもしれないですけど(笑)、間違いも含めたうえで、マックスを愛しているので。
マックス:ありがとうございます(笑)。
ー最近、改めて思うのが、自然でのコミュニケーションって街にいるときよりも濃密になりますよね。
藤原:大きい会社の喫煙ルームと同じなんです。肩書きがとれるというか。
マックス:イアンのこともよく知っていたわけじゃないけど、一緒に自然で接するうちに自然とね。
イアン:自然ではよりオープンに、かつ冷静に人と繋がりやすいし、コミュニケーションも取りやすいですからね。
マックス:自然のなかで時間をともにする人は、不思議と信頼できてしまうんですよ。