何十年と変わらない、決めつけない自然体。
なるほど、たしかに藤原ヒロシさんが半袖のTシャツで外を歩いている姿は、あまりイメージにない気がします。パッと頭に思い浮かぶのは今日のファッションみたいな感じだし、その自然体な印象は何年も前から変わりません。
「基本的に服は友達と作っているものを着ていますし、好きなものは変わらないのでずっと同じ格好をしています。時代やトレンドによって自分のスタイルを変えることもないです。例えば白しか着ないとか黒しか着ないとか、そういう決め事を自分の中に設けているわけでもなくて、なにかを決めつけずに、その時々に好きなものだったり、友達と作ったものを着ていますね。ときには派手なカラーの洋服がほしくなったりしますけど、基本的にデザインや洋服の色などについてはあまり考えないようにしています。自分のスタイルを決めつけないというのは、何十年も変わらないことです」
取材に持ってきていただいたアイテムも、友達と作った洋服や、変わらず買い替えながら着用し続けているものばかり。そして服に関しては、気になるこんなこだわり(?)も。撮影のためにパンツやシャツにアイロンをかけていたら「ぼくは(アイロンを)かけないですけどね。シワや汚れも気にならないです。むしろ、男性1人暮らしの方ってアイロンを持っているんですか? 統計を取ってもらいたいですね(笑)」なんて会話に。そんな話を聞きながら、“定番”や“マスターピース”などカテゴライズとは違うベクトルでの、藤原ヒロシ流儀のマイルールを感じずにはいられません。どのアイテムも俯瞰して見ると、藤原ヒロシさんならではの統一感と洗練された審美眼によって選ばれたラインナップであることが、十二分に伝わってくるのも事実。「友達と作った」とさらりと言うそのアイテムたちも、ファッションシーンに強い影響を与えるものばかりです。そんな話を聞きながら、ここからは撮影時のスタイルと、9つのカテゴリーからいまのムードを紹介したいと思います。




「トップスは<ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)>のニットで、いろんな色を持っています。インナーはウェンディーズ、チェーンは<ブルガリ(BVL GARI)>ですね。スニーカーは<ナイキ(NIKE)>ばかり履いているので」と教えてくれた本日のスタイル。<ナイキ>のブレーザーは藤原ヒロシさんのお気に入り。インナーに着用されていたウェンディーズのTシャツは週末のみ営業しているショップの「ウィークエンド」で展開されていた<ウィークエンド シークエル(weekend sequel)>とのコラボ作。デニムは<シークエル(SEQUEL)>です。
