FEATURE
Shopping Addict 2024 July 〜編集部員のお気に入り〜 後編
Shopping Addict.

Shopping Addict 2024 July
〜編集部員のお気に入り〜 後編

暑い暑いといっていたら、7月ももう終わり。暦の上では晩夏へと差し掛かっています。とはいえまだまだ終わらない夏、編集部員の物欲も止まるところを知りません。今月のラインナップから、目ぼしいアイテムが見つかるかも⁉︎

常重直也
加藤誓也
須藤結理
竹田崇真
柴山英樹
安田天音
LINE UP
  • 常重直也
  • 加藤誓也
  • 須藤結理
  • 竹田崇真
  • 柴山英樹
  • 安田天音
01 20
常重直也

姿勢改善。

この暑さで、もともとの出不精にさらに拍車がかかり、休日は家から1歩も出ない日もしばしば。で、何をしているかというと、YouTubeで「猫背」「巻き肩」「反り腰」などと検索して、ストレッチ・ヨガに励んでいます。そういうのに無縁な人生を送ってきましたが、案外いいもんですね。

Columbia

コロンビアのサンシェード付きキャップ

弱点を死守!

長髪なので基本的に首は髪の毛で隠れているんですが、こうも暑いと束ねずにはいられません。そうなると気になるのが、普段隠れているがゆえに熱耐性を持ち合わせていない首への直射日光。ジリジリと照りつける陽射しから弱点を守るように手を伸ばしたのは、〈コロンビア〉のバッドアックスパスシェイドキャップ、いわゆるサンシェード付きキャップです。見ての通り、後部にはブランド独自のサンプロテクション機能「オムニシェイド」を採用したUPF50(UVカット率98%)のシェードが大きめに配されていて、首から耳の横にかけて幅広く陽射しをブロック。アジャスター付きなので、風を受けて飛ばされる心配も無用です。しかもこれ、なんと洗濯機で丸洗い可能。こんな猛暑にあつらえ向きの、至れり尽くせりなキャップというわけです。
各¥6,160

コロンビア
columbiasports.co.jp

TALKING ABOUT THE ABSTRACTION

トーキング アバウト ジ アブストラクションのTシャツ

待望のブランド再始動!

2001年に古着オタクの市原直樹氏によって大阪で創設され、ブランド設立20周年を間近にして活動休止していた〈トーキング アバウト ジ アブストラクション〉がついに復活。世界中のヴィンテージウェアや民族衣装、アンティークからインスパイアされたコレクションはそのどれもがインパクト抜群で、再びこのブランドのアイテムに袖を通せることに、まずは感激です! そんな、4年の時を経て世に放たれる今回のコレクションのなかからぼくが選んだのは、裏表ともに大きくデザインが施されたこちらのTシャツ。グランジシーンを追い続けた写真家・チャールズ・ピーターソンが切り取る在りし日のカート・コバーンが、手作業で抜染されたTシャツに堂々とプリントされています。デジタルとアナログが融合することで独特な存在感を放つ久しぶりの新作、ブランクなんぞ微塵も感じません。
¥24,200

トーキング アバウト ジ アブストラクション
Instagram:@talking_about_the_abstraction

Rawlings® × THE STAND fool so good(s)

ローリングス × ザ スタンド フール ソー グッズのキーホルダー

思わず湯もみしたくなる。

小中高と野球部だったこともあり、これまでにたくさんの野球関連グッズに手を出してきました。でもこれ、見てください、もうホントにビックリ。ここまで精巧なつくりのグッズに出会ったのは初めてです。それもそのはず。このグローブ型キーホルダーは、野球用品メーカーの雄〈ローリングス〉が天然皮革を使用し、グローブと同じ工程で製作した同メーカー史上最小のグローブなんだとか。仕掛けたのは「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」内に店舗を構える「THE STAND FOOL SO GOOD(S)」です。同ショップでは、かねてよりMLBオフィシャルコーナーを設けて、純金のチャンピオンリングやメッキ素材のネックレスなど、野球関連のユーモラスなアイテムを数多く展開していたのですが、ついにグローブそのものを小さくしてキーホルダーにしてしまいました。いやはや、ディレクターの熱意が凄まじい…。そして職人の技術に脱帽です。(※ 1点1点手作業でつくられているため、それぞれデザインが異なります。)
各¥7,800

