TACOS SHOP ルーティーンをこなすのが好き。


ネルシャツにショートパンツ。ウエストポーチを合わせたオールドアウトドアを意識したスタイリング。流行りのトレランシューズを合わせるのは、気取りすぎている気がしてなんだか照れくさい。トレッキングブーツを合わせてみたら、バランスよくまとまった。
ワードローブはもちろん、私生活においてもルーティンを大切にする成海さん。普段行く店も、「行きつけばかり」だと話します。
「普段はよく行く店で、お決まりのメニューを頼みます。でも飽きないんですよね(笑)。新しい場所に行きたいって願望も、旅行にもあまり興味がなくって。同じ生活を繰り返すってことが好きなんです。ルーティーンをこなしていく、それが心地良いんだと思います」


「めちゃくちゃ美味しい!」と唸るのは、麻布にあるフードトラック「440 ブロードウェイ タコトラック」のブリトー。 「ボリューミーですけど、これならペロッと食べられそうです」
5歳でデビューし、現在でキャリアは26年。これまで数多くの役に身を投じてきた成海さん自身ですが、彼女自身が演じた役柄に影響を受けたことはあるのだろうか。それを尋ねてみると、意外な答えが返ってきました。
「役と自分は重ねないです。どれも大切な役であることに変わりないんですが、撮影が終わったらすぐに忘れて切り替えるんですよね。演じている期間は、ずっとその役柄のことを考えて生きている。そうすると、どうしても自分のことがおざなりになってしまう。現場に行くとありのままの自分じゃいられなくなるというか……。だから、現場へ向かうまでの時間は絶対に守りたい。そういうときに音楽を聴いて、自分の世界に浸っていますね」
