コンビでメガネ。
ーファッションもですが、メガネに関しても、参考にするのは海外のラッパーですか?
長谷川:ずっとヒップホップの文化が好きだから、そうなっちゃいますね。それこそスパイク・リーだったり。でも、スパイク・リーが掛けてる丸いメガネも、サイズ合わないんですよ…。
ー第1に、サイズってことですね。
長谷川:そうですね。
ー相方のじろうさんも、メガネを掛けてらっしゃいますよね。
長谷川:相方もたくさん持ってますね。相方も最近はちょっと、奇才ぶりたいのかなっていうのがあって、奇才メガネをここんとこ掛けてます。
ー事実、奇才ですものね。
長谷川:思いましたよ、「あ、こいつ奇才メガネ掛け出したな」って。
ー(笑)。
長谷川:相方の丸メガネなんですけど、掛けはじめたときに、恥ずかしそうにしてたことがあったんです。どうしたの?って聞いたら「このメガネ、めちゃくちゃいじられるから嫌だ」って。たしかに「滝廉太郎やん」ってめっちゃいじられてたんすよ(笑)。 でも俺が「お前は絶対そのメガネした方がいい」って。掛けつづけたらその顔になるからって、掛けさせたんですよ。そしたらもう、すっかり奇才メガネになっちゃって。
ー長谷川さんの後押しがなかったら、あのメガネを掛けてなかったんですね。
長谷川:気持ちはわかるんですよ。俺も服とかいじられてる時期があったんで、そうなると着たくなくなっちゃうんですよ。そんなんでウケちゃったりなんかしたら、余計に。
ーなるほど。
長谷川:でも、続けたら馴染むんで。
ーじろうさんとはファッションの話もされるんですか?
長谷川:あいつ、ファッション何年前にやめたかな〜。まだね、コンビ組みたての頃は頑張ってたんすよ。でも、若い頃に全然金がなくなったときに、麻雀、パチンコ、ファッションのどれを捨てるかってなったら、ファッション捨てたんすよね、あいつはね。
ーコンビのどちらもがメガネを掛けてるっていうのも、キャッチーですよね。
長谷川:最初は「おぎやはぎさんの真似」みたいに言われてたんですけど、でも、まぁいっかみたいな。あとね、メガネ掛けてる芸人さんもそんなに多くなかったんですよ、今は結構多いですけど。
ー昔はオシャレだけでなく、メガネすらも良くないとされていたんですね。
長谷川:お笑い的に表情が見えないからとか、目線がわかんないからとか、言われてたらしいですよ。