ザ スタンド フール ソー グッズ
Instagram:@thestandgram

KEIMEN

カイメンのソックス

五穀豊穣の願いを込めて。

古くから日本に伝わる、”雷が多いと豊作になる”という言い伝えをご存知でしょうか? これ、あながちただの迷信ではないみたいで、どうやら放電による窒素固定やプラズマによる光合成促進が作物によい影響を与えてくれるんだとか。で、「稲」にとって豊作をもたらす良き伴侶、つまり「妻」のような存在ということで雷を「稲妻」と呼ぶようになったそう。前置きがすごーく長くなってしまいましたが、そんな「稲妻」というワードが配されたこちらのソックスは、農業から着想を得たアイテムを数多く展開するブランド〈カイメン〉の足袋ソックスです。畑オタクたちの目に映る世界から発信されるプロダクトは、土いじりに適するように考慮され、日常着としてはもちろん、そのまま「農」や「畑」でも活躍する代物。汚れやすい箇所をトレースし、汚れを目立たせないよう黒い糸で縫っていたり、疲れを少しでも軽減できるように足底の生地には厚みを持たせていたり、随所に“ならでは”の工夫が光る考え抜かれた逸品なのです。
各¥3,080

カイメン
Instagram:@keimen_products

加藤誓也

夏の風物詩。

扇風機、風鈴、蚊取り線香。いわゆる夏の風物詩と呼ばれるものがこの世にはたくさんあります。それを差し置いて自分が一番夏の訪れを感じること、それは行きつけの理容室での“ミントシャンプー”です。何よりも「夏がきたなー」って気持ちになります。今年も夏、たくさん感じていきましょう。

Wrangler

ラングラーのジャケット&パンツ

育てたくなるセットアップ。

レザーのセットアップ? と思う方もいるかもしれませんが、こちらは特殊なコーティングが表面に施されたデニム生地なんです。来たる9月に〈ラングラー〉からドロップされる新作は、初見のインパクトが強く、季節の変わり目に袖を通したくなるまさに主役級の仕上がり。ジャケットは2ndモデルの「11MJZ」からマイナーチェンジして誕生した「24MJZ」をベースに、ブランドの真骨頂である「BROKEN DENIM」で構築されています。着れば着るほど身体になじみ、経年変化による独特な表情が楽しめるのもこの類のアイテムの大きな魅力。70年代をイメージしたというだけあって、着丈は短め、サイジングはあえてジャストに設定されています。象徴的なフロントの4ポケットやバックのアクションプリーツも健在で、他とは一線を画すデニムのセットアップとして多方面から注目を集めそうな予感が! 単品使いはもちろんよさそうだけど、玄人はぜひとも上下で! 秋は短いので、何を狙うかいまのうちに目星をつけておくのが吉といえそうですよ。
ジャケット ¥33,000、 パンツ ¥19,800

エドウイン・カスタマーサービス
0120-008-503
wrangler-jeans.jp

OBEY

オベイのシャツ

猛暑日こそ。

35℃を超える猛暑日が続いていて、少しでも涼しい格好でいたいけど、おしゃれは楽しみたい…。そんな方におすすめしたいのが、ざっくりと編み込まれた見るからに通気性のよさそうな〈オベイ〉のシャツ。ホワイトとライトブルーの2色展開で、清涼感溢れるカラーリングはこれからの時期にもってこいです。〈オベイ〉というと、独創的でキャッチーなグラフィックのイメージが強かったのですが、最近はこのように誰でも着用しやすいシンプルなデザインを採用したアイテムも。ドライな肌触りが癖になるリネン素材セットアップや速乾性に優れたショーツなど、個人的にも気になるものがたくさんあるブランドです。いままで販路はオンラインストアが中心でしたが、4月に待望の旗艦店が原宿にオープンしたので、フルラインナップが実際に店頭で手に取ることができるようになりました。そんな「OBEY TOKYO」では、店内でドリンクも販売されているので、淹れたてのコーヒーを片手に、暑さに負けない夏の一張羅を探してみては。
¥19,800

