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川島小鳥が撮る、マーガレット・ハウエルを纏った臼田あさ美と井之脇海。前編
Just wanted to see you wearing MARGARET HOWELL.

川島小鳥が撮る、マーガレット・ハウエルを纏った臼田あさ美と井之脇海。前編

良質な素材にこだわり、モダンでシンプルなデザインに落とし込む。一見簡単な言葉ですが、実現するのは至難であることは周知の通り。この言葉を長年にわたって実現してきた〈マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)〉とそのカジュアルライン〈MHL.〉は、時代や世代を超える服を生み出し続けています。そんな服を着た臼田あさ美さんと井之脇海さんと共に、海沿いの街へショートトリップ。物語の始まる予感がする二人の断片的なイメージを写真家・川島小鳥さんが切り取ります。

  • Photo_Kotori Kawashima
  • Styling_Ayano Nakai
  • Hair & Make-up_Taeko Kusaba
  • Text_Shinri Kobayashi
  • Edit_Shuhei Wakiyama

二人にとってのマーガレット・ハウエル。

デザイナーのマーガレット・ハウエルさんは、自身のことをファッションデザイナーではなく、クロージングデザイナーと呼ぶそう。それは、自分たちがやっていることは「衣食住の衣をつくっている」という自負があるからでしょう。

目指すのは、ファッションとしてというよりは、日常の生活で着やすく、動きやすい服。無駄のない洗練されたデザインは一目で伝わってきますが、ディテールまで目を配ると、心地よい風合いや機能性を持つ素材が計算されたカッティングで仕立てられているのが分かります。

では、実際に袖を通した服を二人はどう感じたのでしょうか?

ー〈マーガレット・ハウエル〉には、どんなイメージがありますか?

臼田:私物でも、スエットのワンピースやサボなど〈マーガレット・ハウエル〉と〈MHL.〉の服をいくつか持っていますが、一生物のブランドだと感じています。というのも、毎年自分のワードローブに登場して、実際にガンガン洗濯しながら使っていて。そういうことからも、トレンドだけのブランドではなく、長年愛用できるものだということが伝わってきています。

井之脇:ぼくは持っていなかったので、今回初めて触れることを楽しみにしていました。実際に着てみたら、肉厚のアイテムを着ていても可動域がちゃんと設計されているからか、まったく窮屈さがなく、“柔らかい服”と感じました。あとはシームレスに…たとえば家の中でもいいですし、カジュアルな場所でも、少しフォーマルな場所でも、いろんなシーンで着られる服でいいなと。まさに生活に寄り添っているブランドだと思いました。

臼田:場所もそうですし、いろいろな服に合わせやすいですよね。最近はサボにタイダイのような派手な靴下を合わせるのがすごく可愛いと思っていて。そのときの自分の好きな服に合わせられるから、同じアイテムでも毎年新鮮な気持ちで着られるのかもしれません。

ー小鳥さんに撮りたい人を伺ったときに、お二人の名前があがりました。臼田さんの場合は写真集なども撮っていますが、小鳥さんとは長いんですか?

臼田:思い返せば初めて撮ってもらったのは、15年前でした。とはいえ、お仕事でというのは意外と少ないかもしれません。写真集も最初はどうする予定でもなく、一緒に旅行へ行ったり、遊んだりするたびに撮ってもらっていたのが本になった感じなんです。なので、今日もいつもの感じで撮ってくれていたと思います。あ、でも今日はちょっとテンションが上がっていた気がします。珍しく、ちょっと太めの声で「いい!」と連発していたので(笑)。多分、井之脇さんのおかげでしょうね。

ーサスペンダーを引っ張ったところでもそうでしたね。あれは甘酸っぱいような、いい写真ですね。

井之脇:ぼくはお名前を存じ上げていましたし、写真も拝見していたんですが、いままでご一緒する機会がなくて。でもある日、写真家の友達二人と話していたときに、たまたま川島さんの話しが出て、「すごく井之脇くんに合いそう」と。そのちょうど次の日にこのオファーをいただいたんです。

ーすごく運命的ですね。

井之脇:不思議だなと思いつつ、とても楽しみでした。実際に今日はフラットにいられて、カメラの距離感とかもまったく気になりませんでした。それは何回もご一緒されている臼田さんのおかげもあると思いますが、すごく楽しかったですね。

INFORMATION

マーガレット・ハウエル / MHL.

電話:03-5785-6445
ホームページ

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