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カムイがもたらすプレミアムな自然体験。
Kammui takes you there

カムイがもたらすプレミアムな自然体験。

フィールドを知り尽くし、いかなるリスクも熟知して、そのなかで最大の自然の楽しみ方を提案してくれるアウトドアガイドたち。けれど、どこで予約をすればいいかわからないし、ガイドたちの人となりもわからないから不安…。そんな悩みを解決してくれるのが、2022年9月にはじまった「カムイ(Kammui)」です。アドバイザーには、藤原ヒロシさんや、元instagramデザイン部門最高責任者が名を連ねるという豪華布陣。謎多きそのサービスの全貌、お見せします。

  • Photo_Shingo Goya
  • Text_Keisuke Kimura
  • Edit_Ryo Komuta

あらゆるアクティビティとユーザーを繋ぐ架け橋に。

ーそもそも、「カムイ」を設立することになったきっかけというのは、なんだったんでしょうか?

マックス:コロナが大変だった時期に、経営に携わっていた会社が終わってしまったんです。同時期にプライベートでも結構大変なことがあったんですけど、そんなときだったから自然に行く機会も増えていて、そこで過ごす時間に救われた部分があったんです。

それと、コロナ禍で世の中のシステムもいろいろ変わっていっているなかで、ますます自然での体験は重要になっていくのかなと思ったんですよね。そこから、いろいろとビジネスを形にしていくなかで、ヒロシさんと打ち合わせたときにサポートすると言ってくれて。そのあとイアンも、快く引き受けてくれて。

藤原:「カムイ」がやろうとしているような、ガイドさんにどこかへ連れていってもらって体験するというのは、何年も前からぼくらは経験していたし、こんなに面白いことがあるんだったら、ほかの人にも経験してもらえればいいんじゃないかと。

イアン:ぼくはニューヨークで生まれて育ってるんですが、東京に住んでいれば、1時間半もクルマを走らせれば海も山も、川も、湖も、砂漠までもアクセスできて、いろんな体験ができる。こんな街は世界でも本当にないと思います。それと、ぼくはトレイルをハイキングするのが好きなんですが、ウォーキングメディテーションにもうってつけの場所が多いんです。

ー歩きながら、瞑想をすると。

イアン:そうです。

ーヒロシさんもバックカントリーをされるとき、そうした癒しみたいなものを求めて自然へ行くことはありますか?

藤原:ぼくはないですね。ファンの部分のみ。

マックス:ぼくは登るのも好きですけど、ヒロシさん、登るの嫌いですよね(笑)。

藤原:そう(笑)、ぼくは下るだけで。

ーじゃあ、トップまではなるべく簡単に行きたいと。

藤原:そうですね(笑)。

マックス:やっぱりどんな自然体験も、いろんな楽しみ方があると思うんです。ぼくの友達でも、バックカントリーであっても登るのが嫌いな友達がたくさんいますし。

藤原:ただ、メディテーションとまではいかないですけど、雪山に入っていると無音だったりするんです。それは、日常であまり経験できないといえば、経験できないですね。そこではスキー場だとだいたい流れてる広瀬香美とかも聞こえないし。

ー(笑)。

藤原:風の音とか、木がサラサラしている音だけだったりするから。

マックス:ぼくは、そうした癒しみたいなものを求めているわけじゃないんですけど、結果としてそうだったってことはありますね。東京で働いていたら、あるひとつのことで悩んじゃうけど、山に行けば、そんなのどうでもいいやとなる。バランスが取れるんですよね。ファンだけじゃない、そういうバリューがあることも、「カムイ」を通してみんなに知ってもらいたいですね。

藤原:ガイドと一緒に自然へ行けば、楽しいとか気持ちいい瞬間ってすごくあるけど、そういうのってうまく説明できないんですよ。記事であれ動画であれ、本当の意味での表現ができないから、それを「カムイ」がちょっとでも伝えられればいいと思います。

マックス:それでいうと、実際にここ10年くらいの間で、自然で遊んでいる人たちのほうがハッピーになっているというデータも出てきているんです。なので、街のなかで、SNSをやっているだけだではダメだと。

藤原:(イアンに向かって)マックスがAnti Metaについて話してるけど。

イアン:大丈夫(笑)。たぶんこのなかで、ぼくが一番アウトドアへ行っていることが多いし、そのことをわかっているから(笑)。何事もバランスだよね。

ーまだサービスははじまったばかりですが、今後はガイドも増やして、アクティビティの数やフィールドも増やして行くんでしょうか?

マックス:いきなり増やしたいわけではないんですけど、もちろん、冬に向けてスノーアクティビティは増やしていきますし、今後は会員制のサービスもローンチ予定です。

ー会員制のサービスはどういうものになるんでしょうか?

マックス:特に海外の富裕層の方からなんですけど、日本へ旅行をしにきたときに、金額は関係なく最高のアウトドア体験をしたいっていうリクエストが多いんです。となったときに、ドローンで撮影もしたいし、おいしいご飯をつくるシェフもつけてほしい。そんな細かなサービスのアレンジもできるように、会員制を設けようと思っているんです。もちろん、先ほども伝えたように、それがガイドさんのフィーにも繋がってくるわけで、ガイドをサポートすることにもなっていくし、次世代のガイドも育っていくことになればいいなと。とはいえ、プレミアムなものばかりにするつもりはないんですけどね。

ーなるほど。二軸で、というか。

マックス:例えば友達が誘ってくれたとか、全部準備してくれるとなったら、アクティビティのハードルは下がるじゃないですか。「カムイ」も同じように、難しそうなアクティビティのハードルを下げて、自然に触れ合うきっかけとなるツールになっていけたらいいなと思っています。

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