オベイ トウキョウ
東京都渋谷区神宮前4-26-28 JUNK YARD 2F
03-3402-0831
obeyclothing.jp

CLARKS ORIGINALS

クラークス オリジナルズのブーツ

まさにドンピシャ。

いままで専らスニーカーばかり履いていたけど、30代になったら急に革靴というものに興味を持ち始めました。日頃からゆるめのシルエットの洋服を着ることが多いので綺麗すぎるのは自分のスタイルに合わなそうだし、「無骨さがありながらも洗練された万能なシューズがあったら…」なんて思いながらも、なかなか手が出せず。ですが、ついに出会いました。そんなわがままを解決してくれる1足に。それは、〈クラークス オリジナルズ〉から新たに登場する「DESERT TREK XL」です。最大の特徴としては、古き良き時代を彷彿とさせるクラシックなデザインと、現代におけるさまざまなフィードに対応するこだわり抜かれた実用性の高さ。屈強なレザーアッパーと高次元の軽さとクッション性を両立したクリーテッドEVAソール、ステップヒールが組み合わされているので、たとえ厳しい環境下でも大事な足を守ってくれて、しかも履き心地は常に快適。ブランドの名作はたくさんあるけど、この「DESERT TREK XL」も大いに人気を呼ぶことでしょう。カラーはブラックとブラウンの2色が登場予定ですが、自分はこちらのカラーに1票。
¥33,000

クラークス ジャパン
03-5411-3055
www.clarks.co.jp

REVOMAX

レボマックスのボトル

自分だけのマイボトル。

革新的な発明を通して人々の生活をより豊かにする〈レボマックス〉から紹介したいのは、数あるプロダクトの中からボトルとキャップを自由に組み合わせることができるサービス「BY YOU」でカスタマイズした、こちらのボトル。266ミリリットルから950ミリリットルまでシチュエーションに応じて多彩な使い方をすることができる6サイズが展開されています。週一の楽しみであるフットサルの時に使えるボトルを探していたので、自分が選んだのは2番目に大きい592ミリリットルのタイプ。フットサル場まで自転車で20分移動するのですが、家を出る時にいれた冷えた水が、さっきいれたかのように冷たいのです。これは外気温に影響されにくい真空断熱2層構造によるもので、温かい飲み物は18時間、冷たい飲み物はなんと36時間も保冷・保温できるそう。また、キャップは国際特許を取得した独自構造を採用していて、ワンタッチで開閉できるだけでなく、しっかりと密閉してくれるのでバッグの中で中身がこぼれる心配もありません。キャンプやフェスでも活躍すること間違いなし。
本体 ¥5,720、 シリコンカバー ¥1,100

レボマックス
store.cored.co.jp/pages/revomax-home

須藤結理

宇多田ヒカル。

歓楽街で薄く流れる彼女の歌も、高田馬場のジャンクショップで粗く流れる彼女の歌も、家で爆音で流す彼女の歌も、その全部に生きる活力をもらっていたのですが、さいたまスーパーアリーナはその何百倍ものエネルギーに溢れていました。謙虚でタンクトップが似合うヒッキーが好きです。25周年おめでとう!

Allege.

アレッジのVネックニット

いいネック具合。

〈アレッジ〉は「クローゼットのなかにいつもあるようなスタンダードなアイテムを」というコンセプトのもと、日常着の可能性を肩肘張ることなく探っていく、そんなブランドです。秋冬新作のなかでも、特にこのVネックニットがフイナム読者に刺さるのでは無いでしょうか。襟、裾、袖、それぞれリブの詰まりがデザインとして効いていて、見たことがある形なはずなのに新鮮な表情。ネックと骨格の相性問題はいつの時代も付きまといますが、これほど浅いVならクルーネックのようにも使えるし、そもそもネック論争に参戦しない立ち位置にありそう。こっくり深い赤とカジュアルなネイビーはきっと枯葉や雪が似合います。結局こういうアイテムがクローゼットの10年選手とかになっていくのだろうなと思いながら、引き続き〈アレッジ〉を追いかけたいと思います。
¥35,200

