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人は時々、現実を忘れたい。「コロナ サンセット フェスティバル 2023」レポート。
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人は時々、現実を忘れたい。「コロナ サンセット フェスティバル 2023」レポート。

「コロナ サンセット フェスティバル 2023」。日本では沖縄の豊崎海浜公園を舞台に、延べ13ヵ国のリゾート地で開催される世界有数のビーチフェスティバルです。4年ぶりに開催された祝祭の空間は、相変わらず抜群の美しさを誇ります。それは景色や音楽の力だけではなく、コロナビールの自然とともに歩む姿勢や哲学によって生まれるもの。“リラックスとサンセット”というテーマを体現する二日間のレポートと、コロナビール ブランドマネージャー・曽我厚太朗さんのインタビュー。現実を上手に忘れるための、デジタル・トリップへ。いざ!

地球のための新しい取り組みを当たり前に。

視界に広がるビーチやサンセット、コロナビールにチルな音楽、海に臨むフィンランド式サウナ。魅力的な光景やコンテンツが注目されがちな「コロナ サンセット フェスティバル」ですが、それらと同じようにフォーカスしたいのが、SDGsへの取り組みです。

「ビーチで生まれたコロナビールだからこそ、自然環境との共生を掲げ、国際的な環境NGO団体『OCEANIC GLOBAL』とパートナーシップを組んで環境配慮型のフェスのあり方を模索しています」

使い捨てプラスチックを使用しない、フードロスをなくす…。そうしたサスティナビリティ基準を取り入れることに加え、エコにつながるアクションが楽しくなるような仕掛けや、マイボトルに水を無料で補充できるウォーターステーションの設置など、このフェスの美しさは次世代型の仕組みや思想にあると言えるでしょう。

「フェスでプラスチックゴミが出てしまうのを避けるのは、とても難しいことなんです。今回、おそらく日本では初めて100%アルミでできたドリンクカップを導入しました。サスティナビリティの基準をクリアしながら、手にして特別感が得られるようなファッショナブルなデザインに仕上げています。コストはかかってしまいますが、このフェスをきっかけにアルミカップが広がっていくことを期待しています。

SDGsのアクションは、自分たちだけで完結するのではなく、関係する全てのパートナーと力を合わせて進めていくことが大事。アルミカップという選択肢が広まって、コストが下がり、新しい選択肢になっていけば嬉しいですね。それに、手に持ったとき、冷たくて気持ちいいんですよ」

日本は環境後進国。だからこそ、グローバルの基準から学ぶべき点はたくさん。サスティナブルの観点に限らず、会場を歩いていると、海外と日本の文化が混ざり合っているような感覚になります。まるでコーチェラの参加者のように、自由な装いを楽しむ人も。沖縄の歴史に立脚する、独自のちゃんぷるー文化の影響も色濃く感じます。なぜこの場所で実施を決めたのか、曽我さんはこう語ってくれました。

「日常から離れる、ということの価値をぼくたちは大事にしていて。例えば東京から来る人にとって、沖縄に来るのは間違いなく手間がかかること。でも、日常の心地よいルーティンから抜け出した先に、もっと楽しい体験があるってことを伝えたいんです。人生が面白くないと感じるときって、自分の心地良い場所から出ていないときなんじゃないかなって。コンフォートゾーンからの脱却を、あくまでリラックスしながらやってみるということですね。

沖縄は独自の歴史を持っていて、さまざまな文化が混じり合っています。そういう場所だからこそ、他にはない、ここならではの空気がある。それを大切にしたいと思っています」

波音とライブが同時に聴こえるフェスの贅沢さは、他には見当たりません。

「“リラックス”という要素を軸に、グローバルアーティストから国内のアップカミングなアーティストまで、コンセプトに沿った方々に出演してもらっています。盛り上がる瞬間も非常に重要ですが、ゆったりと揺れながら楽しめる時間を大切にしたいんです」

出演するアーティスト自身が、他のフェスでは見せないような、穏やかで開放的なライブを披露してくれるのも、「コロナ サンセット フェスティバル」の魔法によるものでしょう。

「お客さんも、アーティストも、そして運営の自分たちも、日常の鎧を脱ぎ捨てるような感覚でこの場所にいる。それが何よりの価値なのかなと思います。来年も、その先も、こういう価値を提供し続けていけたら、と思っています」

INFORMATION

CORONA SUNSETS FESTIVAL

www.corona-extra.jp/sunsets-fes/

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