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マーガレット・ハウエルとMHL.のタイムレスな名品。
A timeless Masterpiece.

マーガレット・ハウエルとMHL.のタイムレスな名品。

テーラードやワーク、ミリタリーのスタイルをベースに、時代を超えて愛されるベーシックで洗練されたコレクションを発表する〈マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)〉と〈MHL.〉。2023年春夏コレクションのおすすめアイテムをピックアップするとともに、タイムレスな服づくりに惚れ込んだファッション業界のプロの愛用品も紹介します。

  • Photo_Keita Goto(W)
  • Text_Hisatomo Chikaraishi(S/T/D/Y)
  • Edit_Daiki Yamazaki(Rhino inc.)

〈マーガレット・ハウエル〉と〈MHL.〉が好きな
ファッション業界の目利き4人が私物の愛用品を紹介!

PROFILE

池田尚輝
スタイリスト

1977年生まれ、長野県出身。スタイリスト坂井達志氏に師事後、2000年に独立し、ファッション誌をはじめ、カタログや広告など幅広いメディアで活躍。カジュアルからモードまで、さまざまなジャンルを行き来しながら、品と遊びを両立するスタイルを作り上げる。
Instagram:@_naoki_ikeda

ブリティッシュモダンを教えてくれた
控えめだけどスペシャルな一枚。

〈マーガレット・ハウエル〉に対し、“優しい雰囲気をたたえる、着やすい服がそろうブランド”というイメージを持っていた池田尚輝さん。「漠然としたイメージだったのが、ブリティッシュモダンという世界観を意識してから、〈マーガレット・ハウエル〉はその普遍的な価値を、移り変わりの大きい時代の中で、服だけでなく広告や毎年発行するカレンダーでも発信し続けていたと改めて思い知った」
そんな思いを胸に秘めた池田さんが、8年ほど愛用しているシャツがあります。テキスタイル作家のジョージナ・フォン・エッツドルフ氏と協業したプロジェクト「MH PLUS」の作品で、ロンドンのスタジオで縫製されたもの。「一目で将来的に価値あるアーカイブになると感じ取れるほど、特別な存在感を放っていた」と購入当時を振り返ります。その魅力はいまでも色褪せず、主張を抑えた、趣味の良い配色やディテールゆえ、これまでもこれからも長い間付き合いたいと思える一枚とのこと。

PROFILE

Fukui Eiji
モデル

1995年生まれ、京都出身。ドンナモデルズ所属。日本のみならず、韓国やイギリスなど、多くの海外エージェントにも所属し活躍。イラストレーターとしても活動し、これまでアパレルブランドとのコラボレーションも行っている。
Instagram:@insta_eiji

愛嬌のあるディテールを生かして
シネマティックな着こなしを楽しむ。

Fukuiさんが〈マーガレット・ハウエル〉の服で特に惚れ込んでいるポイントは、ナチュラルで着心地がよく、時代や歳を重ねても長く着続けることができるデザイン。「どこかノスタルジックな映画に出てくるような雰囲気がある」と、一昨年から愛用しているシャツを片手に語ります。
真っ白というよりナチュラルに近い色味で、アースカラーのアイテムを好んで着るFukuiさんの琴線に触れました。春や秋など涼しい時季は、ブラウンのジャケットをはおって上品に着こなし、夏は大きめのボタンやアシンメトリーなフロントポケットなどの表情のあるディテールを生かして、シンプルにさらりとスタイリング。一年を通して、一枚でもインナー使いでも活躍しているようです。

PROFILE

江﨑文武
音楽家

WONKやmillennium paradeでキーボードを務めるほか、King Gnu、Vaundyなど数多くのアーティスト作品にレコーディング、プロデュースで参加。その他、劇伴音楽の制作や音楽レーベルの主宰、芸術教育への参加など、さまざまな領域で活躍する。2021年、ソロでの音楽活動をスタート。
Instagram:@ayatake

日常になじむ気品溢れる逸品と
一緒に時間をともにしていきたい。

日常的に襟のないシャツを愛用しているという江﨑さん。シャツを“作品”と呼び、自ら“収集癖がある”と語るほど、さまざまなシャツを買い、コレクションしています。そのなかで、2年前に出会った「MH50 ARCHIVE SHIRTS」は、「特にコバステッチの処理がとても美しく、着続けることで生まれる経年変化も楽しみ」と、精巧に作られた逸品と好評価。いまでは〈マーガレット・ハウエル〉に、質のいいシャツを手掛けるブランドというイメージをもつほど。「タイムレスという言葉がぴったりですね。どの作品も家具のように日常に溶け込み、長く愛することができます」 アルチザンの手仕事感とともに着古し感をもち、気品を失うことなく仕立てられている〈マーガレット・ハウエル〉のシャツに、江﨑さんはこれからも注目しています。

PROFILE

脇山修平
「フイナム」編集部

1989年生まれ、東京都西部出身。フイナムのなんでも担当として、日々いろいろな記事を制作している。自転車の故障を直さずにいたらお腹が出てきたため、最近は久しぶりにランニングを再開。

ラフにかぶるだけで
カジュアルな私服を品良く格上げ。

「昔からあるクラシックな素材やアイテムを、モダンで軽やかに仕上げている」〈マーガレット・ハウエル〉や〈MHL.〉の印象についてそう語る脇山さんは、良いものを後世に伝えてくれているブランドとして、多くのコレクションから“グッドセンス”を学んだよう。普段カジュアルな服を着ているなかで、どこか品のある服を合わせたい、上品さを取り入れたいと考えたとき、〈マーガレット・ハウエル〉や〈MHL.〉のショップを覗くといいます。ほぼ毎日帽子を被るほどのハット好きの脇山さんが見つけたのは、〈MHL.のバケットハット〉。落ち着いたカーキの色味が私服に合わせやすく、ラフにかぶれて品良く決まるところが、いまの気分にぴったり。

INFORMATION

マーガレット・ハウエル / MHL.

ホームページ
電話:03-5785-6445
時間:10:00~18:00(土・日・祝日を除く)

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