カラーズ
東京都渋谷区神宮前5-36-6 KARI3E
03-5778-3782

POLYPLOID

ポリプロイドのジャンプスーツ

似合いたい。

ジャンプスーツをさらっと着れるひとと着れないひとの間には大きな壁があると思うのです。たとえモノがよかったとしても、着用者次第で着させられている感、もっと言えば粗野な作業着感が出てしまう、大変難しいアイテムなのです。つまるところ、ジャンプスーツは着用者自身のそれまで築き上げたスタイルが試されるアイテム…というのは私の大げさな解釈ですが、あながち間違っていないはず。今回紹介するのは〈ポリプロイド〉の新作ですが、初めてこれを着こなすために日々自己鍛錬をせねばと、背筋がしゃんとしました。「ウールトロピカル」という細番手のウール糸を採用した平織薄手のストライプスーツ生地で、身体を動かしたときの凜としたハリ感が美しい。品がありながら、雑に腕をまくったり腰に巻いたり、さらに古着を合わせたくなる度量の広ささえ感じます。ああ、こんなジャンプスーツが好きだし、似合いたい!
¥88,000

online.poly-ploid.com

HEREU

へリューのサンダル

花咲くローファー。

3年ほど前に初めて買った〈へリュー〉の靴底を貼り替えました。こんなことは初めてです。ファッション好きの端くれでありながら、靴に関しては履きつぶして履きつぶしての繰り返し。恥ずかしいほど愛のない付き合い方をしてきました。なので、これほど長く履きつづけようと思えるブランドが見つかったことは心底嬉しいわけです。と私情はここまでにして、新作をば。形はこれまでブランドが出していた定番のローファーですが、全体にフラワーモチーフが施されていて革とも相まってスパイシーな雰囲気。ちなみにこの文様は、コレクションテーマである地中海の田園風景や、スペインの田舎町にある家の壁紙をイメージしたそう。エンボス加工をしているので、歩くごとにその表情が出るのもおもしろい。単体で見ると一見派手にも見えますが、服と合わせることで気の利いた脇役に徹してくれます。ああ、こんな手札もあるのかとより一層〈へリュー〉が好きになりました。
¥83,600

へリュー ジャパン オフィシャル オンラインストア
hereustudio.jp
※オフィシャルオンラインストアではDARK BROWNのみの展開

ONE EAR BRAND

ワンイアーブランドのバンダナ

小宇宙かな。

汗を拭きたいとき、日を避けたいとき、服装が物足りないとき、あらゆる場面で活躍する万能さに加え、小さなフィールドだからこそ際立つデザインの個性。バンダナには、ハンカチとも、スカーフとも違う、果てしない可能性を感じています。これまでは古着屋でちまちま集めていたのですが、新品ブランドで見つけてしまったのでご紹介を。〈ワンイアーブランド〉は大阪を拠点に活動するバンダナ専門家のジョナサン・ルカセックが立ち上げたブランド。カスタムメイドの生地を使用した片耳バンダナで日本製。日系アメリカ人のユリカ・チェリセ・シカイというアーティストが絵柄を描いていて、そのデザインの豊かさには驚かされるばかりです。左から、〈エルエルビーン〉と〈柳宗悦〉からインスパイアを受けた1枚、蛾や繭の美しさを表現した1枚、“もののあはれ” な桜モチーフの1枚(こちらのみイタリア人のイラストレーターアレッシオ ヴィテーリによるもの)。ここでは到底語りつくせないので、詳しくは公式HPでどうぞ。このブランドのおかげで、日本におけるバンダナの裾野が広がりそうな予感がします。
左から¥8,800、¥11,000、¥8,000

ワンイアーブランド
oneearbrand.com
Instagram:@oneearbrand

竹田崇真

来たか、新時代。

発売から1ヶ月が経った「Apple Vision Pro」、ようやく体験しました。噂には聞いていましたが、とんでもないですね。目の前に飛び出してきた恐竜がリアル過ぎて、体をのけぞらせてびびってしまいました。いま頭のいいひとたちは、この技術をどうするこうすると考えていると思うのですが、どんな未来がやってくるのか待ち遠しいです。でも一方で、ライブやスポーツ観戦だったり、現場に行くことのよさもやっぱりあるよなと、同時に思いました。

GRIP SWANY

グリップスワニーのショーツ

ショーツ × ポーラテック。

ショーツなのにポーラテック。ぼくも最初は頭に?が浮かびましたが、そんな珍品をつくったのは〈グリップスワニー〉。夏だからポーラテックは暑いんじゃない? という声も聞こえてきそうですが、これが不思議なもので、ショーツだから風が抜けるし、素材の特性上、肌なじみはやわらかく、汗をかいてもべたつかないから、穿いてみるとその快適さに気づきます。あと、肌に接してる面は適度なあたたかさがあって、冷房ガンガンの室内にいるときなんかはすこぶる便利。ファッションアイテムとして穿くのももちろんよしですが、個人的にはパジャマ兼ワンマイルウェアとして使うのがおすすめです。いまの時期なら、高地で開催されるようなフェスにもちょうどよさそう。昼夜関係なくこれ1枚ですみますし。
¥10,780

グリップスワニー
www.grip-swany.co.jp

MONOLITH

モノリスのトートバッグ

トートバッグの最適解。

これまで仕事用のバッグはバックパック一択でした。ただ、パソコンなど荷物をいろいろ入れているとそれなりのボリュームになって、電車やクラブのような人混みが多い場所で動きづらさを感じることも。そんなときに頂き物のトートバッグを試しに使ってみたら、その取り回しのよさにはじめて気づきました。個人的にはお土産のようなトートバッグが好きですが、パソコンを入れることもあって生地と持ち手がしっかりしていることが大前提。そんな条件にマッチしたのが、〈モノリス〉のそれでした。外側にスマホなどの収納に便利なマグネットタイプのポケット、メインコンパートメントにはPCスリーブ、iPadやメモ帳などを収納できる多様なオーガナイザーポケットを備え、編集者に必要な持ち物をストレスなく持ち運ぶことを可能にしてくれます。オールブラックの無味無臭なデザインもコーディネートを選ばず、毎日使うバッグとしてこれ以上ない仕上がりに。荷物を多く持ち運ぶときはバックパック、ひとが多い場所に行くときはトートバッグ、みたいに二刀流でやっていこうかと思います。
¥31,000

モノリス
www.monolithpack.com/shop

ayame

アヤメのメガネ

メガネ、復帰戦。

3年前にメガネをなくしてからは、必要なときにだけコンタクトをつけるようになりました。ただ、そうしていると、不意に映画館に行ったりするときに困ることもしばしば。ということで、メガネに復帰しようかなと思い始めました。前に持っていたものはクラシックなチタンのボストン型だったので、もう少し変わったものをと思って手に取ったのは〈アヤメ〉の「CENT」。フロントを横切るブロウラインがアイコニックで、一見主張が強すぎるようにも感じますが、目と眉が離れ気味な自分にとっては、このデザインが顔なじみをよくさせてくれます。あと、やや垂れ気味のシルエットが顔を柔和な印象にしてくれる気も。もう2,3ヶ月はTシャツ1枚で過ごす気候が続きそうなので、ファッションの遊びはメガネに任せようかなと。
¥49,500

アヤメ
ayame-eyewear.com

PESCALLY

ペスカリーの靴下

漁師の知恵。

ここ毎日、渋谷駅から会社まで10分程度歩くだけで汗が滝のように吹き出します。それは足も同じことで、蒸れるのはもちろん、1日の終わりには臭いもやっぱり気になる。だから、夏を乗り切るための靴下を探していたところ、〈ペスカリー〉というブランドに行きつきました。名前に込められた意味は“漁師さんを助ける”。船の上でハードに働く漁師さんから靴下に対する悩みをヒアリングし、それを解決したのがこのブランドのプロダクトというわけです。今回ピックアップしたショートタイプのこちらは、和紙をベースにした素材を採用。吸水速乾、軽量性、通気性に優れ、肌触りはサラッと。1日中履いても蒸れが気になることはありません。あと、これは個人的な所感ですが、つま先と踵、足底パイルになっていて、そのクッション性のおかげで、シューズの履き心地を向上させるような効能もあるような気がします。とにもかくにも、夏の靴下にお困りなら、〈ペスカリー〉は一度試してみる価値ありです。
各¥1,760

ペスカリー
store.sukeno.co.jp/pages/pescally

柴山英樹

毎年焼けるフイナムの夏。

トレイルランニングのレースに撮影と連日山にいたので、東南アジアの少年ばりに日焼けしました。思い返すと去年は「ととけん」のオープン準備で浜町周辺を練り歩き、一昨年は「フイナム×サロモンの夏遊び巡業」でレース三昧。フイナム編集部で過ごす夏は、毎年日焼けします(笑)。

Graphpaper

グラフペーパーのシャツ

さらに大きく。

かれこれ7〜8年着ている〈グラフペーパー〉の大定番「Broad L/S Oversized Regular Collar Shirt」。ブロード生地を用いた上質な見た目と軽く柔らかな着心地で、年がら年中愛用しています。素材感だけじゃなく、ラフに羽織れるビッグシルエットも気に入っていたのですが、これまでのフリーサイズをひとまわり大きくした新サイズが登場したそう。そんなニュースをキャッチし、すぐさま入手したのがこの一枚です。従来に比べてアームホールと身幅が極端に広くなり、ヨークは低めの位置に設定。細かなディテールが調整されているためか、かなりのオーバーサイズながらも品よく、丸みを帯びた収まりのいいシルエットに。このサイズ感がゆえに風通しもよく、いまの季節ならショーツとの相性も抜群。もう一枚買い足すとしたらどのサイズを選ぶか、悩ましいところです。
¥28,600

グラフペーパー 東京
03-6381-6171
graphpaper-tokyo.com

On

オンのタンクトップ

夏のランはこれで。

暑い。とにかく暑い。外を歩くだけでも汗が吹き出すとあれば、ランニングウェアのクールビズは必須でしょう。日没後でも「袖なんか要らない」と思えるほど汗ばむので、そろそろタンクトップを買い足そうかなと思っています。今回ピックアップした〈オン〉のこちらは、軽量かつ速乾性に優れたストレスフリーな一枚。ボディにリサイクル素材が92%も採用されるなど、環境への配慮も十分にされています。極め付けは、無駄のないミニマルなデザイン。個人的に〈オン〉のアパレルはどれも洗練された印象で、上下で違うブランドを合わせても気にならないのがポイント。シューズのイメージが先行しがちですが、ウェアもオススメです。
¥5,830

オン・ジャパン
on.com

ASICS SportStyle

アシックス スポーツスタイルのスニーカー

飽きないレトラン。

メッシュ、レザー、シルバーパーツ。アッパーのつくりが複雑だからこそ何通りものカラーリングが考えられ、色を変えるだけで全く違う表情を見せてくれる。レトロランニングシューズを何足も欲しくなってしまう理由は、この点に尽きるかなと思っています。今夏リリースされる「GEL-NYC」の派生モデル「GEL-NYC 2055」も然り。「GEL-NYC」といえば、これまでブラックやグレーなどのクールな色味が多かった印象ですが、ホワイトを基調に淡いブルーやピンク、橙色を差し色に使うことで優しく爽やかなデザインに。夏の軽快なスタイルはもちろん、ダークトーンになりがちな秋冬のアクセントにもなってくれるはず。レトロランニングシューズはやっぱり飽きません。
¥17,600

アシックスジャパン カスタマーサポート部
www.asics.com/jp/ja-jp/mk/support/contact

TELIC

テリックのスニーカー

実はスニーカーも。

梅雨明けが発表されたものの、なかなかパッとしない東京の天気。一部ではあのスポーツ解説者がパリに行っているからなんて説も流れているようですが(笑)、これから先も防水シューズは手放せそうにありません。ここで紹介するのは、〈テリック〉の「ALLROADS」。その名の通り全路面・全天候対応型のモデルで、ブランドお得意のリカバリー機能はそのままに、防水・防滑機能を搭載。独自機能のEVAを用いた厚手のミッドソールは、見た目に反して軽量で、優れたクッション性を持ち合わせています。インソールには、形態学に基づき独自開発された「フィンガーフリー」も。〈テリック〉はリカバリーサンダルだけでなくスニーカーも優秀です。
¥16,500

テリックジャパン株式会社
telic.jp

安田天音

初フジロック。

取材で「フジロック フェスティバル’24」に参加! 過酷な印象を抱いていたのですが…比較的天候にも恵まれとても楽しませてもらいました。なかでも印象的だったのは、Glass BeamsとTHE YUSSEF DAYES EXPERIENCE、そしてパレスオブワンダーエリアで観たC.O.S.A.× KID FRESINOのライブでした。

SUNDAYS BEST

サンデイズ ベストのTシャツ

世田谷のスーベニアT。

世田谷にお店を構える「サンデイズ ベスト」のオリジナルTシャツがこの夏のお気に入り。中目黒に店舗があった頃たまにお邪魔させていただいてたのですが、先日初めて移転後のお店へ。外観から内装まで、こんな家に住みたい! と思うくらいツボなんですよね。そんな「サンデイズ ベスト」だから、オリジナルアイテムももちろん好みのものばかり。ユーホーモチーフ、アニマルモチーフが落とし込まれたこのTシャツは、オーナー・横瀬裕貴さん自らがデザインしたグラフィックTシャツだそう。スーベニアTのような感覚で、ふらっと立ち寄り気軽に購入できるようなお手頃さ。このいい意味でチープな感じもまたいいんです。アメリカ古着にありそうな字体や配色も洒落ています。これぞ、ローカル感満載の世田谷で見つけたヒップなアイテムです!
各¥5,500

サンデイズ ベスト
Instagram:@sundaysbest_yok

OZISM × rig footwear

オジズム × リグのサンダル

リカバリーセッタ。

カジュアルな服装が多いからこそ、夏でもサンダル以外のシューズを履くのがちょっとしたマイルールだったのですが…。さすがの暑さに、今年はそうはいってられません。色々と探していたところ、「カバーコード」に売っていた〈オジズム〉のサンダルも気になりました。〈オジズム〉は、〈アンダーカバー〉を手がける高橋盾さんと〈ノンネイティブ〉のデザイナー・藤井隆行さんがタッグを組んで発表したレーベル。お二方が共通して〈リグ〉のサンダルを気に入って履いていたことがリリースに至った経緯なんだそう。〈リグ〉のアイテムの特徴でもあるもっちりとした足あたりはそのままに、デザインは伝統的な雪駄をベースとしてつくられているのがこのアイテムのおもしろいところです。侘び寂びを感じさせる絶妙なカラーも気高い感じでとても好み。これなら軽装になりすぎてしまう夏の装いも、すこし大人っぽく仕上がりそうです。
¥20,680

カバーコード
coverchord.com

Gramicci

グラミチのスカート

フイナム女子のみなさまへ。

スカートといえば圧倒的にミニスカだった時代は過ぎ去り、最近はこんなテイストのものが好み。パンツばかりだとたまに穿きたくなるんですよね。フイナム女子のみなさまにはご理解いただけるのではないでしょうか? この〈グラミチ〉のスカートは特殊な繊維を使用しているから、コットンのような質感とドライタッチな肌触りが心地いいのです。裾の内側に配されたドローコードを絞ると、バルーンのようなシルエットになるのがこれまたかわいい。もちろん、アイコニックなウェビングベルトもご健在です。また、フロントにはポケットも施されているので、小物もささっとしまえて便利! バッグを極力持ちたくない自分にとって、これが結構重要なポイントだったりします。個人的には、アウトドアシーンではなく街中で履きたいアイテム。靴下との組み合わせを楽しんでコーディネートするのもまた楽しそうですね。
¥13,200

グラミチ
gramicci.jp

STANLEY

スタンレーのタンブラー

ひとつで二役。

これをはじめて見たとき、自分のなかで勝手に名品認定しちゃいました。6月に新しく登場したスタンレーの「エブリデイ缶クーラーカップ」がかなり使えそうなんです。というのもこちら、缶スリーブとタンブラーをひとつで二役担う優れもの。ワン缶からキャンプまでこれひとつでOKということです! 例えばビールなんて、夏はぬるくなるからロング缶は避けがちですよね? もうその心配は要りません。350ml、500mlの缶がすっぽり収容できる2サイズが用意されているので、屋外で飲んだとしても、最後の一滴までキンキンで楽しめるのです。もちろん、ドリンクを直接入れてタンブラーとしても使用可能。付属のストローで移動中も使いやすいのが推しポイントです。夏こそ屋外での水分補給がマストですが、これさえあれば飲み物がぬる〜くなるあの不快感ともおさらばできます。
0.29L ¥4,840、0.44L ¥5,720

スタンレー
jp.stanley1913.com

関連記事#SHOPPING ADDICT

もっと見る